海外食べ歩きブログ(レシピ付)

海外で出会った美味しいもののレシピやその他の出来事をつづったブログです

ブフ・ブルギニョンのレシピとガレット・デ・ロワ

新年に義母の家でランチをすることになり、ブフ・ブルギニョンを作って持っていくことになりました。
ブフ・ブルギニョン Bœuf Bourguignon(またはビーフ・ブルギニョン)とは、ワインの名産地であるフランスのブルゴーニュ地方の家庭料理で、ブルゴーニュワインで牛肉と野菜を煮込んだ煮込み料理です。伝統的なレシピでは牛肉を一晩ワインに浸けておくのですが、今回は料理好きなフランス人の友人に教えてもらった簡単バージョンのレシピをご紹介します。

ブルギニョンは牛肉を使いますが、牛肉は部位によってはいくら煮込んでも固いところもありますが、煮込み用でも少し良いお肉を使うことで断然美味しくなります。
今回はバスティーユのマルシェでブルギニョンを作るからと言って、お肉屋さんで選んでもらいました。1.2kgで15€ほど。スーパーのお肉よりはちょっと高いですが、ここはケチらないほうがいいですね。安いお肉を使う場合は、一晩ワインに浸けておくことで少し柔らかくなるようです。

ちなみにワインですが、こちらはなんでもいいです。別に高いブルゴーニュワインを使わなくても、安物で十分。私はスーパーで3€のメルローワインを買ってきてこれを使いました。

 

ではレシピです。

ブフ・ブルギニョンのレシピ♪

(材料 5~6人分)
牛肉 1~1.5kg
マッシュルーム 300g(生の方が美味しいですが、缶でもOK)
ベーコン 100g(厚みがある方が美味しいですが、普通のものでOK)
人参 3~4本
玉ねぎ 3個
バター 50g
ブーケガルニ(セロリ、ローリエ、タイム)
赤ワイン 1本
小麦粉 大さじ1

(作り方)
①牛肉はこぶしくらいの大きさに切る。人参は縦半分に切ったものを二等分か三等分、玉ねぎは厚めのくし切りにする。マッシュルームは軸をとらずに、真ん中で二つに切る。煮込む時間が長いので肉も野菜も大きめに切る。
②フライパンにサラダ油を熱し、強火で牛肉の周りに焼き色がつくまで炒める。火が通らなくてもよいので、まわりに焼き色がついたら塩、コショウをして皿にとる。量が多い場合は、二度にわけておこなうといいです。
③フライパンの油と焦げ目をふき取って、同じフランパンで1cmくらいに切ったベーコンを炒める。ベーコンは脂が多いので、サラダ油はいらない。色が変わったら、皿にとる。
④ココットまたは大きめの鍋(これが煮込み用の鍋になります。大きな圧力鍋があればベター)に、サラダ油を熱し、玉ねぎを強めの中火で色がつくまで炒める。玉ねぎに火が通ってなべ底に少し茶色い焦げ目がついてきたら、塩、コショウをして、赤ワインを一気に加える(ワインの風味が好きな人は赤ワイン1本、苦手な人は2/3ほど入れる。)
⑤赤ワインを強火で煮立て、木べらで底につた焦げ目をこそげとるようにして混ぜ、ワインを沸騰させる。
⑥大きめのボウルに牛肉をうつし、小麦粉大さじ1をまぶしてよく混ぜる。
⑦ワインが煮立ったら、⑥の牛肉、にんじん、マシュルームをココットに加え、ブーケガルニを加えて蓋をして中火で45分間煮込む。
⑧蓋をあけて、さらに2~3時間コトコトと煮込む。(圧力鍋の場合は、煮込まずにオッケー)塩、コショウで味を整える。(隠し味に角砂糖を一つ加える)
 

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こんな感じになりました。
これは前日に作っておいたので、次の日になるとさらに美味しそうになります。

こちらが翌日のもの。色が濃くなっています。

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ゆでたパスタと一緒に皿に盛ります。

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こちらは旦那が作ったドライいちじくとくるみのケーキ。

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この後、近所にある旦那の友達の家に行ってお茶をすることになりました。
っていうか、もうお腹いっぱいですが。。。

 

着いてみると、チョコレート三昧。。。

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これはホームメイドのチョコパイだとか。
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そしてこちら。クリスマス後のフランスで行われるガレット・デ・ロワ。これはキリストの公現祭(キリストがこの世に生まれて洗礼を受け、最初の奇跡を通して神様が現れたことをお祝いするお祭りで1月6日に行われる)に食べることになっているものだそうですが、1月6日を過ぎてもフランス中で2月くらいまでやっています。

ガレット・デ・ロワ自体は、アーモンドクリームが中に入ったパイなのですが、この中にフェーブと呼ばれる陶器の小さな人形が入っていて、これにあたった人が王様として、王冠をかぶります。王様は女王様を指名することができます。またあたった人が女性の場合は彼女が女王様となり、王様を選びます。

家でこのお菓子を作る人もいますが、ブーランジェリーやスーパーなどでも売っています。もちろん紙でつくった王冠付きです。子供たちが喜ぶこの催しは、何回でも行われますので、1月に友達の家や家族の家を訪問すると、毎回ガレット・デ・ロワを食べることになり、だんだん飽きてきます(笑

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ちなみに甘いものにあわせ、ワインもこんなに飲んでいました。
あ、もちろん私たちが到着する前から、友人宅には数人のお客さんが来ていましたから。

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こちら、天井につくほどの立派なツリー。

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