中に入ってからすでに2時間近く、すでにかなり疲れてきました。説明は少ないものの見どころはたっぷりあります。
本ブログ読者のみなさんももう少し飽きてきたとは思いますが、もう少しお付き合いください(笑。
さて、続いてこちらがセヴェルスの凱旋門です。
フォロロマーナの中で一番最初に建てられたこの門(建設されたのは202年)は、比較的きれいな形で全形をとどめています。パリの凱旋門はこの門をモデルにしたとか。
セヴェルス帝の即位10周年と東方遠征の勝利の記念として建てられたそうです。
天井部分は可愛らしい花柄になっています。左右のアーチ上には、東方遠征で敗戦したパルティア人と軍神マルスが描かれています。
見てください!!この景色。
本当に古代ローマ帝国が実在したんだなーと、当たり前ながら実感しました。
神殿の裏側の部分ですね。
ロマーノ内はすでに遺跡のほとんどが崩れ落ちているので、景観を遮るような高い建物がなく、どの場所にいても、門や神殿跡の遺跡を違った角度から眺められる、これもまた貴重な体験だと思います。
やっと入り口の部分にたどり着きました。いやー、長かった。
ここに公衆トイレがありますので、ここで入っておきます。地図の通り、フォロの中には、4か所トイレがありますが、いずれも出口の近くなので、あらかじめ中に入るまでに行っておくといいですね。
この後は、コロッセウムの方に向かってまたまたフォロ内を進みます。
ここは、おそらくヴェスタの巫女の家の後です(笑
広すぎて写真はたくさん撮ったけれど、もうどこがどこやら分からなくなってしまいました。この巫女たちは、当時のローマではとても高い身分だったらしく、隣にあるヴェスタの神殿に仕えていました。
丘の上に見えているのが、マクセンティウスのバジリカ。この建物は実際にはものすごく巨大な建物なんです。ローマ皇帝のマクセンティウス帝が建築をはじめ、コンスタンティヌス帝が312年に完成させたと言われています。
こちらの像は巫女たちの家のつづき。とにかく広いです。。春なので季節的には歩きやすいですが、夏だったらこんなに長くいるのも大変でしょうね。
さて、さきほど丘の上に見えたマクセンティウスのバジリカが近づいてきました。
大きいとは聞いていましたが、実際近くに行ってみると、本当に大きい!!
バジリカの建物サイズは、奥行き65メートル、横幅100メートル、高さ25メートルの巨大な建築物だったそうです。バジリカとは公会堂の意味で、当時は裁判に関する諸事に使われていたそうです。
人と比べるとその大きさがよくわかります。右手がバジリカです。
この地図はNaverのサイトで後から見つけたものですが、とてもよく まとまっているので、もしフォロロマーナを訪れる予定のある方は、この地図を持っていくといいと思います。