さて、穴場の観光スポットばかりを巡る今回の行先は、ゴシック地区の中にあるフレデリック・マレーという美術館です。ゴシック地区といえば、一番の見どころは大聖堂ですが、狭い道が入り組んでいて迷路のようになっていて、この雰囲気が私は大好きなんですよね。
ありましたー、ここだ。
ゴシック地区には何度か来ていますが、いつ来ても迷ってグーグルマップで場所を確認します(笑
ちなみにこのフレデリック・マレーというのは地元バルセロナの彫刻家で、この人の個人コレクションを展示している美術館がこちらなんです。
元の王宮の一部を利用していることもあり、美術館の建物は歴史を感じさせます。
中庭もあって、美術館を見学しない人もここまでなら無料で立ち入れます。
中に入ると、まずギリシャ、ローマ時代のコーナーで、写真のようなレリーフや石膏の彫刻などがたくさんありました。
さらに奥へ進んでいくと、中世ヨーロッパ時代に作られたと思われる聖母マリアが幼子キリストを抱いた像。これも数十種類のコレクションがありました。
このキリストの磔刑の像は1階の展示スペースの半分以上を占めるぐらいたくさんの種類があり、さまざまな像が展示されていました。宗教色が強い作品であることと、キリスト教徒でなくても、ずっと見ているとなんだか暗い気持ちになるので、ここはさっさと先に進みました。
神殿の門をそのまま建物の中に持ってきて展示しています。
騎士の棺。昔の貴族や地位のある人は、棺の上に死者の彫刻を飾るのが一般的だったようです。この棺もかなり凝っています。
(すみません、説明が曖昧なのは、パンフレットをなくしてしまい、詳細が思い出せないからです。)
美術館の建物内部にも別の中庭があります。
二階にやってきました。これは、キリストが十字架を担いでゴルゴダの丘を登っていく場面の宗教画です。
こちらは、キリスト教の宗教的ないくつかの場面がレリーフとして表された装飾品です。教会の祭壇などによく飾られているもので、それをマレーが個人のコレクションに加えたものなのでしょう。そのほかにも宗教色の強いコレクションがたっぷりありました。
最上階は、日用品のコレクションなんですが、これがすごい。。。
正直、宗教画や彫刻よりも、こちらのセクションのほうが断然、私には面白かったです。
こちらは18世紀の扇のコレクションですが、写真では一部だけ映っていますが、膨大な数です。
これはオペラグラスやルーペのコレクション。
こちらは武器。サーベルや拳銃など。
杖のコレクション。
こちらは振り子時計です。
他にも様々な日用品のコレクションが展示されているのですが、その数が半端じゃないんです。これ、本当に個人のコレクションだったの?という感じです。
カードのコレクションもたくさんありました。こちらは、12星座を表わしたカード。
こちらはトランプの原型だそうです。
他にもまだまだたくさんありましたが、これくらいにしておきます。
ちなみにこの美術館のチケットは半年間有効だそうです。バルセロナ在住だったら、後日に来てみても新しい発見がありそうですね。
s-tabearukirecipe.hatenablog.com
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