海外食べ歩きブログ(レシピ付)

海外で出会った美味しいもののレシピやその他の出来事をつづったブログです

バルセロナ観光 シーフードレストラン『 el can Greco loco』

バルセロナの海といえば、ラ・バルセロネータと呼ばれる人口の海岸。
かつてのバルセロナオリンピックの時の選手村があった場所としてよく知られています。
この辺りには、有名なWホテルや、カジノ、オシャレなレストランが並び、特に観光地として賑わっています。

ビーチから戻ってくる観光客が、水着もしくは、半裸状態で町を歩き回ったり、酔っぱらって大騒ぎしたりするので、あまり地元の人の評判はよくないようです。といっても、治安が悪いというわけでもないんですが。

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今日は、このバルセロネータのマリーナのすぐ目の前にあるシーフードレストランに行ってきました。カニのマークのレストランの入り口。
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中は二階席もあり、二階のほうがテラスもあって眺めも良いので、選べるとしたらこちらがおすすめです。中はとても広いので、満席になることはなさそう。
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外はまだ昼間のように明るいのですが、これでもすでに7時くらいなんです(ちなみに8月上旬でした)。もちろん、スペイン人のお客さんは誰もいませんでした。

今回は、コースで注文をしていたので、アペリティフとして、タパスを数品選ぶことができました。ちなみに6人できていたので、それなりの量になります。

まずはおなじみ、パン・コン・トマテ。
昨日も食べたので、できれば他のものにしたかったのですが、他に人たちが注文してしまったので、仕方ありません。といっても、私も一切れ頂きました(笑


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そして、こちらは、揚げたてでサクサクのタラのコロケッタ!
日本でいうところのコロッケなんですが、中はクリームコロッケにタラの身がほぐして入っているという感じで、美味しかったです。

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そして、スペイン、イベリコ豚のハモン(ハムのこと)です。
フランスのものよりも、味がしっかりしていて、独特の臭みがあります。より動物っぽい感じと言えばいいのでしょうか。私は、それが気にならないので美味しいと思います。

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イカリングですね。こちらでは、カラマリのフライと英語で表記されていました。レモンを絞って頂きます。
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そしてこれは、イカの足の部分のフライ。これも美味しいけど、すでにこの時点でフライものが多いためか、お腹いっぱいになっています。しかも、ここには映っていないけど、もちろんパンもついています。
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ゆっくりおしゃべりしながらタパスを楽しんでいたら、夕暮れになってきました。

いよいよメインが登場します。
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ジャーン!!!

というか、このボリューム。あの量のタパスの後に。

もちろん、これ一皿が一人分です。
二種類の魚のグリル(下に隠れています)、ムール貝、ラングスティン、シュリンプ、オマールエビまでついていました。味付けはシンプルな塩味。そして、マヨネーズのソースを好みでつけて食べます。

っていうか、こんなに食べられないよーーー。

もったいないけど、残してしまいました。
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さらにデザートが続きます。私はミルフィーユ、前の席の友人はイチゴのタルト。
デザートも美味しいけど、もうすでにお腹はち切れそうでした。。。

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ここは階段の部分なんですが、ちなみにここの地球の歩き方が貼ってありました。
取材されたようです。ほかにもいろんな有名人の写真とか、雑誌の取材記事が貼ってありました。有名なお店なんですね。

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普通においしかったけれど、またここに来て食べたいっ!というものはありませんでした。特にタパスなら、もっと安くていろいろ食べられるところもあるし。
シーフードはボリュームは凄いけど、味はシンプル。。。
パエリアとかを頼んだほうが良かったのかもしれませんが。
ということで、景色と雰囲気はとても良かったです。

バルセロナ観光 ミロ美術館に行ってきました。

昼間のバルセロナ観光、二日目は、モンジュイックの丘の上にあるミロの美術館に来てみました。

ジョアン・ミロカタルーニャ出身の現代アートの画家で、いわゆる抽象画!!という作品をたくさん残した人です。→大した説明になってない、すみません。。

赤、青、黄色といった派手な色遣いと、大胆な抽象画の世界が印象的で、パリでも一度、ミロ展を見に行ったことがありますが、やはり本場のバルセロナでも見ておこうということで、来てみました。

余談ですが、このモンジュイックの丘は、坂の上にあるので、メトロからフニキュラーというケーブルカーに乗り換えて、ここまで来ることになります。ちなみにメトロのチケットのままで、このケーブルカーは乗れます。さらにモンジュイックの丘の上まで行くロープウェイに乗る場合は、別料金がかかりますが、ミロ美術館までなら、メトロの代金だけで、来ることができます。

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さっそく中に入ります。そうそう、ミロの絵ってこんな感じでした。

題名等は覚えていないので、あえて省略させていただきます。

たしか、米印みたいなのが、星を表していたと思います。あと変な線の部分は人間だったかな。まあ、自分の好きに鑑賞すればいいかなーと。
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こちらも、幼稚園の子でも描けそうーっていう絵ですが。。。

題名は『白い手袋』。

『夢』というシリーズで描かれた連作の一部だそうで、この空間に浮かんだ白い手袋は、他の作品にも度々登場しています。そして、落書きのような人物は、女性の体を抽象化して描いているらしい。それから下にいるのは蝶々かと思いましたが、二匹の虫だそうです。
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こちらは、『太陽の前の図形』。ミロは63歳の時にマヨルカ島に移住し、そこの広いアトリエで、この大きな絵を制作したそうです。
この絵も、幼稚園の子でも描けそうですが。。。
色遣いはやはりミロの特徴といえる赤、黄色、青などの原色が使われています。
そして、この太陽は、日本の影響を受けているそうです。この少し前にミロは日本に旅行していて、その時に日本の文化(特に書道など)に大変興味を持ったそうです。f:id:S_tabearukirecipe:20220810231319j:image

途中、美術館の外のテラスに出てみると、この日はお天気も良かったので、バルセロナ市内の風景をこの通り見渡すことができました。

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こちらの作品は、書道で使う墨を使ったモチーフと、日の丸などが描かれ、さらに日本の影響が強く反映されているように感じます。

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『水銀の噴水』

アメリカのアーティスト、アレクサンドラ・コルダーによるもので、1937年のパリ万国博覧会のために設計されたそです。彼は唯一スペイン人以外で、スペインのブースに作品を提供した人物でした。この作品がガラスケースの中にあるのは、有毒な水銀蒸気を外に出さないようにするためだそうです。


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その他にもいろいろなミロの作品がありました。

ミロは絵画だけでなく彫刻も作っています。
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こちらの作品は、書道の影響を受けたものらしく、長い縦型のキャンバスは書道の掛け軸から発想を得たそうです。
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この作品は、『ファンダチオのタペストリー』という題名で、その名の通り、油絵ではなく、色鮮やかな毛糸やコットンのような繊維を使って作られています。
中心にいるのは、空を見上げる女性!?だそうです。1960年代の後半からミロはこのような油絵以外のオブジェを使った作品も頻繁に制作しています。

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これ!!実は、パリのラデフォンスにあるオブジェのモデルとなった作品らしく、アーモンドの花の元で戯れる恋人たちだそうです。
いやいや、ラデフォンスでこれを見たときは、なんだこりゃ?と思っただけで、まさかミロの作品だと思いませんでした(笑
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ちなみに昔はこんな普通の絵も描いていたんですね。
とはいえ、色遣いが独特なのと、作風にやはり個性が出ていますね。
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ミロの作品の中でも、このあたりのものはカラフルでポップな感じで結構好きです。

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こちらは、晩年の作品。写真で見ただけでは分かりにくいですが、実はこれ、絵を描いたキャンバス地にガソリンをかけて、一部を燃やしてしまったものなんです。

一部ぽっかりと穴が開いて、向こう側が見えるようになっていますよね。
『燃やされたキャンバス』という名の連作です。

芸術家というのは突拍子もないことを考えるものだなー、とこれを見てつくづく思いました。
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さて、ちょっと馴染みのない人には、なんだこりゃ?という作品が多いのではないかと思いますが、ミロ好きの人なら行く価値はあると思います。
私はそこまでミロ好きというわけではありませんが、今回、この美術館を訪れて、今まで知っていた作品だけでなく、本当に様々な作品、ミロの一面や日本から影響を受けていたことなど、とても興味深く感じました。
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この中心に見えているのがサグラダファミリアです。

さて、市内に戻ります。

 

 

バルセロナ タパスバー『Lobo』で満腹!

スペイン料理といえば、タパスとパエリア!と言っても過言ではないのでは?

私はスペインのタパスが大好きです。
もちろんちょっとカロリー高めのものばかりなので、こればっかり食べてると体重増加に拍車がかかること間違いなしですが(汗

 

さて、そんなことは気にせず、せっかく来た久しぶりのバルセロナ

友達に連れてきてもらった地元っ子に人気のタパスバーへGO。
ランバス通りからちょっと脇に入ったところにあります。

この彫刻が目印、ということで、ここで友達と待ち合わせ。

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友達が予約をしてくれていたのですが、10分ほど友達より先に着いたので、中で待ちたいと店員に言うと、全員揃うまでテーブルに案内できませんっ!と言われ、ちょっとムッとなりましたが、まあ仕方ない。外で待ちました。
なんともまあー、強気な態度ですよね。。
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友達も合流し、気を取り直して中に入ると、いきなりこの野菜丸見えの冷蔵庫。

ここから調理する野菜を取り出していました。
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内装はこんな感じです。8時前に店に入りましたが、外の席はすでに満席でした。

ちなみに、スペイン人の夕飯時間は、夜10時が当たり前。8時なんて、夕食の前に友達と軽く飲む時間帯なのです。ということもあり、タパスバーは早くから営業していますが、レストランは7時や8時にはまだ開いてなかったりすることもあります。f:id:S_tabearukirecipe:20220811004348j:image

早速、タパスの定番、『パン・コン・トマテ』です。これは、ニンニクとトマトをこすりつけたバゲットにオリーブオイルを垂らしたもので、スペイン人は朝ごはんにもこれを食べたりします。

二皿目は、アボカドのピュレーの上にマグロのタタキがのった一品。

バルサミコ酢とオリーブオイルのソースでいただきます。これも新鮮な魚が手に入るバルセロナならではです。

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三皿目はスペインのしし唐、『パドロンの素揚げ』です。たまに辛いのに当たるのも、友達の間では盛り上がります。

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さらに、今回初めて食べましたが、めちゃくちゃ美味しかったのがこれ。
ナスの素揚げのはちみつがけ。
これが伝統的なスペイン料理かどうかはよくわかりませんが、ナスがサクサクしていて、食感がとてもいいんです。そして、はちみつの甘いソースとの相性も抜群!

家でも再現してみたい一品でした。

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その後もどんどん料理が運ばれてきます。

赤いスープは、サルモレッホというガスパッチョをもったりと濃くさせたようなスープです。そして、アンチョビの酢漬け。これも定番ながら、本当においしい。

さらに私はサングリアを注文しています。

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タパスだけでお腹いっぱいになりそうでしたが、さらに注文は続く。

こちらは、イカ墨ライスのクリームソースがけ。
これも美味しい!!

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そしてドーンとステーキ。しかし、このステーキだけはちょっと失敗だったかもしれません。お肉がかなり固い。。。。しかもすでにかなりお腹がいっぱいだったので、キツかったです。
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それにしても、タパス楽しすぎる。やめられません(笑

バルセロナ街歩き ショッピングとルーフトップバー

サン・パウ病院の観光の後は、街のぶらぶら歩きです。

バルセロナの街って、名前の知られていない通りでも、素敵な建物が多くて、本当に絵になるんです。私は、こういう南ヨーロッパの雰囲気のある路地が大好きです。

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静かな広場。暑い場所なので、こういう緑のある広場で一休みすると、ほっと一息できます。
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ここは、ホテルの近くにあるCasa Comalatというビルで、ガウディーの影響を受けたアールヌヴォー建築の建物だそうです、オシャレですよね。
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この入口のところなんて、すごく凝ってると思いませんか。
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木漏れ日の降り注ぐ緑道を抜けて。
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やってきたのは、バルセロナのアウトレットショップが並ぶCarre de Gironaという通りです。

ここはお店はDKT(DEKASTA)という名前のアウトレットなんでしょうか。
お店の中の写真は撮りませんでしたが、かなり安かったです。
が、しかし、残念ながら、ヨーロッパの普通サイズは小柄な日本人の普通サイズとは開きがあるため、なかなか自分に合うサイズがありませんでした。

ちなみに、私は、日本では普通のMサイズですが、ヨーロッパでは、ワンピースなどは34かXS、パンツやスカートなどは36といったところです。
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次のお店はこちら。日本でもお店が出ているので知っている方も多いと思いますが、MANGOです。このブランドは元々プチプラ系なんですが、アウトレットだともっと安い!

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そして、ここNice Thingsというお店は、ドレスの専門店のアウトレットです。
カクテルドレスイブニングドレスなどが格安で買えるということで、店内はけっこうにぎわっていましたが、やはりサイズが。。。大きすぎる。

40、42あたりのサイズがたくさん出ていました。

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他にもこの辺りにはたくさんのアウトレットショップがあったので、街歩きのついでに覗いてみるのもアリだと思います❣

 

さて、街歩きの後は、小腹がすいたので、スペインでよく見かけるエンパナーダーという具入りのパイのようなものを頂きました。

こちらのエンパナーダ、もともとはアルゼンチンの料理らしいですよ。

中の具は、ハムとチーズ、ツナのトマト煮込み、牛肉の煮込みなどいろいろなバリエーションがあります。小さいのでおやつにちょうどいいです(笑
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さて、小腹を満たした後は、友達と待ち合わせのルーフトップバーに向かいます。

ここは、Royal Passeig de Gracia というホテルの最上階のルーフトップバーなんですが、外からはただのホテルで、何にも案内が出ていないので、見つけにくいかもしれません。

ただバルセロナの街を見下ろしながら、お酒が飲める絶景スポット!
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この日は、18時前に入ったということもあり、空いていました。
バカンスシーズンが終わると地元の人で混み合うそうです。
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私が注文したのは、カヴァ(スペインのスパークリングワイン)を使ったサングリア!
とってもオシャレでしたが、お値段もそこそこ(まあ、ルーフトップバーなので仕方ない)しました。
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この後はディナーに行きます。

久々のバルセロナ観光 サン・パウ病院 その2

サン・パウ病院の観光のつづきです。

分館がいくつもありますが、それぞれ建物には豪華なデザインが施されています。


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建物の中には入れず、外から見るだけのところもいくつかありました。
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癒しの中庭と言われているらしく、その名の通り、この庭を歩くだけで元気になれそうです。庭の中には、たくさんのオレンジの樹があります。

ちなみにこの中庭から地下回廊に入れるようになっていて、病院のスタッフたちは、地下回廊を通って、建物館を往来していたといいます。別館をつなぐ地下回廊が伝染病などの時には役に立ったようです。

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窓の形はアラブのモスクを連想させますね。やはりスペインだけあって、イスラム教の影響を受けているのかもしれません。ただし、くぼみの部分がメッカを指すということではなさそう。。

窓の中にはフレスコ画で騎士か貴族らしき人物の姿が描かれています。
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こちらは病棟の内部を再現したもの。

個室ではなく、大部屋ではあるものの、壁のデザインや、窓から降り注ぐ光が、病棟内を明るく照らしています。
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病棟の中には天使の像もあります。
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こちらは入院患者用の談話室です。現在の近代的な病院よりも、明るくて、オシャレで、すぐに元気になれそうなデザインではないでしょうか?(笑
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こちらは、手術室です。当時は、電灯が普及しだしたとはいえ、まだまだ高級だった時代ということもあり、自然光を最大限取り入れる工夫がなされています。

さらに手すりの奥の回廊には、多くの医師や研究学生たちが集って、手術の様子を見守れるようになっています。
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こちらは地下通路の一部です。看護婦や医師が雨天や冬場の寒さにさらされることなく、移動できたのは、当時としては、画期的でした。
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さて、一通り見終えたので、管理事務分館に戻ってきました。
こちらの壁にも像や絵画の装飾があり、どこを見ても素晴らしいです。
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さて、この病院の内装では一番素敵なのが、この管理事務別館ではないでしょうか。

ピンク色のパステルカラーとモザイク模様を施した天井を、白いアーチが何重にも支えていて、おとぎの国の宮殿にでも来たかのようです。

これは、病院を訪れた人の緊張を癒すために、このようなデザインにされたそうです。
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玄関ホールから階段で二階に上がれます。f:id:S_tabearukirecipe:20220810233532j:image

玄関ホールの扉の上にある彫刻も素晴らしい。
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こちらは二階のホールで、ここは礼拝堂になっています。

アーチの奥の壁にはキリストの絵がはめ込まれています。
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礼拝堂の中の窓は美しいステンドグラスになっています。
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これで見学は終わりです。

今まで知らなかったサン・パウ病院世界遺産でもあるんですね。

観光客もサグラダファミリアに比べれば圧倒的に少ないので、まだ行ったことがない方はぜひ、訪れてみてください。

久々のバルセロナ観光 サン・パウ病院 その1

約2年ぶりのブログ更新です❣

ようやくヨーロッパのコロナも収まりつつある(?)ようで、今年の夏はいつものように旅行ができることになりました!よかった~!!

 

ということで、友達のいるバルセロナに行ってきました。

バルセロナはもう何度か行っているので、サグラダファミリアグエル公園などのガウディーの建物など、メインの観光地はほぼ網羅したのですが、ただぶらぶらと歩くだけでも建物がおしゃれで、素敵なカフェやタパスバーがたくさんあるので、大好きな町です。

 

さて、今回は、今まで行っていなかったサンクルー病院に行ってきました。
といっても、ここは世界遺産にもなっている珍しい病院で、もちろん現在は病院業務は行われておらず、観光地として公開されています。

18世紀に、ガウディーの師であったともいわれている建築家リュイス・ドメネク・イ・ムンタネーによって建設された総合病院です。

 

とはいっても、病院とは思えないこの建物の美しさ!

大学か、市庁舎かともいえるような、豪華で美しい建物です。

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さっそく入場口受付の中に入ります。

昔は無料だったようですが、今は16€の入場料とオプションで4€のオーディオガイド(日本語あり)がつけられます。オンライン予約もできるようですが、それほど混雑していないので、窓口でチケットを買っても大丈夫でした。
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模型からわかるように、複数の建物からなる大きな総合病院です。

全ての建物が見学できるわけではなく、見学できるのは4棟になります。
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最初は、聖サルバドール分館にやってきました。

建物の中の壁のデザインも可愛く、あまり病院っぽくありません。
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建築家ムンタネーの作品が展示されています。
光が当たってとても綺麗です。彼の建築家としての軌跡や、代表作であるカタルーニャ音楽堂についてなどの説明が書かれています。
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展示モニュメントをアップにしてみました。
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大きな部屋に突き当たりには、出窓のある円形の部屋があり、写真のような天使の像が数体、飾られていました。病院の患者を見守る天使といったところでしょうか。

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この部屋の天井にはモザイクタイルが施されていて、こちらも素敵です。
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全体を写すとこんな感じです。

ここには入院患者たちの談話室もあって、患者たちはこの素敵な空間でくつろいだり、おしゃべりすることができたのでしょう。
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さて、別館に行くには中庭を通りますが、この中庭も大学の構内かというほど広くて、さらに素敵な景観が楽しめます。

この病院はすべて寄付で建てられた一般病院で、資産家や有名人でなくても、一般の貧しい人もこの病院を利用していたそうです。ムンタネーは、病人たちが明るく希望に満ちた場所で治療に専念できるようにこの病院の建築に取り掛かりましたが、敷地面積が広大で、複数の大きな建物が必要なこと、さらにそのデザインも合わせると莫大な構築費が必要となり、そのすべてが寄付で賄われていたこともあり、財政面ではかなり難航したようです。
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こちらは管理事務別館ですが、ここは後で周ります。
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つづく

ラ・ロシェル La Solette で3日目のディナー

ご無沙汰しております。

9月あたりから滞っていたブログの更新ですが、この度、フランスは二度目のロックダウンになってしまい、またまた家に引きこもりの生活が続きますので、今年の夏休み以降に出かけた場所の回想録を続けたいと思います。

 

前回のラ・ロシェルの続きから。

3日目はAirbnbにチェックインする関係で、あまりいろいろな行動はできませんでしたが、歩いていける海岸から、ラロシェルの町まで帰ってきました。

6時半くらいでしたが、まだ夏なので日差しが強くて、昼間のようです。

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Airbnbに帰ってきて、少しゆっくりした後は、オーナーさんに教えてもらった地元の人が集まるお勧めのレストランに行くことにしました。

こちらが、若い人たちに人気のフォルシェ通り(Rue de la Fourche)です。
かなり賑わっていますね。
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オーナーさんに教えてもらったシーフードレストランは、La Panier de Crabesというところなんですが、この日は満席。
ということで、隣にあるLa Soletteというレストランに入ることにしました。
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メニューはこちらです。
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メニューの他に本日のお勧めとして、ガスパッチョがあったので、これを前菜に頂きました。トマトの甘味とバジルのペーストが効いていて、とても美味しかったです。
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メインは、マグロのタルタル、季節の野菜のソテー。
マグロは新鮮で、量がたっぷり!
オリーブオイルたっぷりのタルタルで、美味しかったです。久しぶりに美味しいマグロをお腹いっぱい頂きました。
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 友人はお肉を注文していました。

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ワインは全員でシェアということで、コートデュ・ローヌの赤にしてみました。
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料理はとっても美味しかったのですが、夜のラ・ロシェルは、けっこう冷え込みます。
長袖にジーンズのジャケット、スカーフをしていったのですが、外席は寒すぎました。レストランでは、ブランケットを貸し出してくれましたが、屋内に移動したいくらいの寒さでした。

ラ・ロシェルに行くときは、夏でも少し厚手の洋服を持って行った方がいいようです。