海外食べ歩きブログ(レシピ付)

海外で出会った美味しいもののレシピやその他の出来事をつづったブログです

語学学校で行くオルセー美術館 その2

オルセー美術館の5階は印象派の作品が集められています。

エドアール・マネ作の『草上の昼食』
こちらも教科書にも載っているくらい有名な絵ですが、この作品は当時の1864年の落選展において、下品な作品として物笑いの種にされたそうです。
というのも、裸婦は女神を表すことが常識だった当時、ここに描かれている女性は娼婦を描いたものとされ、この女性の裸体が見る者にあらゆる解釈と幻覚を抱かせたためです。

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こちらはクロード・モネ作の『ひなげし』
緑の広がりと暑い雲に覆われた空、そして叢の中に赤い斑点でひなげしの花が表せています。絵の中に見える子供と女性は、手前と奥の二つの場所に描かれていて、これは奥から歩いてきた二人と、手前にいる二人を同じ絵の中で表した珍しい絵だそうです。
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オーギュスト・ルノワール作の『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏場』
これも印象画の作品の中では有名な絵の一つで、モンマルトルの2つの水車から、ル・ラデの間で行われたカフェ・コンサートの様子を描いたもの。明るい色彩で生き生きとした人々の様子と酒場の賑わいを表しています。
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こちらもモネの作品。『日傘の女』
この作品は、左向きと右向きの二枚があって、同じ人物を違う角度から描いたものです。さわやかな風が感じられるような清々しい作品です。モネは影にも黒を使わないことで知られていますが、この作品も影の部分に黒はありません。
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こちらはモネの描いた『草上の昼食』です。若かりし頃のモネが、ライバルのマネの同タイトルの作品を意識して描いた作品だそうです。妻のカミーユと画家の友人たちが得たかれています。当時のモネは家賃が払えないほど困窮しており、この絵を担保として差し出したため、作品は本来の形ではなく、二つに分けられてしまっているんだそうです。
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さて、これだけじっくり鑑賞すると、さすがに疲れますね。
美術館疲れを癒すには、甘いものがとっても効果的!!
ということで、5階にあるカフェにやってきました。みんな考えることは一緒で、とても混んでいます(笑
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イル・フロタントというメレンゲのお菓子と紅茶をいただくことにしました♪
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イル・フロタントは直訳すると浮島という意味で、カスタードソースの海に浮くメレンゲの島、といったところでしょうか。軽いので、サクサクっと食べられます。
今度、作ってみたいなー。
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