海外食べ歩きブログ(レシピ付)

海外で出会った美味しいもののレシピやその他の出来事をつづったブログです

パリでお得なトリュフレストランのランチ

久しぶりにパリで友達とランチをすることになり、どこか行きたいところはないかと聞かれて、迷わず答えたのがここです。
以前にもご紹介しましたが、トリュフ好きにはたまらないお店です。
しかもランチはかなりお得で、19€でメイン(サラダかパスタ)とエスプレッソとミニデザート付きです。

店内は狭いので予約をしていった方がいいと思います。

さて、メインはパスタをチョイスしました。今までサラダを頼んだことないです(笑
せっかくだからたっぷり食べたい!
太めの麺にトリュフの香りたっぷりの生クリームソースが絡んで、絶品です。
塩気が足りなかったので、かなり塩を足しましたが(笑、このテーブルに置いてある塩もトリュフ塩、テーブルに置いてあるオリーブオイルもトリュフ入りということで、何から何までトリュフ尽くし。
もちろん、バゲットも出てきますが、パスタはけっこうお腹にたまるので、ほどほどにしておきました。

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あー、お腹いっぱい。
でも、やっぱり甘いものもちょっとは食べたいんですよね。
こちらは、カフェグルモンというフランスではよくみられる小さなエスプレッソとミニデザートの盛り合わせ。これだけでも、普通にカフェとかでは7€くらいするので、お得です。

キャラメルソースのかかったお皿の上には、ミニのタルト・オ・ポム、イチゴのスムージー、フォンダン・オ・ショコラがのっています。
あー、幸せ。
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お腹もいっぱいになったので、少し散歩です。

ここは、エッフェル塔からもそれほど遠くないので、町を歩いているとエッフェル塔が見えます。
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セーヌ川岸まで歩いてきたら、アメリカンセンターの建物が開放されていて、中を見ることができました。
気持ちのいい中庭♪
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屋内には、中国やアジア様式の美術品などもあり、古い建物が残されていてなかなか良かったです。
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 レストランの場所のリンクは、こちらの記事をご覧ください。

s-tabearukirecipe.hatenablog.com

 

語学学校の料理イベント フォンダンショコラ

料理イベントはまだまだ続きます。
こちら一番右が先生、後はみんな生徒。こうしてみるとアラブ系の人が多い。しかもみんな座っててあんまり動かない(笑

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それでは、フォンダン・オ・ショコラを作ります。

 

簡単フォンダン・オ・ショコラのレシピ♪

(材料 8人分)
チョコレート(なるべくピュアのもの) 200g
バター 100g
ラニュー糖 100g
卵 5個
小麦粉 大さじ4

(作り方)
①オーブンは180度に予熱しておく
②チョコレートとバターを湯せん(または電子レンジ)で液体状に溶かして、少し冷ましておく。
③その間に、卵を黄身と白身に分ける。
④白身は泡立ててメレンゲ状にする。角が立って、逆さにしても落ちてこないまで、よく泡立てる。
⑤チョコレート液に卵の黄身を加えてよく混ぜる。
⑥⑤に砂糖と小麦粉を加え、さらに④のメレンゲを数回にわけて加える。
⑦ケーキ型に生地を流しいれる。
☆ここでは、大きなケーキ型を使っていますが、ひとつずつ作る場合は小さなマフィン型に入れてもいいです。
⑧オーブンで20分焼く。
☆小さなマフィン型の場合は15分くらいでいいと思います。
オーブンは一度開けるとしぼんでしまうので注意。
⑨取り出して、冷やしておく。

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出来上がり~
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この日は、気持ちの良い天気だったので、外で食べることになりました。
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コミュニティーセンターの庭です。
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私たちの作ったキッシュだけでなく、みんなが家で作ってきたものがいろいろ並んでいて、美味しそう。
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アラブ人の生徒はクスクスを作ってきてくれました。
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私のお皿(笑)です。
左下は、クスクス、右はエチオピア料理(名前は忘れました)。
左上の茶色い塊は、お肉のコロッケみたいなもの。そして、キッシュ(形がくずれてますが)、あとはナンのようなものです。
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ロッコのクッキーと、だれかの庭で採れたフランボワーズ!
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大盛況でした。みんなでワイワイ、楽しかったです。
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語学学校の料理イベント トマトとフェッタチーズのキッシュ

そろそろバカンスが近づいてきました。
市民講座の語学学校もそろそろ終わりなので、みんなで料理を作ってパーティーをすることになりました。
コミュニティーセンターの地下には、キッチン付きの教室もあるので、ここを使います。
今日は、フランス料理のキッシュとフォンダン・オ・ショコラをみんなで作ります。

今日のキッシュは、ベジタリアンでも食べられるように、お肉や魚は使いません。
使うのは、フェッタチーズとプチトマト、ドライトマトのペーストです。

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トマトとフェッタチーズのキッシュのレシピ♪

(材料 5人分)
パイシート1枚
生クリーム 150ml
卵 4個
牛乳 大さじ4
ペストロッソ(これはドライトマトのソースですが、なければトマトピューレで代用できます) 大さじ2
プチトマト 200g
ドライトマト 1缶
フェッタチーズ 100g
グリエールチーズまたはミックスチーズ 50g(トッピング用) 
塩、コショウ

(作り方)

①オーブンは210度に予熱しておく
②卵、生クリーム、牛乳、トマトピューレ、ミックスチーズ一掴みをボウルに入れてよく混ぜ、塩、コショウする。
③フェッタチーズは一口サイズに切り、プチトマトは半分に切る。
④タルト型にパイシートをしき、フォークで穴をあけ、その上にペストロッソのペーストをうすく伸ばし、③のフェッタチーズ、プチトマトを均等に並べる。
⑤卵液を上から流しかけ、その上からチーズをパラパラと均等にのせる。
⑥オーブンに入れて、20分で出来上がり。
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フランスでは、ドライトマトのソース、ペストロッソ(イタリア産)が手に入ります。
これは、パスタに混ぜたりするんですが、キッシュに入れることもできるとは知りませんでした。
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出来上がり~!
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明日は、フォンダン・オ・ショコラのレシピをご紹介します。

チキンビリヤニのレシピ

今日は、先日シンガポールのムスタファセンターで買ってきたビリヤーニの素を使って、チキンビリヤーニを作ることにしました。
これがあれば、いろいろなスパイスがなくても、ビリヤーニを作ることができます。
ビリヤーニは、さまざまなスパイスと肉、野菜などを炊き込み、カレーを別々に作ってそこにかけて食べるのですが、今回はカレーはスキップしてご飯を炊飯器で炊き込み、チキンはマリネしてオーブンで焼くことにしました。

 

チキンビリヤーニのレシピ♪

(作り方 3人分)

バスマティ・ライス 2合
鶏肉 600g(ドラムスティックを使いました)
玉ねぎ 1個
トマト 2個
ニンニク 4片
ショウガ 5cmほど
パクチー 適量
辛いのが大好きな人はチリ 1~2本お好みで
ビリヤーニの素
またはスパイス クローブ5粒、シナモンスティック2本、カルダモン4粒、ターメリック小さじ1、ガラムマサラ小さじ1と1/2を混ぜ合わせる
ヨーグルト 大さじ4(マリネ用)、大さじ4
バター(ギーの代わり)
サラダ油 適量

(作り方)
①鶏肉は、ヨーグルト大さじ4とビリヤーニの素を混ぜたものに漬け込んで30分以上おく。
②フライパンにサラダ油を熱し、スパイス、ニンニク、ショウガを入れて香りが立つまで炒める。
③スライスした玉ねぎを加えて、色が変わるまでよく炒める。
④トマトをを加え、柔らかくなったら、ヨーグルト、バターを加え、米を加えてよく炒める。
⑤炊飯器に移し、水を2合より少し少なめに入れて、炊飯開始。
⑥①の鶏肉はオーブンで200度で30分ほど焼いておく。
⑦ご飯が炊けたら、①の鶏肉を上にのせて、チキンビリヤーニの出来上がり!

 

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鴨のマグレのロティとフルーツの付け合わせ

さて、珍しくフランス料理です(笑。
鴨のマグレのロティ!
ロティといっても、インドのロティ(うすく伸ばしたクレープ状の生地をたっぷりの油で焼き上げたもの)ではなく、フランス料理のロティは肉の塊をオーブンでじっくりと焼いたものです。
鴨のマグレ(胸肉)は、フランス料理ではオレンジソースがけなどでお馴染みですが、フルーツの酸味や甘味ととてもよく合います。
今回のレシピも、付け合わせにリンゴとプラムを使っています。
オーブンでじっくり焼いたフルーツは甘酸っぱくて、鴨肉と口の中でとてもよく調和します。

それでは、レシピです。

 

鴨のマグレのロティとフルーツの付け合わせ♪
(材料二人分)
鴨のマグレ 一塊(約400g)→日本ではなかなか手に入りにくいかもしれません
リンゴ 3個
プラム 2個
蜂蜜 大さじ1
バター ひとかけ
塩、コショウ

(作り方)
①耐熱皿に油をひいて、塩、コショウをした鴨のマグレを置き、220度のオーブンで15分焼く。(途中で焼き色がつくようにひっくり返す)
②15分たったら、アルミホイルに包んで、じっくり予熱で火を通す。
③一口大にカットしたフルーツを鴨肉を取り出した耐熱皿に並べ、蜂蜜、バターをまわしかけて20分ほど焼く。
④鴨肉をスライスし、③のフルーツと煮汁を鴨肉に添えたら出来上がり。

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語学学校で行くケーブランリー美術館 後編

さて、こちらのケーブランリー美術館には、クロード・レヴィ=ストロース劇場というコンサートホールがあって、ここで今日はアフリカ系バンド『Debademba]』によるコンサートが開催されていました。
これが予想以上に素晴らしかった♪
言葉もアフリカの原語で歌っているんですが、ボーカルの人の声が凄い通るし、リズム感もアフリカならではで、ノリが凄くいいんです。

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途中、客席の観客も立ち上がってダンスを始めるほどの盛り上がり!
これは夜やったら絶対楽しいだろうなーと思いました。
ちなみにこんなにノリノリの会場の中で、うちの学校のアラブ人のおばちゃん二人は全然盛り上がってなくて、、、それはそれで面白かった。

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さて、ランチはピクニックの予定でしたが、あいにくの雨なので、屋内で食べることに。一応、このサンドイッチや、チップスも美術館からのプレゼント!太っ腹ですね。
この日は、パリやイルドフランスにあるアソシエーションを招待してのイベントだったため、いろいろ企画してくれていたようです。
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さて、ランチの後は、企画展を見ることになりました。
けっこうお腹いっぱいで眠くなったけど、イベント盛りだくさんで、なかなか帰らせてもらえません(笑
有難い話なんですが。ついには、ガイドさんも出てきて、いろいろと説明してくれました。この絵は、20世紀前半の植民地全盛期に、フランス人やヨーロッパ人がアフリカやアジアをどのように見ていたかが描かれている貴重な絵です。
ここには、あらゆる植民地の食べ物や鉱物、原材料を原住民がまったくの苦労なしに手に入れて、それをヨーロッパへ輸出していると信じさせるようなプロパガンダが描かれています。実際には、植民地はプランテーション化されて、原住民は奴隷のように働かされて貧困に喘いでいたわけですが、それはヨーロッパ人には知らされることなく、このような楽園から物資が運ばれていると信じさせられていたわけです。
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こちらは、当時の中国の様子を描いたもの。実際には4mほどある大きな絵だったそうですが、現在ではこの美術館に残っているこの部分のみとなっています。
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こちらも別の場所にある二つのモスクを一つの絵にまとめたイマジネーションたっぷりの作品。
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こちらは想像だけで実際を見ることなく描かれた虎の絵。
ちょっとライオンにも似ているような。
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こちらも想像で描かれた象の絵です。これはよく描かれていますよね。
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主人を失くしたアラブの家の女性や子供たちの様子。
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こちらは、20世紀の描かれたアルジェリアの女性の想像図です。実際には、アルジェリアの女性はイスラム教徒なので、このような服装をするわけもないし、シーシャも吸いませんが、ヨーロッパ人は、このようなアラブの美人を想像して絵に描いていたようです。
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こちらは、白人男性だけが真ん中に大きく描かれていて、周りを取り囲む黒人の群衆には特徴が全くありません。これも人種差別的な思想が伺える作品の一つです。
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他にもいろいろ興味深い作品もあり、ガイドさんもたくさん説明してくれて、やっとこの日のアクティビティーは終わりました(笑

語学学校で行くケーブランリー美術館 前編

先日、語学学校でケー・ブランリー美術館(博物館)に行ってきました。
ここは、2006年にジャック・シラク元大統領がオープンさせた美術館で、アジア、オセアニア、アフリカなどのヨーロッパ以外の民族コレクションをたくさん展示しています。

セーヌ川岸側の外壁は、植物学者パトリック・ブランが手掛けた垂直庭園になっていて、建物を囲む広い庭園は、造園家ジル・クレモンがデザインしたものです。
この日は雨のため、残念ながらせっかくの素敵な庭園を楽しむことはできませんでした。

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さて、入り口のところにはアフリカっぽいトーテンポールがお出迎え。
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さっそくオセアニアコレクションのセクションから見て回ります。
こちらはパプアニューギニアの木の人形。
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日頃あまり見る機会がないけれど、こういうエスニック美術品もなかなか面白い。
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こちらは杖のような、笛のような。。。
団体行動なので、ゆっくり解説を読む暇はなく、駆け足で通り過ぎます(笑
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こちらは原住民のマスク。
よく人食い人種とかが出てくる映画に一緒に出てきそうですね。
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こちらの人形は、なんとかなく不格好で可愛い。。

この辺りは、ずっとパプアニューギニアから、ニュージーランドのコレクションが続きます。
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一瞬、目を見張るのがこちら。
『祖先の柱』という名のこのコレクションは、パプアニューギニアの作品で、祖先の神々が一つの柱の上に乗っています。宗教儀式に使われたもののようです。
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ヘルメット、マスクという解説がありましたが、不思議なマスクです。こちらも宗教儀式に使われたものでしょう。
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メラネシアのアスマット族のコスチュームです。
ジパエ(Jipae)というのは、この地域の宗教的な祭りですが、その際に着る衣装として、特別に選ばれた者たちによって製作されます。数年に一度開催されるこの祭りは、故人、殊に村の長老や酋長格の人物の死を悼み、現世から霊界への聖なる旅立ちを願って行われるそうです。

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こちらもメラネシアのマスク。この仮面は島々と北の人々の間で、貿易の際に交換されたりしていたようです。
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他にもこんなに面白い珍しいコレクションがいっぱい!
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こちらはチベット系の衣装みたいに見えるけど、インドネシア系らしいです。
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ガムラン用の影絵人形
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刺繍が美しいタペストリ
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こちらはオーストラリアのアボリジニーアートです。
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後編に続きます。