今日は、語学学校でヴェルサイユ宮殿を見に行くということで、朝早起きして待ち合わせの駅に集合!!
しかし、アラブ人のうち、一人のおばちゃんが集合場所を間違えて、全然現れないので、先生が電話して迎えに行ってやっと見つかりました(笑
そうそう、私の入ってる学校はパリ郊外の市民センターがやっているフランス語講座なので、生徒のほとんどは移民、しかもアラブ系が多数派なんです。
このアラブ系の人たち、人は悪くないんだけどね。。。。
その後も電車に乗っても、降りる駅確認する前に、空席を見つけて遠くの車両に座っちゃったりして、結局、先生が慌てて探して降りる駅を教えたりとか、ヴェルサイユ宮殿の中でバナナ食べたりして、警備員の人に注意されたりとかしてました。
要するに自分勝手なんですね(笑
まあ、それはともかく、やってきました。ヴェルサイユ宮殿です。
数日前に雪が降ったりして、今日もかなり冷え込んでいて、寒かった。
さて、この待合室で、ガイドさんを待ちます。今日は、私たちのようなフランス語を学習している外国人用に特別ガイドさんがついてくれるようで、五感を使った特別のアクティビティーが用意されているとか。
余談ですが、ベルサイユ宮殿でオルガンのコンサートもあるようです。チャペルで聴くオルガンコンサートはきっと壮大でしょうね。
さて、こんなのを見ながら待っているうちにガイドさんが到着しました。
まずは入り口付近のところに生徒一同(13人くらいでした)並びます。
さて、一つ目のアクティビティーは目隠しをして進むというもの。一人ずつにアイマスクが配られ、目隠しをされながら、ガイドさんの声と周りの人たちの気配を頼りに進みます。
ガイドさんの「もう目を開けていいですよ」の合図とともに、目を開けると、目の前には、ジャーン!!
チャペルの礼拝堂の前に立っていました。
ここは普段では外からしか閲覧することができない特別なエリア。こんなに近くで礼拝堂を見るチャンスはなかなかありません。
ガイドさんの試みは、観覧者二人がペアになり、一人は目隠しをして、もう一人は自分が写真として撮りたい景色の前に目隠しした相手を連れて行き、アイマスクを取って、その光景を写真のように目に焼き付ける、というアクティビティーでした。
ということで、一枚目は礼拝堂の前。
二枚目、礼拝堂の中。
三枚目
四枚目は、天井画。
さて、チャペルの後は、秘密の抜け道を通って、二階に出ます。
二階の最初の広間、ヘラクレスの間。
大きな天井画が印象的です。
一面の天井画、そして、両サイドには大きな絵が掛けられています。
さて、ここで二つ目のアクティビティー。
この天井画に描かれている人物の切り絵をもらい、それをペアで探すというもの。
簡単そうでなかなか見つかりません。
次は、隣の部屋、ビーナスの間です。
この下にあるのは、ルイ14世の像です。ここは、ルイ14世が好んで、ビリヤードなどのゲームを行った広間だそうです。そして、ここを訪れた貴族たちは、王がビリヤードで好プレーをするたびに拍手をしたそうです。
こちらも素晴らしい天井画。
さて、ビーナスの間の次は、マルスの間。ここは舞踏の広間として使われていたそうです。ということで、次のアクティビティーは、この舞踏の間で、メヌエットを踊ること。ガイドさんにステップを教えてもらいながら、私たちもみんなで踊りました(笑
天井画ももちろんすごい。
お次は、王の間です。ここは、王の寝室で、王が寝たり起きたりする一部始終を貴族たちに公開していた部屋です。
ここでは、嗅覚を使ったアクティビティーを行いました。目を瞑って、ガイドさんが持って来た香料の香りを嗅ぎ、何の臭いかあてるとともに、それから連想される言葉を話し合います。
一つ目は、レモングラス、二つ目は、アーモンド、三つ目はローズの香り。
レモングラスは、夏、バカンス、森などを連想させ、アーモンドはお菓子、お茶、パーティー、ローズは花畑、庭、自然、お風呂などを連想させます。
当時、流行の先端だったヴェルサイユ宮殿は、たくさんの香りであふれていたそうで、こうした香りを交えて当時を連想するのも面白いです。
さて、次はいろいろな布を触って当てるアクティビティー。この宮殿内で実際に使われている壁の布(壁は触ることができませんが、布なら触れます)や、当時の貴族のドレスやレースに使われていた布、カーテン生地、ビロードなどに触れながら、説明を聞きます。
さて、ガイドツアーも最後に近づき、ここ、鏡の広間にやってきました。
ここでは、ガイドさんが私たち一人ひとりに小さな鏡を渡してくれ、それを鼻の前に置きながら、下を見て鏡の間を歩きます。そうすると、天井に見えている絵を下に見ることができて、鏡の間を、まったく別の角度で鑑賞することができます。
私たちが奇妙なことをやっているので、周りの観光客もビックリしていました。
鏡の間から出ると、マリーアントワネットと子供たちの肖像画がありました。
さらに、こちらも子供たちや王家の人々の肖像画。
さて、一階に降りて立ち入り禁止のところに入れるのかと思ったら、通り過ぎただけでした。
広い廊下を通り抜けます。
脇には、歴代のフランス王や有名な人物の像が飾られています。
そして、ここは宮殿内の劇場です。
オペラ座のような作りになっていて、観客同志がお互い顔が見えるように丸く設計されています。ここに座って、ガイドさんが渡してくれたオーディオで音楽を聴き、当時のオペラの様子を再現します。
豪華な装飾の数々。
こちらが舞台正面です。
そして、天井。
フランス語がよく理解できない外国人の私たちでも、ツアーが楽しめるように五感を使ったアクティビティーをしてくれたガイドさん、とても楽しめました。
こうしたツアーなら子供でも飽きずに宮殿ツアーに参加できますね。
普段は入ることのできないところにも入れて、貴重体験ができました!