今日は、シャトレの近くのSaint Merryという教会で、ハープ四重奏の無料コンサートがあるというのを聞きつけて、お友達ご夫妻を誘ってコンサートを見に行くことになりました。
コンサートは8時からですが、この場所はパリの中心地、そしてSaint Merry教会というのは、土日によく無料コンサートを開いているそうで、けっこう満席になるらしい、ということで、7時くらいに近くのベーグル・カフェで腹ごしらえをして、早めに並ぶことになりました。
ここが、教会の隣にあるベーグル・バゲット・カフェ。
地図で見つけただけだったんですが、これがかなりイケました!
ベーグルのパンは8種類あって、好きなものを選びます。
さらに中身は、いろいろ。私は、チキン、トマト、チェダーチーズのホットサンド(7.5€)、旦那はサーモン、アボカド、クリームチーズ(7.5€)を注文しました。
店内は小さなテーブル席が5,6個あって、もちろんトイレもあります。ランチの時間は混み合うんでしょうが、夜7時にはガラガラでした。
飲み物は、ジンジャービア。ショウガが効いていて美味しかったです。
そして、このベーグル、とっても大きいんです。味も美味しかったし、お腹いっぱいになりました。
さらにこのチーズケーキを旦那と半分ずつ食べちゃいました(笑
さて、腹ごしらえもすんだところで、お隣の教会に向かいます。
今回は夜でしたが、昼間来ると、この教会はポンピドゥーセンターの近くにあって、近代的なオブジェなんかがある広場の側にあるので、なかなか楽しめるところです。
中に入ると、ハープが4台置かれていました。
ブルガリアのハープ奏者によるハープ四重奏は、かなり例外的なプログラムということもあり、教会内はすでにたくさんの人が入っていました。開園時間間近には、満席になり、立ち見で聴いていたお客さんもいたほどです。
プログラムの前半は、古代の作曲家、あまり知られていない作曲家でしたが、いわゆるバロック、古典調のソナタや楽曲が続き、後半は近代の作曲家による現代音楽。
パーカッションも入って、ちょっと不気味な四重奏でした。
全体的に言えば、ハープ四重奏という試みは珍しく、それだけでも聴く価値はありました。しかもハープは高い楽器なので、それが一度に4台も揃うというのは、それだけでも見ごたえあり。
繊細な音色はとても素晴らしいのですが、カルテットということで、他の楽器が入らないこともあり、後半は少し飽きました。さらに、弦がたくさんありすぎるためか、ミスタッチがあると、けっこう目立つように感じました。
とはいえ、開場はブラボーの嵐。みんなかなり気に入っていた様子でした。
コンサートの後も、近くに行ってハープをよく見ることができました。
装飾もすごいですよね。
赤い弦はド、青い弦はファになっているそうです。
そして、足元には左に二つ、右に四つのペダルがありました。
ペダルは、半音上げたり、下げたり、ナチュラルにするために使われるそうです。
教会のコンサート、おススメです。