先日、パリの高級日本食レストランに行ってきました。なんちゃってジャパニーズレストランは腐るほどあるパリですが、本当に日本人が経営している、しかも美味しいところというと、そう多くはありません。とはいえ、最近は日本食ブームのパリ、探せばいろいろとあるようですが。
そんな中、ちゃんと日本の味が楽しめる高級日本食レストランをご紹介します。
「麻布AZABU」パリは、鉄板焼きと料亭の味が楽しめるレストランとして、観光客だけでなく地元パリジャンにも人気のレストランらしいです。店内は1階と地下があって、1階には鉄板焼きのカウンターがありました。
私たちは、1階のテーブル席に。
テーブル席は少し狭くて、隣の人のテーブルがめっちゃ近いのがちょっと気になりました。とはいえ、スタッフも全員日本語ができるので、すごく楽ちん。
ちなみに地下席は、トイレに行ったときにちらっと見ましたが、落ち着いた雰囲気の長テーブルでした。
ではメニューです。こちらがアントレー(前菜)
そしてお魚とお肉のメイン。
コースは4種類で、ほとんどアラカルトメニューから選べるようになっています。
私たちはこのお刺身コースを注文しました。
ちなみにデザートのメニューはこちら。
突き出しは、サトイモとツナとブロッコリー煮つけ。
薄味ですが、上品でとても美味しかったです。
そして茶碗蒸し。こうやって少しずつ、いろいろ出てくると嬉しいですね。
お刺身は、質、量ともに文句なし。本当に美味しかったです。
隣の席のフランス人のお年寄りの夫婦が、私たちの刺身を見て、あれが食べたい!と言っていたくらいです(笑
お酒は、やっぱりかなり高かったけど、やっぱり少しは飲みたい、ということで、私は純米大吟醸の獺祭をグラスで(これでも15€くらいでした)、それと小瓶の純米酒、東一を注文して、二人で飲みました。特に東一は、お刺身とこっくりした日本酒の味がよく合って、美味しかったです。
旦那の方の前菜は、豆腐の鶏味噌ソース。日本で食べるような優しい味でした。
私はサーモンのタルタル。タルタルには味がついていましたが、海苔と白髪ねぎで巻いて食べても、そのまま食べても良いとのこと。どちらも美味しかったです。フランス人のお客さんは、この巻きを自分でやるのに、かなりエキサイトしてました(笑
次は、メイン。私の方は牛ひれのステーキ。美味しかったけど、やっぱり和牛ステーキにはかなわないです。
旦那の方は、白身魚の味噌漬け焼き。これは日本で食べるのと同じくらい美味しかった。
さらに、旦那の方は、ご飯の代わりにお好み焼きを注文しました。
でも、このお好み焼きはなんとなくべちゃっとしていて、イマイチ。
デザートは抹茶ケーキ。
私は、とらやのお菓子にしましたが。プラス4€の価値はないかも。
虎屋でお菓子を買ってきた方がいいですね(笑
でも、本当に日本に帰ったような気分になりました。高いからそうそうは来れないけど、たまにはいいですね。
ご飯の後は、シャトレにあるSunset Sunsideというジャズクラブへ行きました。ここは、日替わりでいろいろなミュージシャンが演奏しています。
この日は、Ben Sidranという人のバンドで、ユーモアたっぷりのブルースやジャズソングが聞けました。観客は全部で50人くらい。とてもアットホームな感じで盛り上がりました。たまにはフランスでジャズもいいものです。