今日は朝から母とオペラ・ガルニエの見学をするつもりでしたが、オペラ座は今夜公演があるということで、開放されていませんでした。残念。。。
ということで、急遽、プランBです(笑
オペラ座の隣にある香水のフラゴナール博物館では、無料のガイドツアーをやってくれるので、行ってみることにしました。
ちょっと場所が分かりにくいですが、Musee de Perfumの看板に沿って歩いていくと、ちょっとお洒落な界隈の中にありました。
こちらが入り口。
中に入って、日本語のツアーはあるか聞いてみたら、英語とフランス語しかないようでした。仕方ないので、英語のツアーに申し込みます。待ち時間は、20分程度とのこと。
中には、待合席もあるし、トイレもありました。
こちらが受付のお姉さん。
待合室にも、たくさんの大きな香水の原料のような瓶が飾られていて、ちょっとカッコいいです。
スペインの団体客、フランス語のツアーに続いて、やっと英語のツアーが始まりました。20分といわれたけれど30分ちょっと待ちました。
こちらは手で摘み取った花を圧搾機にかけた後、薬品をかけて香りを抽出する方法です。
そして、もう一つは、昔から用いられている蒸留式によって香りを抽出する方法。
熱に強い花はこの方式で香りのエッセンスを抽出します。
香りを抽出した後のエッセンスは小瓶にそれぞれ入れられて写真のように並べられます。エッセンスは、その香りの持続時間の違いによって3つのカテゴリーに分けられます。そして、この3つのカテゴリーからいろいろな試行錯誤を重ねて、麗しい香りを作り出すのです。
こちらは中世の時代に香木を入れて持ち歩くために使われていたペンダントなどの入れ物です。この時代には、ペストなどの伝染病が流行ったため、悪臭は病気の印とされ、良い香りを身に着けることで健康を保とうとしたそうです。
カトリックの時代になると、水でお風呂に入るのは、肌からばい菌が入ると信じられていたため、貴族たちは香水で身体を拭くことで、清潔にしていたそうです。そのために多くの香水が使われました。
そして、近代になると貴族だけでなく、高級ブランドによって、もっと幅広い富裕層に向けて様々なデザインの香水の瓶が作られました。
もちろん王や貴族は高価な香水の瓶を身に着けていました。
さて、見学ツアーの最後は、フラゴナールのショップに入って、三種類の香水を嗅いで、どのような原料が入っているかを当てるというクイズ。
これもなかなか面白かったです。
最後はお土産ショップを見て、欲しいものがあればショッピング。
フラゴナールの香水は、ここでしか買えない限定品も多数あるので、パリ土産にもピッタリですね。