夜中、ヨットの凄い揺れに悩まされながらも時々は眠りましたが、起きるとぐらぐらと揺れていて気持ちが悪くなり、もう眠れません。さらに朝5時には日差しが照り付けてくるので、部屋の中はかなり暑い。。。その上、なぜかお腹の具合も悪くなり、船酔いと下痢の両方が襲ってきました。。。あー、気持ち悪い。最悪です。。。
自分の客室にトイレがあってよかった。。。 トイレに行ったり、横になったりしますが、一行に具合はよくなりません。 クルージングなんか来るんじゃなかった、と思っても後の祭り。。。
様子を見に来た夫が、「みんな、朝ごはん食べてるから外においでよー」とかのんきなことを言っていますが、こっちは船酔いと下痢と腹痛でそれどころではありません。脂汗がにじみ出てきますが、なんとかやり過ごすしかありません。酔い止めと下痢止めの薬を飲んで、とにかく横になるのみ。 そんなこんなしているうちに、やっとボートは揺れの少ない穏やかなエリアを走行し始め、私のお腹も薬のおかげでだいぶおさまったので、ダイニングルームに出ていきました。
他の乗客の人たちが、船酔いは大丈夫か?と心配してくれます。が、全然大丈夫じゃない。 本当に気持ち悪い。。。とにかく、持参した豆乳ヨーグルトだけ食べて、なんとか外を眺めて船酔いを最小限にとどめます。こうならないように、前日から薬を飲んでいたのに。。。。まったく効果がなかった。ガーン
でも、薬のおかげで多少はマシかもしれないよー、などと、みんなは好き勝手に言っています。 船は朝11時頃にやっとベキア島に到着。ここでシュノーケリングをしたり、ランチをしてゆっくりするようです。 船が停まったおかげで、なんとか船酔いがおさまってきました。
ランチはクスクスとピザ。私はお腹の調子が悪いので、少しだけ食べました。(写真は具合が悪かったので撮り忘れました) みんなはワインを飲みながらワイワイやっています。
ランチの後は、私の具合もだいぶよくなったので、ベキア島の沖でシュノーケリングをすることに。それほどたくさんの種類の魚はいませんでしたが、海の水が澄んでいていとってもきれい。魚も透き通っています。 白いウニというのがいて、初めて見ました。一年のうちに1週間くらいしか出ないらしいので、見られただけでもラッキーです。ちなみに食べられるそうですが、味の保証はできません(笑
ボートからビーチまでシュノーケリングをしながら泳いでいき、ちょっと一休みします。陸に上がったら、船酔いも治りました。 午後は、さらにマイロー島(Mayreau)まで走行します。
船が動くとやっぱり船酔いが戻ってきますが、デッキに出て風に吹かれて遠くを眺めていると、だいぶ軽減されます。 周りの人は読書をしたり、ゲームをしたりして、好きに過ごしていますが、私はとにかく船酔いがひどくならないように、じっとしているのみ。。。こんなはずじゃなかったのにー、と自分の酔いやすい体質を恨むしかありません(涙
夕方になってマイロー島に到着しました。 小さな島には、バーやショップなどがあるというので、小さなボートを出してもらって、島に上陸します。
景色は素敵ですが、本当に何もない島です。 島内はカーニバル(といっても若者何人かが、トラックで音楽を流してその周りを囲み、お酒を飲んだり、ダンスをしているだけです)をしていましたが、それ以外は、シーズン前ということもあり、本当にひっそりとしています。でもこんな小さな島にも、クラブメッズなどの大きなクルーズが立ち寄ると、一気に200人越えの観光客が島を占領して、活気づくそうです。その観光収入で、暮らしが成り立っているといっても間違いではないくらい、本当に小さな島です。 上まで登って、反対側の海の景色を見に行きます。 途中で、小さな可愛らしい教会がありました。
この辺は、やっぱりカトリックが根強いようです。 さらにヤギにも遭遇。
かなり暗くなってしまいましたが、反対側の景色は絶景です。 こんなところにまでは、ボートで船酔いでもしない限り、来ることはできないから貴重な体験、ということにしておきましょう(笑
今夜のディナーは、サンドリンが腕を振るってくれたクレオール料理。 ブダンというこの地独特のソーセージは、魚で作ってくれていたので美味しく食べられました。牛肉の味つけもおいしかったし、極めつけはバナナを使ったグラタン。甘くないカスタードにバナナ、そして上にチーズをかけてオーブンで焼いてあります。
そして、デザートのバナナのパイは、ココナッツの層とバナナの二重になっていて、とっても美味しい。
やっぱりクレオール料理も作り手によって、味が結構変わりますね(笑
この日の夜はヨットの走行はなしです。これでやっとゆっくり眠ることができます。