海外食べ歩きブログ(レシピ付)

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語学学校で行くオルセー美術館 その1

語学学校で行く〇〇シリーズ、今回はオルセー美術館にやってきました。
いつも、いろいろと興味深い場所を選んでくれるので、楽しめます!
オルセー美術館は何回か行ったことがありますが、とにかく作品が多いので、すべて見るのは無理、いつも見たいところだけを中心に見て帰ってきています。
今回はどんな発見があるかなー。

いつもは一人でなんとなく見てまわっていますが、今日はボランティアのガイドさんもついているので楽しみです。しかし、語学学校のアクティビティーなので説明はフランス語です。それでも分かるところだけでもなんとか、お伝えします。

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オルセー美術館が昔は鉄道の駅だったのは有名な話で、よく見ると駅舎として使われていた頃の面影を見ることができます。花模様の彫刻で装飾された丸天井は、ローマ帝国時代の聖堂や浴場の影響を受けていると言われています。
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鉄道駅舎のプラットホームは、美術館のメインギャラリーとなりました。
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自由の女神像
こんな入り口のところにあったんですね。
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ジャン・オーギュスト・ドミニク・アングル作 『泉』
彼はこの作品を生涯をかけて描いたといわれています。アングルの巨匠ラファエロを思わせる白くなめらかで輝くような肉体の光沢と、柔らかい微笑、絵全体をまとう清純な雰囲気などが見どころだそうです。
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こちらの作品は、テオドール・シャセリオー作 『テピダリウム』1853年
シャセリオーは、アルジェリアを訪問し、この作品を描きました。古代ローマ時代の浴室を思わせる背景とハーレムにいる多数の女性を描いたこの作品は、当時のサロンで騒がれました。
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面白い似顔絵のような肖像画
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ジャン・フランソワ・ミレー作 『落穂拾い』
あまりにも有名な作品で、美術の教科書にも必ず出てくるこの作品。
正直、どこがいいのか、ちっともわかりませんでしたが、工業化がすごいスピードで発達していった1800年代、ミレーたちは自然主義再発見者として、農民階級の謙遜と簡潔な暮らしに価値を見出し、彼らの労働の美しさと献身を高く評価する作品を表した、という背景があるそうです。なるほど、そういわれると、なんだかしっくりきます。
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こちらもミレーの作品 『晩鐘』
祈りのための鐘が鳴ったため、農作業を中断する農民夫婦の様子を描いたもの。
ここにもミレーの崇拝する農村世界の美徳が描かれています。
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こちらは、別の自然主義者、ローザ・ボヌールの『ニヴェル地方の労働 鍬入れ』

写真かと思うほど、写実的によく描かれています。
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メインホールにある大作、トマ・クチュール作の『退廃期のローマ人』通称『ローマの乱痴気騒ぎ』1847年
この大作は、サロンで大成功を収め、国家は作品購入に12000フランという莫大な金額でこの作品を買い取ったそうです。ラファエロフレスコ画やヴェロネーゼの『カナの婚宴』のような巨大構図を使って、酔いしれて退廃的な雰囲気に包まれるローマ人の様子を描いています。
なるほど、こちらも何回も前を通っていましたが、じっくり鑑賞するのは初めて。
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こちらはジャン・バティスト・カルポーの彫刻作品、『ダンス』
一見、優美で無垢に見えるこの作品が1869年のオペラ座の正面門に現れた時、このバッコスの一団の人物像の裸体が、衝撃を与え大喧騒を巻き起こしたそうです。
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こちらはそのオペラ・ガルニエ、パリのオペラ座の模型。
細部に至るまで、客席や舞台、仕掛けの様子などを見ることができます。
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さらにオルセー美術館何には、アール・ヌーヴォ時代の装飾芸術作品も数多く展示されています。こんなセクションがあったことも知りませんでした。
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この後は、印象派のセクションを見学します。

 

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