海外食べ歩きブログ(レシピ付)

海外で出会った美味しいもののレシピやその他の出来事をつづったブログです

パリ郊外、サン=ジェルマン・オン・レーの城に行ってみました

パリからRER A線で約20分西に行くと、広い公園や白のあるサン・ジェルマン・オン・レーに着きます。休日の晴れた日には、パリ市民や近郊の人たちが、家族とピクニックをしたり、森や公園を散歩して楽しめる場所です。

1124年に、ルイ6世によって最初の城塞がこの地に築かれました。16世紀には、アンリ2世によって新しい白が建造され、以降、1689年に国王ルイ14世ヴェルサイユに移り住むまで、王の居城として使われていました。ヴェルサイユ宮殿の大掛かりな工事は何年にも渡ったため、国王ルイ14世は実は、ほとんどこの城住んでいたことになります。

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現在、城の中の家具はすべてヴェルサイユなどの宮殿に運ばれ、中は、国立考古学博物館となっています。
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博物館に入らないと、城は見学できないそうなので、入ることにしました。城といっても、中に家具や居室は残っていませんが、チャペルとダンジョン(牢屋)だけは残っているとのこと。でも、今はチャペルは改修工事中で、ダンジョンは閉鎖されているということでした。
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それでもせっかく来たので、博物館を見学することにしました。
ここが博物館の入り口です。
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現在の城の建築はルネッサンス様式のもので、フランソワ1世によって再建され、ナポレオン3世によって修復されたものです。
こちらが城の中庭部分です。奥に見えている2階部分の渡り廊下は、王がチャペルに礼拝に行く際に通ったとされていて、人々はこの中庭で王の姿を見るために待っていたそうです。

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工事中のチャペル。こちらは工事が終われば、見学できるそうです。
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城の全容の模型です。今は失われてしまった部分もありますが、庭の建築は造園家のル・ノートルが手掛けたもので、テラスからはセーヌ川の眺めが楽しめます。
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博物館の中は、キリスト教が伝わる以前の先史時代、フランスがガリアと呼ばれていたころの石器や武器、日常っ生活などの道具を約3万点をそろえたもので、先史時代の博物館としてはヨーロッパ随一だそうですが、英語の説明がほとんどないので、フランス語が得意でないと十分に理解するのは難しいですね。でも、見るだけでも面白いです。

こちらは、ガリア時代の戦士の銅像です。
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2階の廊下部分にあった石像。
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こちらはガリア人が使っていた紋章
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食器類。
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こちらは床のモザイク画。これはカレンダーとして使われていたそうで、一コマ、一コマで収穫するものや、家畜の世話が描かれていて、春夏秋冬の作業を表しているそうです。
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博物館の後は、庭園部分に出てみました。とってもいい天気です。
夏時間だと6時を過ぎてもこの明るさです。
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庭園の先からは、セーヌ川や周りの景色が見られます。
遠くに見えているビル群は、ラ・デファンスのビジネス地区です。
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さて、ちょっと疲れたので近くのカフェで、休憩。暑かったので、フルーツジュースを飲んで帰りました。
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