今日は、待ちに待ったオペラの日です!!
夫と二人で見に行くつもりでしたが、夫はキエフからさらに田舎のドニエプロという町に出張に行かされてしまったので、一人で鑑賞です。
ホテルのラウンジで腹ごしらえをしてから行きます。
ウクライナ国立オペラ劇場はホテルから歩いて10分ほどのところにあります。
外は相変わらずの寒さです。
夜はオペラ座もライトアップされていて、いい感じですね。
チケットを見せて中に入ると、昔のままのオペラ座の内装が残されていました。
これは入り口の天井です。(説明がないとなんだかわかりませんよね)
入り口の奥に進みます。
他のお客さんについて、地下に降りていきます。
内装もゴージャスな感じで、テンションがあがります。
廊下には、歴代のオペラ歌手や俳優、女優の写真などが飾られています。
こちらがホールの待合スペース。
パンフレットなどもここで買えます。ちなみに奥には、カフェスペースがあって、開演前にワインやシャンパンなどを飲むこともできます。
冬のキエフではクロークは必須ですね。
パリではクロークはお金をとられますが、キエフではタダでした。
いいね、キエフ!
そして、コートを預けてもらったタグがこれ。
すごい、カッコいい!
さて、開演10分前のベルが鳴ったので、みんなワサワサと劇場内に入ってきます。
私の席は、1階席の後ろの方です。とはいえ、S席なので、きちんと舞台は見えます。
劇場の天井です。
これはパノラマで撮った劇場内の写真。
途中、ちょっと歪んでいますが、ご了承ください。手ブレです。。。
飾りもパリに負けないくらい豪華でしたよ。
さて舞台幕開けです。
マダム・バタフライといえば、プッチーニ作の有名なオペラの一つ。
幕末後の長崎を舞台にしたアメリカ海軍士官ピンカートンの現地妻になった没落藩士の娘で芸者の蝶々さんの悲恋の物語です。
このオペラは、もともと日本が舞台となっているものの、西洋人の見た日本という描かれ方をするため、着物や髪型、建物が中国などと混ざってしまって、変なものになっている場合が多いんです。
私も舞台を見るのは初めてですが、以前にDVDで見た時、イタリア人歌手の太った蝶々さんが西大后のような着物と髪型で出てきたのには、ちょっとギョッとしました。
ということで、今回ですが。
そのDVDよりはだいぶマシになっていました。一応、みんな着物着てましたしね。
でも、着物の衿合わせのところが右前になってしまっていたり、おばさんでも若い娘でもみんな振り袖着ていたり、帯は締められないらしく帯っぽくした布を垂らしていたり、とツッコミどころはたくさんありました。
でも、まあ文化検証はともかく、音楽としては、素晴らしかったです。
蝶々夫人役の歌手も痩せていて美人だったんですが、やっぱり西洋人だから目鼻立ちがくっきりしていて、なんとなく違和感がありました。
あ、ちなみに言語ですが。
イタリア語の原語のオペラに、ウクライナ語の字幕がつくというもので、内容を知らない場合はキツいと思います。
私は、大まかなあらすじを知ってはいたものの、幕間の休憩時間にもっと詳しい内容をウェブで読んだりしていました。
こちらは、カーテンコールの様子です。
顔は見えないと思いますが、真ん中にいる白い洋服の歌手が蝶々夫人役。
青いジャケットの男性が、ピンカートン役です。
それにしても、素晴らしいオペラが1200円で楽しめるなんて、キエフは本当におススメですよ。