先日、語学学校でケー・ブランリー美術館(博物館)に行ってきました。
ここは、2006年にジャック・シラク元大統領がオープンさせた美術館で、アジア、オセアニア、アフリカなどのヨーロッパ以外の民族コレクションをたくさん展示しています。
セーヌ川岸側の外壁は、植物学者パトリック・ブランが手掛けた垂直庭園になっていて、建物を囲む広い庭園は、造園家ジル・クレモンがデザインしたものです。
この日は雨のため、残念ながらせっかくの素敵な庭園を楽しむことはできませんでした。
さて、入り口のところにはアフリカっぽいトーテンポールがお出迎え。
さっそくオセアニアコレクションのセクションから見て回ります。
こちらはパプアニューギニアの木の人形。
日頃あまり見る機会がないけれど、こういうエスニック美術品もなかなか面白い。
こちらは杖のような、笛のような。。。
団体行動なので、ゆっくり解説を読む暇はなく、駆け足で通り過ぎます(笑
こちらは原住民のマスク。
よく人食い人種とかが出てくる映画に一緒に出てきそうですね。
こちらの人形は、なんとかなく不格好で可愛い。。
この辺りは、ずっとパプアニューギニアから、ニュージーランドのコレクションが続きます。
一瞬、目を見張るのがこちら。
『祖先の柱』という名のこのコレクションは、パプアニューギニアの作品で、祖先の神々が一つの柱の上に乗っています。宗教儀式に使われたもののようです。
ヘルメット、マスクという解説がありましたが、不思議なマスクです。こちらも宗教儀式に使われたものでしょう。
メラネシアのアスマット族のコスチュームです。
ジパエ(Jipae)というのは、この地域の宗教的な祭りですが、その際に着る衣装として、特別に選ばれた者たちによって製作されます。数年に一度開催されるこの祭りは、故人、殊に村の長老や酋長格の人物の死を悼み、現世から霊界への聖なる旅立ちを願って行われるそうです。
こちらもメラネシアのマスク。この仮面は島々と北の人々の間で、貿易の際に交換されたりしていたようです。
他にもこんなに面白い珍しいコレクションがいっぱい!
こちらはチベット系の衣装みたいに見えるけど、インドネシア系らしいです。
ガムラン用の影絵人形
刺繍が美しいタペストリー
こちらはオーストラリアのアボリジニーアートです。
後編に続きます。