海外食べ歩きブログ(レシピ付)

海外で出会った美味しいもののレシピやその他の出来事をつづったブログです

Moule Marinieres ムール貝のクリームソース

 

ムール貝のクリームソース ♪

 

ムール貝は、フランスでは一番よく食べられている貝だと思います。魚屋さんはもちろん、カルフールなどのスーパーでも1kgの密封パックになっていて6€ほどで買えます。

ノルマンディー地方や、ブルターニュ地方の海辺の町に行くと、このムール貝とフライドポテトのセットのメニューをよく見かけます。もちろんパリでも食べられますよ。

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今回は、おうちでもとっても簡単にできる、このムール貝の生クリームソースのレシピをお教えします。

 

ムール貝の生クリームソース ♪

(材料2-3人分)

ムール貝 1kg 塩水につけておく

玉ねぎ 1個 みじん切り

無塩バター (ムール貝に塩分があるので) 30g

辛口の白ワイン 200cc

ベイリーフ 1枚

タイム 少々

濃い生クリーム(なければ普通の生クリーム) 100cc

パセリ 適量 刻む

 

(作り方)

ムール貝はよく洗って塩水につけて砂出しをしておく。

②深い鍋にバターを溶かし、みじん切りの玉ねぎを炒め色が透き通るまで中火で炒める。

③玉ねぎが透明になってきたら、ムール貝を入れ、ワイン、ベイリーフ、タイムを入れてフタをし、強火で2~3分蒸す。

④フタをあけて、ムール貝の口が開いているのを確認したら、ムール貝を鍋から取り出し皿に盛る。

⑤目の細かいふるいを使って煮汁をこし、そこに生クリームを混ぜて、塩、こしょうをして煮汁を煮詰める。(ムール貝の砂出しができていれば、煮汁をこさなくてもOK)

⑥皿に盛ったムール貝の上から⑤のソースをまわしかけ、パセリを振りかける。

好みでフライドポテトを添えて出す。

 

 

アーティチョークを食べてみた(その2) 実食編

 さて、実食編です。

ガクの部分は、ガクの根本に潰したポテトのようなものが少しついていて、そこを葉でしごきながら食べます。

フランス人は、ビネグレット(Vinegrette)というオリーブオイル大さじ3、バルサミコ酢大さじ1、塩、コショウ少々を混ぜたドレッシングをつけて食べるそうです。

 

さっそく試してみましたが、うーん、イマイチ。。。

アーティチョーク自体は、ソラマメのような素朴な味なので、これは単に塩がいいのでは?と思って、試してみると、ビールのつまみに大正解!なかんじでした。

他に、わさびしょう油、チリナンプラーなどもやってみましたが、どれも残念賞(笑

結局、おススメは粗塩ってことで。

さて、ガクの部分を塩につけながら、食べ進んでいくと、綿のような部分が出てきます。これが花らしい。ここは食べられないので取り除き、中からハチの巣のような丸い部分が出てきます。写真の右側の円形のやつ。ここにガッツリと実が詰まってます。

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 こちらは、残りカス。。。こうしてみると、ほとんど食べるところはないですね。

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というわけで、アーティチョークの実食を終えての感想。

・ほとんど食べるところがないわりに1個1€は、ちょっと高い。

・塩で食べればおつまみ程度には食べられるけど、その前に40分もゆでるのが大変。

ということで、人からもらったりする以外は、特に買ってまで食べなくてもいいかも、という結論に達しました(笑

アーティチョークを食べてみた(その1)調理編

私が、前から気になっていた野菜!

それは、、、

アーティチョーク!!です。

独特の形と、どこをどうやって食べるのか?と前々から気になっていました。

たまに瓶詰されたものとか売っていますが、あれが苦手で避けていたんです。でもせっかくフランスにいるなら、食べれるものはなんでも食べておこう!ということで、生のアーティチョークに挑戦してみました。

 

まずはマルシェで購入!1個1€、高いのか安いのか、よくわかりませんね。

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 まずいかもしれないので、一応、2本買ってみました。2€!

さっそく家に帰って、調理です。

 

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 ネットなどで調べたところ、茎を切り落とし、ガクの先端をハサミで切る、と書いてあったので、その通りに。

 

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 アーティチョークが大きすぎて、若干はみでてますね(笑

鍋にお湯をわかし、オリーブオイル、レモン汁、塩を少々入れて、アーティチョークを丸ごとゆでます。ふたをして20分となっていましたが、大きかったので40分ほどゆでました。だんだんゆでているうちに、ゆで汁が茶色っぽくなってきて、アーティチョーク独特の匂いがキッチンに充満してきました。

ガクの部分がスーっと剥がれるようになったら、出来上がりです。

 

では、次回は実食編です!お楽しみに

 

 

 

acqua pazza アクアパッツァ

 

イタリアに行ったわけじゃないんですが(笑

 

前回の蒸し魚のマナオソースがけの時に買った鯵がまだ2匹残ってました。(一応、切り身にして冷凍してました)

それと、かなり前から冷凍してあるサーモンの切り身一切れ。これを使ってしまいたかった。アクアパッツァと言えば、白身魚を使うみたいなんですが、とりあえず残りものの魚を使ってしまえーっ!ということで、つくってみました。

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結論から言うと、

全然オッケーでした!!ソースにニンニクが効いているので、魚本来の味はあまり気にならず、鯵もサーモンも美味しく食べられました。ケイパーとかオリーブとか、一回買うとずーっと冷蔵庫にあって、ほとんど使わないものを使い切るのにもちょうど良かったです。

レシピはこちら

 

アクアパッツア ♪

(材料 2人分)

魚切り身 4切れ (大きな魚なら2切れで十分かも)
ムール貝(あさりでもオッケー)10~15個(適当)

ミニトマト 15~20個(適当)半分に切る

オリーブ水煮 30粒程度(適当)輪切りにする

スナップエンドウ(あれば)半分にわる

ニンニク 2片

白ワインと水合わせて300ccくらい

イタリアンパセリ (なければ普通のパセリで)

オリーブオイル

赤唐辛子 1本

バター 少々

 

(作り方)

①魚は塩、コショウをして、おろしたニンニク1片を皮目にすりこんで10分ほどおく。

ムール貝(あさりは砂出しして)は洗っておく。

③フライパンにオリーブオイル大さじ3くらいを回しいれ、魚は皮目が下になるようにして焼き色をつける。下半分に焼き色がついたら、全部火が入らなくてもいいので、ひっくり返さずに皿にとる。

④フライパンの油をふき取る。またオリーブオイルを入れて、おろしたニンニクもう1片を加え、ムール貝を入れて熱し、白ワイン(大さじ4くらい)を加えてフタをする。

⑤3-4分してフタから蒸気がもれてきたら様子を見る。貝の口が開いていたら、フタをとり、残りの白ワインまたは水300ccくらいを入れ、ミニトマト、オリーブ、赤唐辛子、スナップエンドウを入れて、一煮立ちしたら、③の魚を戻しいれる。

⑥ケイパーを散らし、バター少々を加えて、塩、コショウで味付けする。

⑦最後にイタリアンパセリを刻んでちらして、出来上がり。

Plateau de fruits de mer シーフードの盛り合わせ

シーフードの盛り合わせ in ブルターニュ

ブルターニュは海の近くなので、新鮮なシーフードがパリよりも安く食べられる!ということで、先日のブルターニュ旅行の際に、シーフードレストランに行ってきました。

一般的なシーフードの盛り合わせ(Plateau:英語ではPlatterです)は、エビ、貝類、牡蠣、蟹などがかき氷の山盛りの上に豪華に載せられて、どーんっと出てくる感じです。だいたい2人前以上からの注文になっていて、載っているものの種類によりお値段も変わってきます。牡蠣や蟹が入ると高くなります。

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ここで、魚介類のフランス語を少し紹介します。

エビ類 

Crevette    一般的なエビです。スーパーや魚屋さんでも基本的にゆでて売られているので、生のエビを探すのは困難です。

Gambas 大型の車エビです。英語のKing Prawnと言ったところでしょうか。レストランなどでオーダーすると、2~3匹の上にチョコっとしたソースがかかっているだけで30€とかします。基本的にフランスはシーフードがとても高いです。

Crevette gris 最初のCrevetteと同じ仲間ですが、ゆであがりの色が赤くないので、grise(グレー)という名前がついています。

Langoustine 手長エビです。これもフランス料理にはよく出てきます。シャコに似てるという人もいます。

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 つづいて、貝類 coquillageです。

おなじみのムール貝 Moule 

これだけは、日本より安いかも。Carrefourなどのスーパーでは、1kg 6€くらいで売っています。

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Bulot つぶ貝

まあまあ大きいです。針のような道具でサザエのように身を取り出して食べます。

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Bigorneau 日本語でなんというかわかりませんが、黒いタニシのような貝です。シジミくらいの大きさですが、二枚貝ではないので、やはり針のような道具で身を取り出して食べます。

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牡蠣はフランス語では、Huitresといいます。
フランス人も大好きで、生ガキにレモンをかけたものを、クリスマスなどのご馳走にもよく食べるそうです。ただ、日本の牡蠣よりも衛星状態はよくないらしいので、お腹の弱い人は避けた方がいいみたい。ちなみに私も牡蠣大好きなんですが、お腹が弱いので、フランスでは一度も食べていません。

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蟹は、大きく二種類ありますが、どちらも高い。

Araignee というのは蜘蛛という意味で、足がクモのように長いカニです。

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もう一つは、Tourteauという種類で、大きな爪が特徴です。マルシェなどでは、爪だけ買うこともできます。

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これをマヨネーズやカクテルソース、レモンを絞って食べます。味の方は、日本の毛ガニのような繊細な味ではなく、安いタラバガニに近いです。

蟹は、酢醤油で食べるのが大好きな私には、ちょっと物足りないです。

 

ちなみにこの日、レストランで頼んだ盛り合わせは3人前で、Crevette、Langoustineのエビ類と、牡蠣、貝はBigorneauのみ(写真ではホタテの殻が見えてますが、これは飾り)、あとAraigneeという蜘蛛のような蟹でした。これで、150€くらいだったと思います。ちなみにパリでシーフード食べたことないですけど、どれくらいするんでしょうかね。どっちにしても、シーフードは日本で食べたほうがいいですね(笑

 

 

 

 

プラーヌンマナオ 蒸し魚のマナオソースがけ

タイ料理 蒸し魚のマナオソースがけ

大きめの鯵をたくさん買ったんですが、使いきれずまだ数匹残っていたものを、どうしようかなーと考えたあげく、昔タイ人の友達が作っていたこの料理を思い出しました。

本当は、タイなどの白身魚でつくるのですが、大きめの鯵2匹を使うことに。
鯵は、美味しいお魚なんですが、フライなどは三枚におろして小骨を取り除くなど、下準備がけっこう大変ですよね。準備にほとんど時間がかからない塩焼きもいいけど、この東南アジアの香りたっぷりの蒸し魚のマナオソースがけも、夏にピッタリのおすすめ料理です。

ちなみに、マナオというのは、タイ語でライムのことだそうです。もちろんライムが手に入りにくければ、レモンでOK。タイでは、ライムの方がレモンよりずっと安くて庶民の味方らしいです。

レシピはこちら

 

プラーヌンマナオ 蒸し魚のマナオソースがけ ♪

(材料 2人分)

白身魚(鯵でもオッケー) 2匹

タイなら一匹で。切り身よりも丸ごと一匹の方が豪華に見えます。

レモングラス (なくてもいい)

ニンニク 3片

ナンプラー 大さじ3鶏ガラスープ 200cc

砂糖 大さじ1

ライム(またはレモン) 1個

人参 1/4本、黄色ピーマン 1/4個 (千切り)

コリアンダーパクチー) お好みで2束くらい

チリ お好みで1-2本

トマト(飾り付け用に) 2個

 

(作り方)

①魚はウロコと内臓を取り除き、両面に塩をする。包丁の背などでレモングラスを叩いて香りが出るようにしたら、それを魚のお腹に詰める。(レモングラスがない場合は、スライスしたショウガなどで代用可。)

②ソースをつくる。小鍋に鶏がらスープ(顆粒で作る場合は200㏄の水に小さじ1くらい)、ナンプラー、砂糖、ライム、チリ、千切りにした人参、黄色ピーマンを入れてよくなじませる。味見をして、好きな味を足す。コリアンダーはハサミで細かく切りながら、ソースに加える。

③アルミホイルに魚をのせて、酒と②のソースを少しふりかけ、コリアンダーを束のまま1-2束、魚の上にのせて蒸す。約15分くらい。

④皿に盛り、上から②のソースをたっぷりかけて出来上がり。

★②のソースはたくさん余るので、ご飯などにそのままかけて食べても美味しいです。

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Quiche lorraine  キッシュロレーヌ

キッシュロレーヌ ♪

 

日本でもおなじみのキッシュですが、実はロレーヌ地方の伝統的な郷土料理です。

タルトの様なサクッとした生地に、ベーコンや玉ねぎ、その他の野菜に卵液を流してチーズをかけて焼いたもの。フランスでは、ベーコンと玉ねぎだけのシンプルなものが主流です。そして、なんと、スーパーでパートブリゼ(pate brisee)というタルト生地が買えちゃうのもお手軽度アップのポイントです。

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日本で作る場合は、タルト生地を作ってもいいですが、大変なので、冷凍のパイシート(タルト生地ではないけれど、出来上がりは十分美味しいです)や、ビスケットを砕いたものを下に敷いたりすればいいと思います。

 

キッシュロレーヌ ♪ 

(材料4-5人分)

パートブリゼ 1枚

全卵 3個

生クリーム 250ml

ベーコン 200g

玉ねぎ 1個

グリエールチーズ(またはピザ用チーズ)

ナツメグ(あれば)

塩、こしょう

 

(作り方)

①オーブンは200度で予熱しておく。

②パートブリゼ生地を型に伸ばし、フォークで数か所に穴をあける。

③②の生地をオーブンで10分くらい焼く

④その間に、スライスした玉ねぎ、ベーコンをフライパンで炒め、塩、こしょうをしておく。

⑤ボウルに卵を割り入れ、生クリームを混ぜて、ナツメグを振り入れ、塩コショウをしておく。

⑥オーブンから③の生地を取り出し、炒めたベーコンと玉ねぎを均一になるように生地の上に広げ、その上から⑤の卵液を流しいれる。

グリエールチーズを上からたっぷりとかける。

⑧200度のオーブンで30分焼いたら出来上がり。

※ふちが焦げやすいので、こげてきたら途中でアルミホイルをかぶせてください。

※焼けてから5-10分くらいオーブンの中に入れておくと、ベタっとなりにくい。

 

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