聖ヴィート大聖堂を出て広場の方に回ると、オベリスクのような石柱がありました。
そして、ここからだと、大聖堂の全景が収まります。
第三の中庭といわれる広場ですが、ここが一番メインの中庭という感じがします。
大聖堂は中だけでなく、外観も豪華なんですね。
一度中を見てから、こうして外から眺めてみると、あ、このステンドグラスはあれかな?などと推測できて楽しいです。
さて、プランBコースのチケットには、大聖堂以外にも他の施設の入場チケットがついています。第三の中庭の端にある旧王宮に入ります。
王宮といっても中はかなりガラーンとしていて、豪華な王宮とはずいぶん違った地味な建物です。
ちなみにこちらのホールがこの旧王宮の一番の見どころです。この天井部分が特徴的です。これは柱を使わずに天井を支える建築技術が使われているそうです。
大広間を抜けると、小部屋に繋がっています。これは小部屋の中に展示されていた本箱。
そして旧王宮の二階に上がってみると、天井いっぱいに紋章が飾られていました。
詳しく知りたい人用に、説明用の展示もありました。
壁に展示されている紋章は、16~18世紀にかけて重要な拠点を領土としていた各王族や貴族または公国の紋章だそうです。
これはフランスでも同様のものを見たことがありますが、ヨーロッパの寒い冬には欠かせない暖房器具の一つで、中にお湯を入れることで、全体から湯気が出てきて暖まるというもので、中世からお城や宮殿などで使われていました。
こちらは王冠や杖などの展示。
ここは議会の間。国王と貴族の会議や裁判などが行われていた場所です。
そしてこの議会の間に飾られている肖像画。
どこかで見たことあるな、と思ったら、フランツ1世とマリア・テレジアでした。
おそらくハプスブルク家がこの地を一時支配していたのでしょうね。
次は聖イジー教会に進みます。