オペラ座の中には、実際にオペラやバレエの公演の際に使われていた衣装が何点か飾られています。
こちらは『フィガロの結婚』の衣装。
二階の長い回廊の先には、グラシエの間という豪華なサロンがあります。
床のモザイク画も素敵です。
このグラシエの間は、本当にきらびやかなサロンで豪華な装飾が所狭しと並んでいます。バッカスの巫女、牧神の装飾や飲み物や釣り、そして狩りの場面を表したタピスリーがあり、丸天井は背景が金色できらびやかな色のモザイクが施されています。さらに大きくて豪華なシャンデリアが幾つも垂れ下がり、、ベルサイユ宮殿の大広間と見まがうほどです。
天井にはポール・ポードリーによって描かれた音楽史の寓話が見えます。装飾のメインモチーフには、竪琴が使われていて、暖炉の柱頭やドアの取っ手など、至る所に見ることができます。
グラン・フォアイエは鏡と光の効果で、空間に広がりをもたせた作りになっていて、ベルサイユ宮殿の鏡の間を思い起こさせます。
こちらは暖炉の上の時計台です。
グラン・フォアイエから二階のテラスに出られます。ここからルーブル美術館に続くオペラ大通りを眺めることができます。
ここがいわゆる外から見えるオペラ座のテラスですね。
公演がある日の夜などは、休憩時間にシャンペンやワイングラスを片手に持った人たちが、このテラスでおしゃべりをしている様子が見られます。
知りませんでしたが、オペラ座の中には、図書館もあります。
以前に来た時は、オペラ鑑賞だけだったので、中の細かい部分まで訪問しなかったのですが、博物館もあります。
この図書館には、300年にわたるオペラやバレエの上演プログラムの楽譜などが収められています。
なかなか立派ですよね。
こちらはオーケストラの回廊です。外の光が差し込んでいて、非常に明るいです。
ここには作曲家や歌手、踊り手たちの胸像が飾られています。
こちらは太陽の間の天井部分。少しモダンな装飾になっています。
オペラ座のスモーキングエリアとして使われています。
これとソックリの作りの小部屋が、長廊下の反対側にもあって、月の間と呼ばれています。
オペラ座観光、思ったよりも新しい発見があって楽しめました。