3時からの見学ツアー、始まりました。
ツアーは、スペイン語と英語の二か国語を話すガイドさんの説明付きです。
先に闘牛場内の博物館から見学します。
こちらは闘牛の牛のはく製。
楽隊の衣装。
こちらは闘牛場の模型です。
闘牛に使われる剣も数種類展示されています。
この闘牛場で戦った有名な闘牛士のマタドール服などが飾られています。
刺繍などもたくさんあって、豪華な上着です。
その他、セビリアの闘牛の歴史や、闘牛の様子を描いた絵や、闘牛にまつわる道具、書籍などが展示されていました。ガイドさんの説明によると、闘牛というのはそもそも貴族たちが軍事訓練の目的で行っていたもので、そのため馬に乗って行われるのが一般的でした。
ピカドールという槍突きの人が乗る馬たちの納屋。
納屋のある場所は反屋外になっています。
こちらは馬たちが水を飲む場所。
さらに闘牛場内には、チャペルもありました。
殺される牛のためにお祈りをするのかと思いましたが、闘牛士が自分の身の無事を神に祈るためのものだそうです。
アンダルシア地方でよくみかける明るい色のタイル画。聖母マリアと天使が描かれています。
さて、闘牛場の中に入場します。
席は石段のようになっていて、固そうです。
チケットはかなり高額でも売り切れるそうです。。。
時計の下のところが闘牛士が出入りする扉だったと思います。
闘牛士が危険な状態になった場合に、この赤い板で囲まれた塀の中に逃げ込むことができるようになっています。とても狭い空間なので、牛が入れないようになっています。
こちらが王族の貴賓席。
門の装飾が素晴らしかったのでアップで撮影。
感想としては、闘牛を見たわけではないけれど、やはり牛をみんなで槍で刺して、苦しむ姿を見世物にするというその競技自体には、賛成できません。。
ただ、昔は軍事訓練の目的でされていたということ、そして殺された後の牛の肉は、食用として無駄なく売られることなどを知って、スペインの歴史の一部なんだなー、とは感じました。とはいえ、やはり闘牛自体は廃止してほしいですね。