エントランス近くにある管理人室と守衛の家の両方を一緒に撮るとこんな感じです。
こちらは守衛の家です。こちらもガウディー独特のデザインで、おとぎの国のお菓子の家がそのまま現実になったような形をしています。
こちらは、有料エリアのチケットがある人は、中に入場できます。
ただ外には行列ができていたので10分くらい待って中に入りました。
窓枠の部分にも、壊れたタイルを貼りめぐらしてポップなデザインになっています。
守衛の家の中はさほど広くないので、すぐに入場制限がかかってしまいます。一人出てくると、一人入れるような感じです。内部はバルセロナ市の歴史博物館です。
建物内は、外のイメージとは違ったスッキリとした青い壁と天井が印象的でした。
カラフルなデザインで飾られた窓枠。
三階の壁と天井は、青ではなく赤でした。
もともとこのグエル公園は、施主のグエル伯爵が、彼の敬愛するカタルーニャの建築家であるガウディーに依頼して1900年から1914年の間に建造された夢の分譲住宅でした。当時のバルセロナは急速に工業化が進んでおり、それに対してガウディーとグエルはこの市内から離れた場所に、人々が自然に囲まれて暮らせる夢の住宅地を作ろうとしたそうです。しかし、なかなか買い手がつかず、全60軒のうち結局売れたのはガウディーとグエルの2軒だけで、グエル伯爵の死後は工事は中断され、市の公園として寄付されました。
そしてこちらがグエル公園のメインともいえるモニュメント階段です。
なかなか素敵ですよね。これが分譲住宅地のレジデンスのための憩いの場として造られたとは、ちょっと信じがたいくらい素敵なデザインです。
モニュメント階段の先は、ギリシャ建築の影響を受けた列柱ホールに繋がっています。
モニュメント階段の壁の部分にも、壊れたタイルのコラージュがモザイク状にデザインされています。
そしてここが、グエル公園の一番の見どころです。
こちらは『蛇の噴水』。円盤部分には、カタルーニャの紋章である赤と黄色の縞模様があって、そこから蛇がぬうっと頭を出しています。夏にはこの蛇の口から噴水が流れるそうです。
そしてそのすぐ下にあるのが、この公園でおそらく一番有名な『トカゲの噴水』。
このトカゲはキーホルダーになったり、いろいろなグッズになっています。
たくさんの観光客がいるので、なかなか写真が撮れません。
横から撮るとこんな感じ。こうしてみると結構間抜けな感じです(笑
モニュメント階段を登りきると、列柱ホールに着きます。
ここは影になっているので、ひんやりして涼しい!
この列柱ホールは、当時はマーケットにする予定で建設されたそうです。
つづく