グエル公園の有料エリアの列柱ホールの脇から無料エリアに出て散歩を続けていると、可愛らしいピンクの建物が見えてきました。
係員の人に聞くと、ガウディーの邸宅だったそうで、有料だけど中も見学できるというので早速行ってみました。
グエル公園が分譲住宅として建設された際のショー・ハウスとして、ガウディーの親友で右腕だったフランシス・ダシス・ベレンゲルによって建設され、現在、中は博物館になっています。ちなみに入場料は5€です。
外壁には、グエル公園のモニュメント階段などにあった壊れたタイルを使ったデザインがありました。
玄関部分は高級感のある落ち着いた造りになっています。
窓から眺めた庭の様子。
ガウディー自身が人間工学に基づいてデザインした家具がたくさん展示されています。
こちらの椅子は少し豪華なデザイン。実際に座ることができないのが残念です。
ガウディー独特のデザインがここにも表れています。
ガウディーが自分が住むために建築したこともあり、他の建築物とは異なり、奇抜なデザインや豪華な装飾はありませんが、それがかえって良い感じになっています。
二階の大窓から見えるグエル公園の景色も素敵です。
こちらはガウディーの頭像。ガウディーって、こんな顔だったんですね。
敬虔なキリスト教徒だったガウディーは自宅の中に、礼拝堂を作っていました。
こちらはガウディーの寝室ですが、ここにも祈りのスペースがありました。
洗面所とトイレ。
ガウディーは、この家に父親と姪と一緒に暮らしていました。
ただ、晩年、サグラダファミリアの建設が始まると、教会に寝泊まりする日も多かったといいます。
庭の休憩スペース。
庭の方から見たガウディー・ハウス。
庭の先からはグエル公園に繋がっています。
庭の中には、こんな風に木のアーチがあったりして、天気が良ければ時間をかけてゆっくり見るのも楽しいですが、それほど見どころはないので、急いでいる場合には省いてもいいと思います。