海外食べ歩きブログ(レシピ付)

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ギザのピラミッドとスフィンクス観光 その1

ギザといえば何といってもピラミッドですよね。

ピラミッドは古代エジプト文明を代表する巨大な建築物でありながら、その用途(王の墓としての説が一般的ですが、棺もミイラも見つかっていません)、どのようにして作られたか、内部の構造など、未だに解き明かされない謎も多く、テレビ番組などでも世界七不思議として取り上げられるなど、興味深い観光スポットです。
写真では何度も見たことのあるこのギザのピラミッド群ですが、やっぱり実際に行ってみると、その大きさに圧倒されました。

一番大きなクフ王の大ピラミッド。
本来の高さは146mという世界一巨大な建造物だそうです。

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こちらは2番目に大きいピラミッドで、クフ王の息子のカフラー王のピラミッドです。
高台の上に建てられているため、見る場所によっては、クフ王のピラミッドよりも大きく見えます。高さは144mで、ピラミッドの頂点のところに、赤色花崗岩の化粧石が残っています。実は、すべてのピラミッドはこの化粧石で覆われていて、昔は太陽の光を浴びて、黄金に光輝いたと言われています。
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クフ王のピラミッドに近づいてみます。
とにかく大きいので、もう全景は入りません。
10万人の労働者が建設に従事して、完成までに20年かかったとされているのですが、それにしてもこんな巨大な建造物が約四千年もの昔に造られていたなんて、本当に信じられません。労働力もさることながら、こんなに完璧な形の四角すいを一寸のくるいもなく、1個が平均2.5トンの石を積み上げただけで建てることのできる高度な建築設計技術を本当に古代エジプト人が持っていたのか、と疑問が浮かびます。
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クフ王のピラミッドの中に入る観光客の列です。
人の大きさによって、石のブロックの大きさが比較できます。本当に大きいのです!
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お決まりの写真(笑
私の身長が157cmなので、石の高さは150センチくらいでしょうか。

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横の階段を登って入り口まで行くことができます。

が、、、クフ王のピラミッドへの入場は別料金。
この日は半日ピラミッドとスフィンクス観光の個人ツアーに申し込んでいたんですが、ツアー詳細にオプション料金のことが書かれてなく、エジプトポンドをほとんど持っていかなかったのです(涙
クフ王のピラミッドの入場料は一人300EGP(約1500円)でしたが、私たちはツアーに含まれているものと思い、現地通貨を持ってきていませんでした。。。残念。
一瞬、ツアー会社を恨みましたが、私たちのがっかりぶりを見て、ガイドさんがカフラーのピラミッドなら一人100EGPで入れるから、お金を貸しますって言うので、そっちに行くことにしました。

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カフラーのピラミッドに向かいます。
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こちらは、貴族たちが眠るマスタバ墳です。
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カフラーはクフの息子で兄のジェドエフラーがクフの後を継いで王位を継承しましたが早世したため、その後継者になりました。
彼は、ピラミッド群の前にある神殿とスフィンクス像を建てた人物とされています。
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こちらがカフラーのピラミッドの看板です。
これから中に入ります!!
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入り口は狭く、下降通路が続きます。
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かなり急で狭いため、屈みながら手すりにつかまって降りていきます。結構疲れます。
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途中、ちょっと天井が高くなって、普通に立てる場所がありました。
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その後が水平の廊下(こちらも狭い)が続きます。
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ここを抜けると玄室と言われている部屋に突き当たります。
ここはシンプルな造りで、壁にはレリーフヒエログリフも何もありません。

奥に石に棺のようなものがありますが、中も空っぽです。
発見された時からこの状態だったそうです。
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多くの人がここは王の墓で、王のミイラが眠っていた玄室だが、その副葬品やミイラは墓泥棒によって持ち去られたと考えています。
でも、一部、ピラミッドは王の墓ではないと考える人もいて、その人たちによると王の墓は別にあり、このピラミッドの近くにミイラも副葬品も眠っている、と。その証拠にこの玄室にはレリーフヒエログリフもないのです。

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どちらが正しいのか、または全く別の真実があるのかわかりませんが、とにかく古代エジプト文明には不思議な謎がたくさん潜んでいて、考えるだけでワクワクします。

 

つづく