宿泊したノース・ショア・インは、年配の中国系アメリカ人が経営している小規模のインで、館内はとっても明るく清潔で、設備もいろいろと整っていました。
屋外のスイミングプールもありましたが、朝早く出発のため、利用する時間がありませんでした。
オーナーの方にレッド・ロック・キャニオンに向かうことを伝えると、ハイキングトレイルを示した手書きの地図を書いてくれました。
キャニオンに向かう途中、山羊の群れに出くわしました(笑
ここがおじさんに教えてもらったレッドロックキャニオンの中でもハイキングにおすすめのホワイト・ドームと呼ばれる場所です。
ここは、様々な色合いの砂山で構成された場所で、バレー・オブ・ファイヤーの景観美を体験できる絶好スポットなんだそうです。
ここバレー・オブ・ファイヤーでは、西部の荒野を舞台にした多くのハリウッド映画が撮影されてきました。
さて、この看板から先はすでにトレイルの始まりです。
ホワイトドームのトレイルは、足元が白い砂地なので、かなり歩きにくいです。
昨日のブライス・キャニオンとはまた別の風景が広がっていて、広大のアメリカの大自然の凄さに圧倒されます。
一応、トレイルを知らせる案内版のようなものがあるので、それに沿って歩いていきます。
周りを囲む岩肌はレッド・キャニオンの名前の通り、赤土の岩です。
こんな赤い岩肌が続くレッド・キャニオンでは、驚くことに海の生物の化石が発見されているそうです。つまりこの辺りは、数億年前には海の底にあったことを意味しています。
西部劇で馬に乗って歩くような道が続きます。
岩肌が赤いのは、岩に含まれる鉄分が参加して錆びたためだと言われています。
数々の映画の撮影が行われたバレー・オブ・ファイヤーの撮影跡地は、実際は『プロフェッショナルズ』という映画の撮影のために1965年に建設されたそうです。
つづく