海外食べ歩きブログ(レシピ付)

海外で出会った美味しいもののレシピやその他の出来事をつづったブログです

ローマ街歩きでサンピエトロ・インヴィンコリ教会に行きました

コロッセウム見学の後、ちょっと別の地下鉄の駅までふらふら街歩きをしてみることにしました。
コロッセオを後ろにして坂道を登ってVia Degli Annibaldiという通りを登っていきます。コロッセオの側は観光客だらけですが、さすがにこの辺まで来ると、観光客はいなくなりひっそりとしています。

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長い一本道をどんどん進んでいきます。

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途中にあったサンタマリア・アイモンティ教会(Chiesa di Santa Maria dei Monti)にふらっと入ってみました。

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中に入ってビックリ。ローマの教会は、それほど大きなところでなくても、内部の飾りが豪華です。フランスの教会は、わりと質素なので、それだけでも違いがあって面白い。

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そしてドームがあって、そこにも細かい模様や絵がぎっしり描かれています。

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こちらは天井部分です。

この教会では、ホームレスや貧しい人々に食事を提供しているそうで、しかもきちんとテーブルで食事を食べさせてくれるそうです。教会への寄付はそのために使われるとかで、これこそ教会のあるべき姿ですね。
ということで、私も1€だけ寄付してきました。

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天井と壁の部分は、フレスコ画がギッシリです。どれも素晴らしい。

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そしてフレスコ画の向こうにはパイプオルガン。

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屋根付きの飾りの下は、石像の彫刻付きの棺のようになっています。
有名な人なんでしょうが、私にはわかりませんでした。

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教会を出てすぐの道を右に曲がります。
小さな小道になっていて、テイクアウトのお店がたくさんありました。

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ここは小さなピザ屋さん。お値段も良心的です。

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こちらのお店もピザやスナックのテイクアウト店です。

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中にはいいてみると、美味しそうなコロッケがたくさん。

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ピザやラザニアもあります。

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お肉入りのコロッケを一つ買って食べてみることに。

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トマト味のライスコロッケのようになっていて、中にお肉も入っています。美味しい!!これで1.2€です。おやつにはもってこいですね。

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さて街歩きを続けます。
地図を見るとこの近くにサンピエトロ・インヴィンコリ教会というのがあるようなので、行ってみることにしました。

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この教会に行くまでの階段が、ボルジア階段というそうですが、中でアコーディオンを弾いているおじさんがいたりして、なかなか趣があっていいです。でも階段はけっこう多いです。

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全然、関係ないんですが、太ったカモメがいたので撮ってみました。ローマは食がいいからカモメも太るのか?などとくだらないことを考えてしまいました。

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さて、これが教会の入り口です。あんまり教会っぽく見えないけど。

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中に入ると、やっぱりすごかった。天井の大きなフレスコ画にまず目を奪われます。
どうやら有名な教会らしく人がいっぱい来ていました。

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後で調べたところによると、この教会は東ローマ帝国皇帝テオドシウス二世と皇妃の娘エウドッシア・リチニアによって5世紀に建てられました。

伝説では、聖ペテロがエルサレムの獄中でつながれていた鎖と、マメルティーノの牢獄に繋がれていた鎖を、皇妃が信者からもらい受け、ローマにいる娘のエウドッシアに送ったと言われているそうです。そしてこれが教皇に献上されて、この教会に収められたとか。この鎖は毎年8月になると、信者に開帳されるそうです。
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こちらが天井のフレスコ画。見事です。

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さて、この教会のもう一つの見どころは、ミケランジェロ作のモーゼ像だそうです。
ミケランジェロは当時、ローマ教皇から大きな墓廊の制作を命じられていましたが、資金やいろいろな政策の変化で、完成はしませんでした。その中で実際に完成していたのが、このモーゼ像と二体の奴隷像だそうで、奴隷像の方はフィレンツェのアカデミア美術館とパリのルーブル美術館にあるそうです。
今度、ルーブル美術館に行ったら、探してみようと思います。

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モーゼ像だけでなく、他の装飾もとても素晴らしく、ふらりと歩いて入ってみたにしては、凄い教会に来れてよかったなーと思いました。
ローマような古い町では、こういう偶然の発見もとても面白いと思います。

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さて、教会見学の後は、近くのレストランに入ってランチにしました。
ラザニア。味はまあまあでした。観光客向けのレストランに入っちゃったみたいですね。

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モッツァレラチーズのサラダもまあまあ。

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デザートのケーキは美味しかったです。

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それほど美味しくなかったので、紹介はしないでおきます。