海外食べ歩きブログ(レシピ付)

海外で出会った美味しいもののレシピやその他の出来事をつづったブログです

バチカン市国観光 バチカン美術館 その3

そして部屋の形が十字型になっている『ギリシャ十字の間』にやってきました。
ここの見どころは、この素晴らしい床のモザイク。素晴らしい芸術品の一つです。

f:id:S_tabearukirecipe:20180503174935j:image

次の間に向かいます。

f:id:S_tabearukirecipe:20180503175003j:image

ギリシャ十字の間から階段を上がり、『燭台のギャラリー』にやってきました。
長い廊下の下にはアーチ状の仕切りがあり、その下に燭台が置かれています。

f:id:S_tabearukirecipe:20180503175140j:image

こちらはギリシャ神話に出てくる女神ディアナの像。豊穣の女神であるディアナにはたくさんの乳房がついています。

f:id:S_tabearukirecipe:20180503175158j:image

廊下中央の天井にはこんなに素晴らしい天井画もありました。

f:id:S_tabearukirecipe:20180503175218j:image

子供と動物の像も並んでいます。とはいえ、もうそろそろ彫刻も飽きてきました。
バチカン美術館のメインのシスティナ礼拝堂の閉館時間も気になるところです。。。

f:id:S_tabearukirecipe:20180503175240j:image

続いては『タペストリーのギャラリー』。
ラファエロの描いた図案をもとに織り上げられたといわれるこの大きなタペストリーは、絵と変わらないくらいの繊細さと迫力を持ち合わせていました。

図案はキリストを題材としたものがほとんどです。

f:id:S_tabearukirecipe:20180503175254j:image

このタペストリーの前を通る時、ガイドさんが「キリストの目を見ながら歩いてくださいよ、目が私たちの動きを追うようについてきます」と言ったので、目を見ながら通り過ぎてみました。言われてみれば、目がこちらと合っていて、歩きながらずっと目で追われているような感覚になりました。これも織り上げ手法の技術がなせる技だとか。

f:id:S_tabearukirecipe:20180503175305j:image

さて、お次はこれ。なんだと思いますか?
これ、天井なんですよ。ものすごい豪華絢爛。。。

f:id:S_tabearukirecipe:20180503175328j:image

実はこんな風になっています。『地図のギャラリー』と呼ばれる部屋の天井部分なんです。地図もすごいけど、天井にばかり目が行ってしまいます。

f:id:S_tabearukirecipe:20180503175339j:image

この部屋には当時のイタリア半島、そして近隣の地形を表した地図がずらりと並んでいます。写真の場所はシシリア。イタリア南部にあるシチリア島ですね。

f:id:S_tabearukirecipe:20180503175352j:image

こちらはローマ近くにある島、サルディーニャ島。

地図のギャラリーにはイタリア各地と教会領地の地図が40点ほどありましたが、当時の呼び名だったりして、よく知らない場所もたくさんありました。

f:id:S_tabearukirecipe:20180503175354j:image

地図の間の向こうはハイライトの『ラファエロの間』なんですが、この辺りからさらに混雑はひどくなります。しかもガイドさんは、時間をしきりに気にしはじめました。この調子だとシスティナ礼拝堂に間に合わないとか。。。えー???冗談でしょ。わざわざ20€も払ってガイドツアーに参加したのは一体なんのためだったの??
そしてガイドさんはみんなに聞きます、このラファエロの間を見学していたらシスティナ礼拝堂に間に合わないので、ここをあきらめてシスティナ礼拝堂に向かいますか?

みんなもしぶしぶ、うんというしかありません。。。
というか、最初の彫刻とか中庭で時間使いすぎたんじゃないのか~?と突っ込みたかったけれど、とりあえずシスティナ礼拝堂だけはどうしても見たいので、黙ってついていくとこに。

 

とはいっても混み合っていて、なかなか前に進めないので、写真だけは撮れました。

f:id:S_tabearukirecipe:20180503175423j:image

ラファエロの間は、天井、すべての壁に大きな絵が描かれています。

f:id:S_tabearukirecipe:20180503175454j:image

すべての絵の名前はわかりませんが、とにかくその凄さに圧倒されます。
もっとゆっくり見ていたい。。。そんな気持ちになりましたが仕方なく、急ぎ足で前へ。

f:id:S_tabearukirecipe:20180503175516j:image

天井画も素晴らしい。

f:id:S_tabearukirecipe:20180503175528j:image

こちらが有名な『アテネの学童』。ラファエロの最高傑作といわれている作品で、50人以上の古代ギリシャの賢人が集まり議論する様子が描かれたものです。

f:id:S_tabearukirecipe:20180503175544j:image

これも天井画。この部屋だけで2時間くらい潰せるんじゃないんでしょうか。

f:id:S_tabearukirecipe:20180503175554j:image

これは『聖体の論議』。天上界の聖人たち、地上の神学者、真ん中には精霊の鳩が描かれ三位一体が表されています。

f:id:S_tabearukirecipe:20180503175608j:image

さてラファエロの間からシスティナ礼拝堂に入るところで、あと10分で閉めますというコールがかかりました。えー?前にはたくさんの行列がいて、とても10分で中に入れそうにありません。。もうだめかとあきらめていると、ガイドさんが門にいるおじさんと何やら話しています。
戻ってきてガイドさんが言うには、今、システィナ礼拝堂の中には人がたくさん入りすぎているから、少したったら戻ってこいと言われたと言っています。いや、でもあと10分で閉まるんでしょ??と聞いたら、大丈夫、大丈夫とおじさん。イタリア人、いい加減だからなー。ほんっと大丈夫かな???

とりあえず別の道を通り5分くらいかけて、また同じ『ラファエロの間』に戻ってきました。

f:id:S_tabearukirecipe:20180503175623j:image

そして、なんとかシスティナ礼拝堂の中に入ることができました。礼拝堂の中は、撮影禁止、そしておしゃべりの禁止です。ものすごいたくさん人がいて、中にいた時間は結局3~4分くらいだったでしょうか。

天井のミケランジェロフレスコ画、アダムを神が創造した場面、ミケランジェロ最後の審判の絵などなど、見どころはたっぷりとありましたが、なんにしろ時間が少なすぎた。。。(写真撮影できないので、写真はありません)。
また、もう少し空いている時期に挑戦したいと思います。

とはいえ、半分あきらめかけていたシスティナ礼拝堂も見れて良かった~。

この後は、外に出て、サンピエトロ大聖堂を回ります。

f:id:S_tabearukirecipe:20180503175641j:image