海外食べ歩きブログ(レシピ付)

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パリ観光、晴れた日のロダン美術館

今年のパリは10月なのに好天が続きます♪
今日は、ロダン美術館に行ってきました。
ロダン美術館は、ナポレオンの棺のがあるアンヴァリッドのすぐ隣にありますので、余裕があれば、両方合わせて観光するのもいいと思います。
ドーム状のバジリカ風の建物がアンヴァリッドです。

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さて、ロダン美術館に入場して、まず最初に目に入るのは、教科書にも載っている有名な彫刻、『考える人』です。
もっと暗い美術館の中にあると思っていたら、こんな庭の一角にあるなんてちょっと驚きました。
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正面からみるとまた感じが変わりますね。これが彫刻の面白いところです。
もともとこの『考える人』は、『地獄の門』の頂上に置かれる一部分として構想されたそうで、地獄の門の上で熟考するダンテを表しているという説もあるそうです。
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ロダン美術館の見どころは、やはりその広くて美しい庭園です。ロダンの主要作品である彫刻は、庭のところどころに置かれていて、美しい庭園の雰囲気と調和しています。

こちらの作品は『バルザック』。
フランスの小説家、バルザックが亡くなって、ロダンは、そのバルザック像の制作依頼を2万フランで引き受けたそうです。
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庭園には、円錐形に刈り込まれた植木がたくさん並んでいます。
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この立派なロダン美術館は、ロダン自身が壮大な寺院を修復させて出来上がったものだそうです。この美術館の他、大きな邸宅、世界中からのたくさんの美術品を収集していたロダンですが、実は結構ケチだったそうです。幼年時代から貧しい暮らしをしていたので、美術家として成功した後も、その生活は慎ましく、大金は美術の制作と美術品の収集だけに向けられていたため、使用人や周囲の人からは、ドケチと噂されていたとか(笑

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さて、こちらは庭園の反対側にある彫刻。作品名は忘れましたが、パレットを持っているので、おそらく画家なんでしょうね。身体に比べて足がかなり大きいような気がします。
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広い庭園の中には、たくさんの作品がありました。

ヴィクトル・ユゴーのモニュメント。
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こちらが、おそらくこの美術館で一番のみどころ、ダンテの『地獄門』です。40歳のときに制作したもので、イタリアの詩人、ダンテの作った「神曲」にヒントを得て、その地獄変に出てくる地獄への入り口を表したものです。
地獄の門の最上部には、『三つの影』(ロダンの彫刻作品の一つ)、その下には『考える人』があります。

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こちらも有名な、『カレーの市民』のモニュメント。14世紀の中頃にカレー市は、イギリスのエドワード3世軍によって包囲され、抵抗を続けたものの破壊されようとしていました。その時、残酷な条件通りに身を犠牲にして6人の義民の姿がここに表されているそうです。
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庭園だけの入場もできるようです。ここは、ぜひ晴れた日に訪れることをおススメします。
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