さて、デュッセルドルフ最後に周るのは、アルトシュタットから10分くらい歩いたところにある、こちらのクンストパラスト美術館。
入り口付近にある噴水。
とっても地味な感じの美術館です。
入り口広場には、なぜかサイのモニュメントが。
ここは、ドイツ画家が中心ながらも、ルーベンスやブリューゲルなどの作品も見られるそうなので、入ってみます。入場料は10€程度でした。
アーサー・カウフマンという割と現代の画家の作品。1925年
こちらはアウグスト・マッケというやはりドイツ人画家による現代画。
タイトルは4人の少女、1913年作。
ちょっとマリー・ローランサンに近い作風のように思いました。
こちらはマックス・エルンスト作、『イエスを打つ聖母マリア』1926年作。
イエスといえば、普通の宗教画ばかり見慣れていたので、これは、ちょっと面白い。
ハインリッヒ・ノーエン、『入浴する人々』1913年。
オットー・ディクス作、『画商、ジョアンナ・イーの肖像』1924年
これも凄く面白い作品ですね。肖像画なのに一切、美しく描こうとしていないところが良い(笑
ゲルト・ヴォルハイム作、『素晴らしい風景』1920年
これは、ちょっとダリっぽいかも。
こちらも同じ画家の作品。
『デュッセルドルフへの別れ』1924年。
かなり大きな作品で、引き込まれるような躍動感がありますが、やはりなんだか夢の中で起こっている出来事のようです。
アーウィン・ヴェント作、『ビーナスの生誕』1930年
これも、あの有名なビーナスの生誕のパロディーのような、面白い現代画ですね。
現代画コーナーの後は、ルーベンスの部屋がありました。
『聖母マリアの昇天』、1618年
『ヴィーナスとアドニス』、1610年。
とてもダイナミックです。
他にもたくさんの作品がありましたが、現代画と17世紀の作品の両方を楽しめますし、絵画だけでなく、様々な工芸品や美術品が展示されていました。