二日目の夜は、独立広場近くのちょっと変わったウクライナ料理のレストランに行って見ることにしました。
まずはタクシーで独立広場へ。
夜はライトアップされていてとっても綺麗ですね〜。
これが独立広場のシンボルの塔です。
さて今夜のレストラン、 Ostannya Barykada(オスターニャ バリカダ)は、夫の友人の義妹さん画ウクライナ人というので、その人に事前に連絡して教えてもらったおススメのレストランの一つです。
サイトを見る限りでは、隠れ家のようになっていてなかなか見つからない。そしてやっと見つかっても、合言葉を言わないとレストランの中に入れないそうです。
とりあえずホテルのコンシェルジュにお願いしてレストランに予約を入れてもらいました。
トリップアドバイザーには、独立広場の近くのGlobus mall というショッピングモールの中にあるらしい、というのですが、このショッピングモールは独立広場側と反対側の両方にありました。結局いろいろな人に聞いて、独立広場の反対側のドームを超えたところのモールの中にあるよ、と身振り手振りで教えてもらいました。
ショッピングモールの中に入って、エレベーターに乗り、言われたとおりの階を押すと、土産物屋にでました。
ここで、ウクライナ語の合言葉を言うことになっているのですが。実は私たちの前にも観光客が来ていたので、その人たちにレジにいた女の人が英語で説明をしていて、それを一緒に聞いていたので、中に入ることができました。合言葉はもう忘れましたので、皆さんが行くときはまた説明を聞いてください(笑
ちょっと隠れ家っぽいところがウケて、キエフでは人気のレストランだそうです。
合言葉の後に、隠し扉の向こうは、こんな風になっていました。なんか日本でも一時、こういうテーマ居酒屋的なものが流行ったことがありましたが、そんな感じです。
中に入る前に、ここに来るのは初めてかどうかを聞かれ、レストラン内のガイドを希望するかどうか聞かれます。面白そうだったので、希望するにしました。
レストラン内のディスプレイなどを英語で説明してもらえます。
ちなみにこの壁にあるのは手です。このレストランは、ウクライナの独立革命後にできたものだそうで、これはウクライナの人たちの誇りを表しているそうです。ちなみにこのレストランでは、ロシア語を話しても、答えてもらえないとか(ロシア語離せないけど)。
中に入ると、ウクライナ出身のアーティストがデザインしたモダンアートのタペストリーが飾られていました。
そして他のお客さんたちが食べているテーブルの脇を通りすぎて、このバーのようなところに案内されます。ここでウクライナのオリジナルカクテルはどうですか?とすすめられて、座ったとたん、あらら、この椅子が右に移動して隣の部屋に自動的に連れていかれます。なかなか楽しい演出です。
隣の部屋はこんな感じ。このレストラン、けっこう広いです。
私たちは、ここの二階席に案内されました。
この像の後ろにある壁は、外まで突き抜けていて、革命当時の痕跡が残る歴史的な壁だそうです。
さて、やっと席につきました。お腹ペコペコです。
メニューは英語です!
真ん中にあるキャビアの盛り合わせ。1259フリビャナ!!!(約39€)です。
キャビアはやっぱり高いですね。
とはいえ、フランスで食べるよりは全然安いというので、注文することに。
そして、メイン料理です。
STERLETというのは、チョウザメの一種ようです。これと、ラム肉のグリルを注文しました。合わせて、白ワインと赤ワインをグラスで注文。
こちらはRatafiaという甘いリカーです。Fortified Wine(酒精強化ワイン)の一種で、赤ワインや白ワインの製造工程で、発酵途中の段階でさらにアルコールを加え、発酵を止めてアルコール濃度を高めたものです。代表的なFortified Wineには、ポルト酒やシェリー酒などがあります。
こちらのラタフィアは、とても甘くて飲みやすかったですが、アルコール分はかなりありました。たぶん20度くらいでしょうか。ちなみに夫は、アニスの香りがすると言っていましたが、ウェイターに聞いたらアニスは入っていないそうです。
お待ちかね、キャビアが登場しました~!手前にはビスケット風のパンケーキ、それからキャビアの隣はマヨネーズ、玉ねぎ、卵の刻んだものです。
キャビアの瓶は、シールがされた状態で出てきます。
これを食べる前に確認し、本物のキャビアであることを確かめるそうです。
確かに、偽物のキャビアを中に詰められることもあるかもしれないですからね。
蓋は自分で開けます。けっこうたっぷり入っています。
たしかに一瓶丸ごとなら安いかもしれません。以前にフランスで小さなキャビアの缶を買ったときも40€くらいしました。レストランでは恐ろしくて食べたことないです(笑
写真、ちょっとボケてますが。キャビアをたっぷりのせたビスケットをほおばります。
キャビアの味はイクラに似ていると思います。まあ、同じ魚卵ですからね。
イクラもこうやってパンケーキにのせて食べたら美味しいかも。
ちなみに、他の付け合わせの玉ねぎや卵を一緒にのせると、キャビアの味が半減していしまうので、一緒に食べない方がいいと思いました。
前菜の後は、メインです!!
こちらはラムチョップのグリル。下にある茶色のチョコレートのようなソースは、黒ニンニクのソースです。日本で食べた乾燥黒ニンニクの味がしました。
このラム肉、柔らかくてジューシーで、すごく美味しかった♪♪
チョウザメのグリルの方は、皮を剥がれてこんな形ででてきます。
味はわりと淡泊でした。魚料理はやっぱり日本が一番だなー。
お金を使いすぎたので、デザートはなし(笑
といっても、キエフでたぶん一番高いくらいのレストラン、お会計は80€弱でした。
フランスのレストランで言ったら、普通の値段です。もちろん、キャビアを頼まなければもっと安くすみます(笑