朝散歩の続き、朝ごはんの後は、ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世記念館を目指します。この建物、とにかくすごい!大きさ、豪華さ、壮大さ、すべてが度肝を抜いています。
コルソ通りから見えただけでも、なんだかすごそう!っていう期待感が膨らんでいましたが、通りを抜けて、ヴェネチア広場に出ると、その全景が見えて圧倒されます。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世記念館を背にして、ベネチア広場に立つと、右側に見えるのがこのサンタ・マリア・ディ・ロレート教会です。15世紀までチャペルのあった場所に建てられたカトリックの教会です。
これはBNPパリバ銀行の建物のようです。
そして、ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世記念館の前には衛兵が二人立っていました。ここは正式名称は、アルターレ・デッラ・パトリアといい、イタリア語で国父の祭壇という意味だそうです。1885年にイタリア王国を建国したヴィットーリオ・エマヌエーレ二世を国父として、息子のウンベルト1世の治世に建設された建物です。
この場所には、身元不明のまま亡くなった無名戦士たちも合同で埋葬されていて、イタリア人にとっては特別な意味のある場所だそうです。
大きいので、すべてを写真に収めるのが大変ですが、どのアングルで撮っても絵になります。
中は博物館のようになっているらしいので、入ってみることにしました。
観光客がたくさん来ていましたが、荷物チェックだけで、それほど並ばずに入れました。
正面にあるこの騎馬像は、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のものだそうです。
そして建物の上に見える像は、クアドリガ(ローマ時代の馬車)に乗る勝利の女神ヴィクトリアだそうです。
中に入ると、天井がすごく高くて広々していました。
どうやらここは、軍事系の博物館のようで、イタリア統一戦争についての歴史博物館になっていました。
イタリアの国旗の変遷の様子、たくさんの連隊の連隊旗や海軍旗などがずらりと並んで展示されていました。
昔のプロペラ機の模型も展示されていました。
こちらは当時の潜水艦。かなり大きいです。中には入れませんが、上から中の様子を眺めることができます。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世記念館、軍事系のものにあまり興味のない人には、それほど見て楽しいものではありませんが、一度は、ローマのカピトリーノの丘にそびえたつこの豪華な建物の中を見学してみるのもいいと思います。