海外食べ歩きブログ(レシピ付)

海外で出会った美味しいもののレシピやその他の出来事をつづったブログです

パリのミュシャ展に行ってきました。その1

パリのリュクサンブール美術館でアルフォンス・ミュシャ展が行われています。
9月からやっていて、ずっと行きたいなーと思っていましたが、いろいろな都合で行けなくなり、今月の27日には終わってしまうということで、ついに行ってきました。
チケットは、インターネットで時間指定の予約をしておいて大正解でした。というのも、美術館の外は、当日券を買う人の長い行列ができていました。。

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さて、さっそく中に入ります。平日の午後にもかかわらず、かなり混み合っていました。こちらは、彼の出世作『ジスモンダ』。舞台女優のサラ・ベルナールの芝居のために1895年に彼が作成したポスターです。年の瀬に急遽ポスター発注が決まったものの、主だった画家が休暇中で、当時、印刷所で働いていたミュシャに白羽の矢が立ったのでした。もちろん、ポスターは大好評、芝居も大成功となり、ミュシャはアール・ヌーヴォの旗手としての地位を不動にしました。
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こちらは、同じ女優、サラ・ベルナールの別の舞台のポスター、『椿姫』です。
ミュシャらしく、美しく繊細で優美な作品です。
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サラ・ベルナールの舞台の別のポスター『ロレンツァツィオ』。
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ミュシャは、サラ・ベルナール主演作品のために、たくさんのポスターを手がけました。
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彼の作品は、この最初のポスターの成功もあって、商業界と深く結びつき、ポスターだけでなく、装飾パッケージなどもたくさん手掛けています。

こちらは、美術学校近郊の画廊『サロン・デ・サン』で開催されたミュシャの個展のポスター。たくさんの白い花の髪飾りを付けたスラブ風の少女が描かれています。
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こちらは香水瓶のラベルのデザイン。
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ビスケットの箱のデザイン。
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香水のポスターなどなど。どれも彼の作品に出てくる女性は、本当に神々しく美しい。
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こちらは、モエ・エ・シャンドン社のシャンパンのポスター。
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いかにも優雅で上品な感じが、シャンパンのイメージにぴったりですよね。
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日本でも、ミュシャは人気のある画家なので、彼の作品は何点かレプリカなどで見たことがありましたが、こんなに数多くの作品を見るのは初めて。
来てよかったー!!
こちらは、ミュシャの代表作『黄道十二宮』。
十二星座と智天使ケルビムを表した作品で、当時はカレンダーの意匠が基となったものです。
私もこの作品は、本物ではないけれど、以前に見たことがありました。
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ミュシャの作品はまだまだ続きます。。