今日は恒例のクリスマスマーケットに行ってきました。
ラ・デファンスというのは、パリ市内ではなく、パリ近郊に作られた都市再開発地区で、グランダルシュ(大アーチ)は、シャンゼリゼの凱旋門とコンコルドのオベリスク、ルーブル美術館のガラスのピラミッドは、同一直線状に建設されているそうです。
それはさておき、今日はこのラ・デファンスのクリスマスマーケットをご紹介します。
入り口も可愛い飾り付けがしてあります。パリはずっとテロ対策中なので、どこに入る時もバッグの中身をチェックされます。
クリスマスマーケット、フランス語ではマルシェ・ドュ・ノエル(Marché de Noël )では、本当にいろいろなモノが売られています。全部は紹介しきれませんが、一応、コンセプトとしては、クリスマスのギフト用にするようなものや、クリスマスの飾りが中心に出店されていますが、最近では、ヨーロッパやフランスの伝統と全然関係のないエスニックyアジアン雑貨を扱うお店や、ビデオゲームなどが販売されるなど、その存在自体に意義があるのかなど、議論されています。
でも、もちろん伝統的なものもたくさんありますよ。
こちらはキリストの誕生の場面を再現する模型(Crèche de Noël )の人形たちです。カトリックの家では、棚などにこの模型を飾って、キリストの生誕をお祝いします。
聖母マリア、赤ちゃんのキリスト、そして東方からの三人の賢者、エンジェル、ヤギなどなどです。
あとはクリスマスプレゼント用の手袋とか帽子、部屋履きスリッパ。
こちらはワイングラスと、ワインなどのお酒を入れる瓶。
中にガラスでできたブドウやら船の形の飾りが入っていて、お部屋のインテリアとしても使えそう。
屋根の上のトナカイの飾りも可愛い。
さて、今日はプレゼントを買いに来たわけではありません。
実は、ちょっと小腹が空いていたので、ここで何か食べようと思って立ち寄ったのです。クリスマスマーケットでは、フランスの冬のストリートフードが売られています。
こちらは、その名前の通り、ポークのグリル。豚の塊肉を野菜と一緒に焼いてあります。もちろん一人前サイズに切ってくれます。
こちらはフランスの冬の飲み物の定番。ホットワイン(ヴァン・ショー)です。
そのうち機会があればレシピを公開しますが、赤ワインにオレンジなどの柑橘類、シナモン、クローブ、そしてお砂糖をたっぷり入れて煮込んだもの。とっても甘いです。
山盛りのソーセージ。これだけ見るとドイツみたいですが、このソーセージはトュールーズのソーセージだそうです。中には、スモークのもの、コンテチーズが入ったものなど、種類も豊富。うーん、お腹が空いてきました。
こちらは、タルティフレットというじゃが芋とベーコンとチーズを混ぜて焼いた料理。家庭ではオーブンでつくりますが、この大きなフライパンを見てください。美味しそう!!
こちらは、ラクレットというフランスのチーズの料理。アルプスの少女ハイジなどで出てきますが、このチーズを火であぶって、溶けたところをドロ~ッと皿に盛り、ジャガイモや生ハム、ソーセージなどにかけて食べます。ちなみにラクレットというのは、チーズの名前です。
美味しいですが、かなり胃もたれする一品です。
さて、小腹が空いていたので、ソーセージ1本(切ってくれました)と、ホットワインのヴァンショーを注文しました。見た目はイマイチでしたが、美味しかったですよ。
お腹は満たされたので、マーケット歩きを続けます。
こちらは、パン・ド・エピスというクリスマスに食べられるスパイスのたっぷり入ったケーキ(手前左側)、ガレット・デ・ロワという中にフェーブと言われる陶器の小さな人形が入ったパイ(手前真ん中)。これはクリスマスが終わった1月にフランス中で食べられます。
こちらは、日本でもおなじみのカヌレですね。私はあまり好きじゃないので、フランスでは食べていません。カヌレはボルドーのお菓子です。
これは蜂蜜とジャムのお店。蜂蜜にはフルーツやスパイスなどのフレーバーがついています。お店の作りがおとぎ話の絵みたいで可愛いですね。
こちらはコルシカ島産のスモークハムとソシソン(サラミのようなもの)。
まだまだ他にもたくさんのお店が出ていました。帰るころには日も暮れてもう真っ暗。
クリスマス用のイルミネーションと高層ビルの明かりだけ見ていると、パリじゃなくて新宿とかにいるような気がしてきます。
こちらがラデファンスのクリスマスツリー。今年は赤のデコレーションになっています。下にはペンギンと白クマのライティング。
そして仮設のクリスマスシーズン限定レストランとバーもできていました。
メニューもそれほど高くはないので、今度、時間があったら来てみたいと思います。
おまけ
こちらはショッピングモールの中のクリスマスデコレーションです♪