ツタンカーメンのお墓を見た後は、ラムセス4世のお墓に向かいました。
お墓の前には、必ず墓守りのような人がいて、たまにお金をくれと言われたりもします。こちらのお墓の中は、お金を払えば写真撮影がOKとのことでしたが、ガイドさんの話によると、やはりフラッシュをたかなくても、写真を撮ることで、少なからず劣化が進むとのことでしたので、写真を撮るのはやめました。
こちらは、ラムセス4世の墓から見下ろした王家の谷の様子。
ラムセス4世のお墓は、ツタンカーメンの墓と違って、まっすぐに作られています。
こちらはTrip Advisorから転載した写真。
両脇がびっしりとヒエログリフで覆われていて、圧巻です。近くで見ると、本当に色鮮やかに残っています。これも長い間、空気にも触れず、乾燥した室内で守られていた賜物ということで、こういう素晴らしい遺産を後世にも残していってほしいものです。
先を進むと玄室に繋がっていきます。玄室の天井部分には、青いラピスラズリを使った絵が描かれていて、本当に美しい。まるで異空間でした。
(写真はTripAdovisorから転載)
この玄室には、花崗岩で作られた石棺が置かれています。天井部分には、天空の女神ヌトが背中合わせになって身体を曲げて、夜と昼の天体図を表しているそうです。
夜の書には、新たに再生した太陽が2枚の翼をもったスカラベ(コガネムシ)として描かれているそうです。昼の書には、ヌトの身体から再び生まれ落ちた太陽を受け取るイシスとネフティスが描かれているそうです。
(写真はTripadovisorから転載)
続いて、ラムセス9世のお墓に向かいます。
(写真はWikipediaから転載)
こちらも壁一面にレリーフ画が描かれていました。
写真は、再生した太陽とスカラベ(コガネムシ)、その横には葬儀を取り仕切るアヌビス神が描かれています。太陽と思われる赤い玉を持った人型が、エレベーターの様に坂を上ってくるところが描かれていて、面白いです。
さらにお墓の中は、さまざまなレリーフで埋め尽くされています。
天井部分には青いラピスラズリを使った天空や、黒で描かれた夜の空が描かれています。
(写真はPinterestから転載)
そして一番奥の玄室。ここは本当に素晴らしい。天井部分には、ラムセス4世の部屋にもあった昼の書と夜の書が描かれています。
(写真はLonely Planetから転載)
王家の谷、やっぱり凄かったです!!