海外食べ歩きブログ(レシピ付)

海外で出会った美味しいもののレシピやその他の出来事をつづったブログです

ローマのコロッセウム 初体験 (前編)

今日は朝7時に起きて、朝ごはんも食べずに(と言ってもパン持って行きましたが)、コロッセウム入場に並びました!

というのも、昨日フォロの後にコロッセウムを見ようと思って行ったら、もの凄い行列だったからです。下の写真の下に人がぎっしり並んでいるのが見えますか?
3時間、4時間待っても入れるかすら分からない。。。もちろんオンラインでチケット買ってたんですけど。。

チケット購入の列は別で、それもものすごい勢いで混んでいました。

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ということでリベンジ(笑
8時半から入場なので、7時半頃に行きました。それでも少し並んでいましたが、昨日よりは全然マシです。朝はかなり冷え込みました。冬用のコートを着ていきましたが、手袋を忘れて寒かったです。

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会場前の行列はこんな感じ。
でも目の前のゲートが入場門なので、これくらいならまあまあです。
あ、もちろんチケットはオンラインで買ってあります。チケットは12€です。
皆さんもチケットは絶対に先に買っておいた方がいいです。当日チケット購入しようと思ったら、一日終わっちゃいますから。

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会場してやっと中に入ります。セキュリティーチェックです。
朝一番で並んでもこんなに混んでいるなんて、さすが人気の観光スポットですね。
夏休みとかはもっとすごいんでしょうか。

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それぞれのカウンターに並びます。チケットを持っている人はReservation に並びます。Ticket Officeもありますが、ここは基本的にチケットを買うところではなく、事前に買っていたチケットを受け取るとかそういう感じだと思います。チケットを買うブースはコロッセウムの外にあります。
私は、日本語のオーディオガイドも買ってあります。確か6€とかでした。オーディオガイドはこの隣のブースに並んで受け取ります。

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さて、これでやっと見学スタートです!!

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見学順路は二階からになっているので、階段を上がっていきます。かなり急な階段です。一気に上がると息切れする(笑

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修復はところどころしていると思いますが、古代ローマ時代の建物が、こんな中まで残っているなんて驚きですね。昨日見学したフォロロマーナがほとんど石ころプラス柱だけだったことを考えると、コロッセウムの残存状態は奇跡的です!

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階段を上がって、二階に着きました。観客席へと通じる階段がまたあって、さらに上の方にも行けます。

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ジャーン!!
目の前がアリーナです!ここはコロッセウムのちょうど東側あたります。
天気が良かったので反対側に日が差していますね。

コロッセウムは、約2000年前の古代ローマ時代に、皇帝ヴェスパシアヌスによって造られた円形の闘技場です。長径188mの楕円形になっています。私は正円だと思っていましたが、楕円形だったんですね。そして、その収容人数はなんと8万人!!!
古代時代にこれだけの規模の建物を建築する技術があったことが驚きです。f:id:S_tabearukirecipe:20180427173815j:image

上の写真の半月上になっている部分が、再現されたアリーナの部分です。
アリーナとは舞台のこと。当時は、朝から晩まで、「パンと見世物」と言われるように催し(ほとんどが動物の殺戮と健闘士の戦い、罪人の処刑)が行われ、市民にはパンが無料で配られたそうです。そういえば世界史の授業でやりました。

ヴェスパシアヌス帝は、市民をこのような残虐な娯楽に頭させることで、政治的な思考をストップさせて反乱を抑えると考えたのです。現在のマスメディアにある意味似ていますね。

 

ちなみにオーディオガイドはあった方がいいです。というのは、コロッセウムの一周はすぐ終わってしまうので(中には英語の説明文もありますが)、オーディオガイドやガイドブックがないと、すぐに見終わってしまいます。せっかく並んだのですから、少しはゆっくり見学した方がいいですよね。

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コロッセウム内の座席は、階級によって座る場所が決まっていました。
アリーナに一番近い1階部分は皇帝と元老院と貴族の席、2階は騎士、3階は市民、一番上の高いところは市民権のない奴隷の席でした。上に行く階段はかなり段差が大きく狭くなっています。さらに各階層の座席には容易に行き来ができないように、異なる階段が使われていました。つまり非常事態には奴隷たちや市民の避難を遅らせることで、元老院や貴族たちがスムーズに避難できるように作られていました。

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アリーナ部分と観客席の直径、短径の比率は現代の競技場とほぼ同じ比率が使われているというから驚きです。
こんな場所でグラディエーター(健闘士)たちは戦っていたんですね。

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後編に続きます。