海外食べ歩きブログ(レシピ付)

海外で出会った美味しいもののレシピやその他の出来事をつづったブログです

教会のクラシックコンサート、ベートーベンとブラームスの夕べ

クリスマス前のパリは、毎日のように教会でのクラシック・コンサートが企画されています。今日もパリのインターナショナル・グループのメンバーが声をかけてくれて、ベートーベンとブラームス弦楽四重奏のコンサートが無料であるよー、ということで行ってきました。

こちらは、パリ16区のSainte Therese(聖テレーズ教会)です。最寄り駅はRanelaghです。

f:id:S_tabearukirecipe:20171207065000j:image

ひっそりとした小さな教会。コンサートがなければ立ち寄ることもないでしょう。
こういうクラシックコンサートのおかげで、小さなパリの教会をいろいろ知ることができました。

f:id:S_tabearukirecipe:20171207065009j:image

教会の外の壁にステンドグラスがあるなんて、珍しいですね。中に入らなくてもステンドグラスを眺めることができます。

f:id:S_tabearukirecipe:20171207065031j:imagef:id:S_tabearukirecipe:20171207065035j:image

入り口にはコンサートの案内が貼ってありました。

f:id:S_tabearukirecipe:20171207065051j:image

中は意外にも近代的に改装されていました。
普通、教会の中のコンサートはかなり寒いのですが、ここは暖房が効いていて暖かかったです。

f:id:S_tabearukirecipe:20171207065058j:image

 まず一曲目は、ベートーベンの弦楽四重奏 Op.18
一楽章:Allegro con brio
二楽章:  Adagio affettuoso ed appasionato
三楽章: Scherzo, Allegro molto
四楽章: Allegro

特に二楽章は、ベートーベンの交響曲第7番の二楽章を思わせるような短調の美しい楽章でした。演奏も素晴らしく、特に、チェロが良かったです。

f:id:S_tabearukirecipe:20171207065131j:image

途中、10分休憩があり、二曲目のブラームス
ブラームス弦楽四重奏 作品51の1

一楽章:Allegro
二楽章:Romanze - Poco adagio
三楽章:Allegro molto moderato e comodo
四楽章:Allegro, alla breve


これは、ブラームスミュンヘンの側にある湖の美しいTutzingという小さな町を訪れた時に作曲した曲だそうで、観客の中に、この町出身のドイツ人の男性がいて、僕はその町の出身です!と言ってステージに向かってアピールしていました(笑
小さなコンサートだと、こういう観客と演奏者のふれあいみたいなものもあって、とても親しみがわいてきます。言葉が分かればもっと良いんでしょうけど。

 とくに一楽章、四楽章はとっても情熱的なブラームスらしい曲調で、反対に二楽章はそれとは違って、郷愁あふれる美しいメロディーが特徴的でした。

f:id:S_tabearukirecipe:20171207065105j:image

コンサートの後、嬉しいことに教会のボランティア・メンバーの女性たちが、ホット・チョコレートとケーキを振舞ってくれました。寒い冬のコンサートで、温かいホット・チョコレートが飲めるなんて、嬉しいサプライズでした♪