海外食べ歩きブログ(レシピ付)

海外で出会った美味しいもののレシピやその他の出来事をつづったブログです

ルーブル美術館観光案内

ルーブル美術館は何度か行っているんですが、今回、母が日本から観光に来ているので、そのお供でまた行ってきました。
まず、オンラインでチケットを予約しました。
当日券はものすごい行列ですし、パリのミュージアムパスなどを買ってもたくさんは周り切れないという人は、日にちと時間指定はありますが、オンラインチケットを事前に買っておくのが良いと思います。

この日は12時からの時間指定。最初に地下のカルーセルモールの方から入ろうとしたら、オンラインチケットの人は、ピラミッド上のエントランスから入るように言われました。

f:id:S_tabearukirecipe:20180925225556j:image

ピラミッド前だけでもけっこうな混雑です。でもオンラインチケットのおかげで10分ほどでセキュリティーチェックを終えて、美術館の中に入りました。
f:id:S_tabearukirecipe:20180925225524j:image

リシュリュー翼から入ってまずは半地階および1階にあるマルリーの中庭にやってきました。たくさんの彫刻があってガラス天井から日が差し込むので、とっても素敵で絵になります。
f:id:S_tabearukirecipe:20180925225559j:image

まずは古代オリエントのセクションの見どころ。
行政官エビ・ルイの像です。思ったよりも小さいです。。。
マリ王国の行政官であるエビ・ルイ像は、愛と戦いの神イシュタールへの供え物だそうです。両手を合わせて腰を下ろし、微笑みながら神に祈りをささげています。
f:id:S_tabearukirecipe:20180925225531j:image

この辺りにハムラビ法典があると思って探しましたが、見つからず。。。。残念無念。

次に見たのは、サルゴン2世宮殿中庭の「有翼人面牡牛像」です。
こちらは大迫力!
正面から見ると静止したように見えますが、横から見るとその動き感じることができます。この牡牛像は、宮殿の周囲に聖なる領域を作り、神アッシリアの司祭長として王を神聖化する役割を担っていたそうです。
f:id:S_tabearukirecipe:20180925225539j:image

さて、次は上の階に上がって、こちら。フランドル出身の画家ヤン・ファン・エイク作の「宰相ロランの聖母」です。神の子イエスの顔は、十字架上で33歳の生涯を終えるというその悲運な運命を予兆していると言われているそうです。
f:id:S_tabearukirecipe:20180925225536j:image

次は、ジャン=アントワーヌ・ウードン作の「狩人のディアナ」。
つま先立ちで平衡をとる美しいディアナが狩りをする様子の一瞬を捉えたこの作品は、ディアナの全裸の姿は不適切だと批判され、スキャンダルを巻き起こしたそうです。


f:id:S_tabearukirecipe:20180925225551j:image

フェルメール作の「レースを編む女」
ルーブルに二点あるフェルメールの作品のうちの一つであるこの作品は、日常を題材とする親しみやすい主題ながら、フェルメール特融の光や視覚的な技法が用いられているそうです。この絵自体は、けっこう小さめでした。
f:id:S_tabearukirecipe:20180925225514j:image

さて、ここで昨日ご紹介したカフェ・アンジェリーナで一休み。
その後、一度下まで降りて、リシュリュー翼の反対側のドノン翼に行くために一度外へ出ます。ルーブル美術館内はとても広いので、中から行くよりも、一度外に出て反対側に行ってしまった方が楽な場合もあります。再入場は同一日で三回まで可能です。

さて、ここからモナ・リザ、その他ダヴィンチの作品などメインのイタリア絵画に行きましたが、予想通りの大混雑のため、写真なし。

そして、フランス絵画のセクションでは、ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」を見て、その横にあったのがこちらも有名な絵の一つ、テオドール・ジェリコーの「メデューズ号の筏」です。1816年のメデューズ号の難破を題材としたこの作品は、149名の遭難者が必至にしがみついて生き延びようとする様子を描いています。

あ、ちょっと横切るおじさんの頭が入っちゃいましたね。。
f:id:S_tabearukirecipe:20180925225546j:image

さて、これも有名。サモトラケのニケ
サモトラケ島で発見された勝利の女神ニケが、島に吹く激しい風に耐える様子が彫刻ではっきりと現わされています。首から上があったらどんな顔だったんだろう?と予想するのも、見る者の好奇心を誘いますよね。
この彫刻は、置かれている台座もカッコいい。やっぱり絵になりますね。
f:id:S_tabearukirecipe:20180925225541j:image

ドミニック・アングルの「グランド・オダリスク」。女性の裸体を美しく見せるためにわざと背中を長く描いたとされる作品。そういわれてみれば、背中が異様に長い。
f:id:S_tabearukirecipe:20180925225549j:image

最後は古代エジプトから。

もうここまで来るのにかなり疲れていて、ここで帰ろうかと思っていたんですが、古代エジプトの書記座像を見てから帰ろうということで、わざわざ探して歩き続けました。

その途中で見つけたのが、こちら。
「アメンヘテプ4世又はアケナトン巨像」厚ぼったい唇と細長い顔が特徴的で、こんな顔の人、けっこうその辺にもいるなーと思うような顔でした(笑
f:id:S_tabearukirecipe:20180925225516j:image

そして、あったー。「書記座像」
なんか、期待してきたけど、けっこうショボい。。。(笑
っていうか小さい。古代エジプトの書記であった男をモデルにした像だそうです。
うーん、これを見るためにあんなに歩いたのか~。。

f:id:S_tabearukirecipe:20180925225533j:image

しかし、ルーブル美術館、ここで紹介していない作品もたくさんありましたし、私たちが見られなかった作品もまだまだたくさんあって、本当にじっくりみたら1週間以上かかるとも言われています。そんなに見たら気持ち悪くなりそう。
それではこの辺で。