週末はアンヴァリッドで屋外オペラが上演されました。
年に一度行われるこのオペラは、2001年から行われていて、パリのオペラ愛好家に親しまれてきました。
今年はプッチーニの『トスカ』が上演されるということで、楽しみです。
アンヴァリッドの場内はオペラ用のライティングが設置されていました。
ナポレオンの棺があるアンヴァリッド、ナポレオン像が二階の窓に立っています。
会場内は、ほぼ満席でした。
ただ、この日の気温は17度。プラス冷たい風が吹いていたので、とっても寒かったです。私も、セーターにスプリングコートを羽織っていきましたが、それでもかなりの寒さでした。中にはTシャツと短パンの人もいましたが、寒くないのでしょうか・・・。
でも常連っぽい人たちは、携帯用のブランケットや、冬用のしっかりしたコートを着用していました。さすが。。。
開演前、場内も興奮気味。
開幕です。
『トスカ』は、プッチーニの代表作の一つです。
歌手であるヒロインのトスカと画家のカヴァラドッジは恋人同士ですが、カヴァラドッジは、友人で政治犯のアンジェロッティの逃亡の手助けをしたことによって、自分が投獄されてしまいます。トスカは恋人を助けようとして、警視総監のスカルピアを殺害してしまいます。最後はカヴァラドッジが殺害され、トスカも塔から身を投げて自殺するという悲劇のオペラです。
今回は、舞台の後ろに映像のスクリーンが設置されていたのですが、これがイマイチでした。というのは、恋人同士の二人が森で追いかけっこをしたりする場面が映されたのですが、私にはどうもインド映画に見えてしまいました。オペラはやはり歌と舞台セットだけで十分だと思いました。
終演後は拍手喝采でした。
オケの人たちも舞台に上がっていました。
天気が良くて気温が暖かければ、もう少し楽しめたと思います。