広場でサンドウィッチを食べた後は、世界遺産の聖ソフィア大聖堂(Saint-Sophia Cathedral)を訪れます。
正面に見えるのは聖ソフィア大聖堂の鐘塔です。黄金の玉ねぎ型のドームと美しい水色の装飾が特徴的です。
ここは聖ソフィア大聖堂前の広場です。向こう側には聖ミハイルの黄金ドーム修道院が見えています。
この広場には、着ぐるみを着たり、鳩を持っている人たちが観光客に寄ってきて、写真を一緒に撮ろうなどといって、お金をぼったくるので注意が必要です。
まずは入り口でチケットを買います。
いろいろな種類がありますが、大聖堂だけでなく敷地内の建物にアクセスするには80フリビャナのチケットを買う必要があります。
聖堂内部は写真撮影は禁止なので、残念ですが外観のみ。
大聖堂内の写真は、撮影禁止なので、トリップアドバイザーなどのページから転載させていただきました(下記)。フレスコ画が特徴的で、色彩豊かなイコンやモザイク画で埋め尽くされています。
こちら写真のほうが、より実際の内部の様子を表していると思います。煉瓦色の壁とドームはまさにビザンチン様式で、トルコのアヤソフィアを始め、多くのトルコの古い教会に似ていました。 ソフィア大聖堂は、1037年にキエフ大公国のヤロスラウ大公によって建立されました。この当時、他に例を見ないほど立派なこの大聖堂は、ルーシ(キエフ大公国)のキリスト教とその権威を主張するものでした。
これが聖ソフィア大聖堂内の地図です。最初に正面の入り口から入らなかったので、この地図は後から見ることになりました。
ソフィア大聖堂の敷地の中には、本殿の大聖堂の他にもたくさんの建物がありました。
メトロポリタンの居住地区、食堂、神学校、鐘塔、ベーカリーなど。一応、80フリビャナのチケットでほとんどの建物にアクセスできましたが、大聖堂以外では、それほど見応えのあるところはありませんでしたので、時間がない型は、大聖堂だけのチケットを買っても十分です。
敷地内は穏やかで神聖な雰囲気です。雪がまだたくさん残っていましたが、幸運にもお天気が良かったので割と暖かかったです。
メトロポリタンの居住地区の建物に入ってました。中には、当時の家具を再現して作られた部屋がいくつか展示されていました。家具の多くはフランス製でこの真ん中にある振り子時計も19世紀のフランスのものだそうです。
こちらは、フランスのお城でもよく見かけたことがあるヨーロッパ特有の陶器製の暖房器具です。この中にお湯を入れて部屋の空気を温めるというものですが、この極寒のキエフでどれだけの効果があったのかは不明です。
中はかなり広く、たくさんの部屋がありました。
こちらもまた別の客間のようなセットです。
二階に上がるとモダンガラスアートの展示会も行われていました。この部屋の壁画もキリスト教の宗教画なんですが、なかなか見事でした。
展示部屋の至る所に宗教画やキリストの絵が描かれていました。
続いて神学校の建物に入りました。
中は小さな博物館のようになっていて、展示品が祭壇の両脇に飾られていました。
この壁に掛けてある細長い絵は、ウラジミール公がキリスト教に改宗する決意をしてから、ビザンチン帝国に使者を送ったり、ビザンチン帝国からアンナ女王がキエフ大公国に嫁入に来た様子、そして結婚式の様子が描かれています。
正面の祭壇にはキリストのイコンが飾られています。
主な見どころはこんなところでしょうか。時間がない方は大聖堂だけでも十分だと思います。
最後に鐘塔の上まで登ってきました。
塔から眺める大聖堂。綺麗ですね。
そして前の広場。絶景です!
塔はまだまだ上にも登れましたが、見上げただけで、体力がないのでやめました(笑