海外食べ歩きブログ(レシピ付)

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ロンドン観光 ナショナル・ギャラリー巡り (その1)

昨日、ソリフルからロンドンまで電車で移動しました。
ちなみにソリフルからは、Virgin Trainsという鉄道の格安サイトを使って、バーミンガム国際空港の列車駅発、ロンドンのEuston駅まで、片道15ポンドでチケットをゲットしました。ちなみにスーパー・オフピークという一番安い種類のチケットなので、2時間ちょっとかかりましたが、どっちにしろロンドン到着は夜なので、安いチケットを選びました。

昨夜は、オバール駅にある友人宅に一泊させてもらいました。
建物がいかにもイギリスって感じです。

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二階建てバスも走ってる(笑

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こちらは、立ち寄りませんでしたが、駅の近くの教会。

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地下鉄オバール駅です。
ちなみにロンドンの地下鉄は、Tube(チューブ)と呼びます。Undergroundでも通じますが、Tubeと言ったほうがより通な感じがします(笑
ロンドンの地下鉄を使う場合は、Oyster Cardというスイカのようなカードを購入すると便利です。ちなみにイギリスは物価が高いので、2,3日間の移動でも20ポンドくらいはすぐ使ってしまいます。

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さて、地下鉄の構内の様子。パリのメトロと比べるとかなりきれいな気がします(笑
パリ、どんだけ汚いんだ?って感じですね。
ちなみにロンドンのチューブに乗る際は、地下鉄マップを窓口でもらうか、携帯にダウンロードしておくと便利です。自分が常にどの方角に向かっているか(東方面行、西方面行など)で、プラットホームに迷わず進めます。

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ロンドン市内のWest End地区にあるCharing Cross駅で降ります。トラファルガー広場や、ナショナル・ギャラリー美術館の最寄駅です。地下鉄ごとにデザインが違うのも面白いですね。

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さて、本日のロンドン観光の目的地は、ナショナル・ギャラリー美術館です。なんといっても冬のロンドンは極寒です。しかもお天気が崩れることもしばしば。夏ならテムズ川沿いに散歩したりするのもいいですが、冬は暖かく美術館、博物館めぐりをしよう!と、前回来た時に決めていたのです。
しかも、ロンドンの美術館、博物館は一部の企画展をのぞいて、入場料が無料!!なんです(太っ腹ですね)。この物価の高いロンドンで、ただで観光できるなんてこんなに嬉しいことはありません。

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トラファルガー広場方面に向かって歩いていきます。

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ナショナル・ギャラリーが見えてきました。

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こちらは朝のトラファルガー広場。朝なので空いてます。トラファルガー広場は、1805年のトラファルガーの海戦における勝利を記念して作られた広場だそうで、よく政治演説が行われたり、観光客が写真を撮りまくったりする場所です(笑
このトラファルガーという名、名前だけは聞いたことがありましたが、スペインのトラファルガー岬に由来するそうです。

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さて、本日のメイン、ナショナル・ギャラリーです!ナショナル・ギャラリーは王侯コレクションを収容した美術館ではないという点で、他のヨーロッパの大美術館とは異なるんだそうです。コレクションは、保険ブローカーだったジョン・ジュリアス・アンガースタインが収集した38点の絵画から始まったとか。現在では2,300点以上の作品が展示されています。

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入り口は、こちら。一応、手荷物チェックがあります。
それから、入場無料ですが、館内の維持費などを寄付で賄っているため、入り口のところに大きな寄付ボックスがあります。私は、寄付はしませんでしたが、オーディオ・ガイドやガイドブックなどを購入しました。ちなみにオーディオ・ガイドは4ポンド、ガイドブック(日本語版もあります)は、約15ポンドです。さらに、入ってすぐのところにクロークがあるので、コートやマフラーなどはそこに預けられます。

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ヨーロッパに住んで、一番恵まれていると思うこと一つは、それは数々の西洋美術の本物が身近にみられることです。日本では、やれ、レオナルド・ダ・ヴィンチが来るー!とかフェルメール展だー!とか騒がれて、はるばる美術館まで出かけて行っても、だいたい一点から数点の有名作品のみで、それもものすごい人だかり。。じっくり鑑賞したくても、1分ほど立ち止まったら、後ろの人のためにその場を譲らなければなりません。それが、ヨーロッパの美術館では、有名作品が目白押しであるばかりか、時間帯によっては、ほとんど人がいないためじっくり鑑賞できるんです!これは美術ファンだけでなくても、少々、美術に興味のある人には非常に嬉しいことだと思います。

 

私個人も、美術はまったくの素人ですが、作品を見るのは好きで、とくに西洋の絵画作品が好きです。たまにNHK日曜美術館なんかを見ると、作品の背景やうんちくを、なるほどーと思って納得したりして。

というわけで、今回のナショナル・ギャラリーは楽しみにしていました。
とにかく作品数が多いので、すべてを見るのは当然無理ながら、主要作品だけでもかなりの数。ということで、自分用の備忘録も兼ねて、何回かに分けて作品を紹介していきたいと思います。

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2階の左側は14世紀、15世紀の宗教画、イタリア美術の画家の作品が中心に展示されています。上の作品はボッティチェリーの「ヴィーナスとマルス」。ベンチか長持などの背板として使われていた可能性が高いそうです。愛と美の女神ヴィーナスが、恋人である軍神マルスが眠っている間、目を覚まして見守っている様子を描いたもの。いたずら好きのサチュロス(半身人間で半身ヤギ)の子供が耳元でほら貝を吹いている。ヴィーナスのドレスの半透明性を実現した技法が高く評価されている。

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これはイタリアの画家、ラファエロの「モンドの磔刑図」。イエス・キリストが処刑されるところを描いた作品。はりつけにされたイエスの血を聖杯で受け止めている2人の天使。そして、イエスの左側には、ひざまずくマグダラのマリアとその後ろに佇む福音書記者ヨハネがいる。反対側には聖母マリアが立ち、祭壇に祀られていた聖ヒエロニムスがひざまずいている。宗教色の強い作品。

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イタリア人画家、マンテーニャの「ゲツセマネの園の苦悩」。この絵は、最後の晩餐の後、キリストが祈りをささげるために弟子たちと一緒にエルサレムを出たが、弟子たちは、祈るどころか眠りこけてしまっているという場面を描いたもの。奥の方には、キリストを捕まえるためにやってくる兵士たち、先頭にはユダがいる。

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こちらは同じテーマをベリーニという別の画家が描いたもの。聖書のエピソードはイタリア美術の伝統的主題の一つであったため、多くの画家に描かれた。ベリーニとマンテーニャは義兄弟で、もちろん影響を受けているが、日の出の描写をしているところが注目されている。この日の出を描くことによって、この場面が一日のうちのいつなのか、そしてキリストが長い苦悩の夜を過ごし、ついに受難を受け入れるに至ったことを暗示している。

 

以上は、ナショナル・ギャラリーのガイドブックを参考に注釈を入れてみました。他にもたくさん素晴らしい作品がありましたが、長くなるのでこれくらいにします。

美術館内は絵だけでなく館内の装飾も素晴らしいです。

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