薩摩半島南端の龍宮神社と長崎鼻
知覧市の武家屋敷の後は、車で南方に向かい、母のお友達のお勧めの絶景ポイント、長崎鼻の灯台を目指します。
さて、長崎鼻に着くと、灯台の方に歩いていく途中、面白い看板を見つけました(笑
長崎鼻には、浦島太郎伝説のもとになったという龍宮神社(といっても、この神社自体はとても新しいのですが)があり、最近の観光スポットになっているそうです。
龍宮神社のすぐ麓には、福カエル、福カメ、田の神の像があって、200円以上のお賽銭を納めると、祈願紙がもらえるそうです。
龍宮神社の竜宮伝説の相関図なるものがあり、真偽のほどは分かりませんが、浦島太郎は天照大神の孫で、海幸彦、山幸彦の山幸彦(彦火々出見命)だとして描かれています。ちなみに乙姫様の豊玉姫との間に子をもうけ、その孫が神武天皇に繋がる、と。
かなり無理やりな感じもしますが、一応、古事記との関連が分かります。
さて、龍宮神社自体は、龍宮上をモチーフとしてデザインされたというだけあって、朱色の南国っぽい神社です。浦島太郎伝説にちなんで、乙姫様も祀られているため、縁結びや家内安全、航海安全などのご利益を得られるとして、参拝客が訪れるそうです。
ちょっと中国のお寺っぽいデザインのような気もしますね。
さて、龍宮神社にお参りした後は、長崎鼻の灯台を目指します。
徒歩で15分くらいですが、あいにく雲がたくさん出てきて小雨もぱらついてきたので、灯台は遠くから眺めるだけで引き返します。
海の向こうに開聞岳が見えます。
開聞岳は、薩摩半島南端にある標高924mの火山で、その見事な円錐形から『薩摩富士』とも呼ばれているそうです。ちょっとお天気が微妙で、頭の部分に雲がかかってしまいました。
帰り道にあった浦島太郎の像。
男性は左側から二回まわり、女性は右側から二回まわる。
まわり終わったら、亀をなでると、願い事が叶うそうです。
さっそくやってみました(笑
面白かったのは、この浦島太郎像の下に、願い事を書いたたくさんの貝殻が置かれていたのですが、その願い事がけっこう具体的でウケました。
さて、長崎鼻の後は、指宿市にやってきました。
この後、砂風呂に行くつもりですが、その前に腹ごしらえです。
こちらの『さつま味』というお店はガイドブックに出ていたので、ランチタイムの丼ぶりを目指してやってきましたが、時間がちょっと遅れてしまいどんぶりは終了。。。
というわけで、海鮮チラシ丼を頂きましたが、お魚が新鮮でとっても美味しかったです!大満足。
ごちそうさまでした。
この後は、砂蒸し風呂に向かいます!
知覧武家屋敷に行ってきました。
二日目は晴れたので、レンタカーを借りて母の運転(私はペードラなので。。。)で、鹿児島県内周遊に行ってきました。
まず立ち寄ったのはこちら、知覧茶で有名な知覧市にある武家屋敷です。
武家屋敷群の入り口にやってきました。
江戸時代に、薩摩藩は領地を分けて、それぞれ地頭や領主の屋敷を中心に武家集落を造り、武士の育成を促しました。この知覧にある武家屋敷群もその一つですが、折れ曲がった本馬場通りに沿って連なる石垣と生垣の美しい調和とその景観は重要文化財に選定されているそうです。
11月だったので紅葉も綺麗でした。
知覧武家屋敷群の中で一般公開されている庭園は7つあります。そのうちの一つ目がこちら。
武家屋敷の門をくぐると石組の壁にぶつかります。
門をくぐったところ。
武家屋敷の建物はこちら。
庭園も優美に剪定されています。
この日はたまたま300円で茶道の先生が、盆略のお点前を教えてくれるというイベントをやっていましたので、さっそく参加してみました。
普段はお座敷には上がれないのですが、この日は特別です。
盆略のお点前。昔に本当に少しだけお茶を習ったことがありましたが、ほとんど全て忘れてしまっていました(笑。
でも大丈夫です。先生が優しく教えてくれました。
柿を模ったお菓子もとても美味しかったです。
そしてもちろんお抹茶も。
他にも庭園は6つもあるので、一つずつ見てまわります。
他の建物内はすべて非公開になっているので、一つ目が見れたのは本当にラッキーでした。
他の庭園も枯山水式でした。
落ち着いていて綺麗ですね。
茅葺の屋根のお家もあったりして、散策も楽しめました。
鹿児島市の天文館商店街をぶらぶら歩き
鹿児島市内には、こんな可愛らしい市電が走っています。
この日はあいにくの雨だったので、天文館商店街に行ってみました。
ここは天文館にある老舗のお菓子屋さんの『薩摩蒸気屋』さんです。老舗っぽい店構えですね。
薩摩の伝統銘菓の『かるかん』の説明書きがありました。
28代薩摩藩主、島津斉彬が菓子職人に創作させたお菓子で、山芋を使って軽い羊羹のように蒸した菓子ということから、『かるかん』と名付けられたそうです。
恵比寿様の木彫りが可愛いらしい。
これは『かすたどん』というふわふわのスポンジケーキの中にカスタードクリームが入っていて、とっても美味しいです。
こちらがかるかん饅頭。
お店で焼いている焼きドーナツも美味しそうだったので、お休み処で頂くことにします。
お店の奥に小さな囲炉裏端が設置されていて、その周りに座れるようになっています。
無料のお茶もあるかしらー?などと、母や母のお友達とワイワイ騒いでいたら、そばに座っていたおじさんが、コーヒーを3人分、御馳走してくれました。
鹿児島の人は優しいですね!
おごって頂いたコーヒーと一緒に、お菓子を味見します。
焼きドーナツは普通ですが、かすたどんは美味しかったです。
さらに奥には屋久杉の工芸品が売られていました。天然の屋久杉を使って作られたものなので、とても貴重なものです。
屋久杉は樹液が出てくるので、何十年たっても磨くと輝きが復活するそうです。
お菓子屋さんの二階部分も着物や和風小物の展示場になっていました。
古い伝統ある着物が幾つか展示されていて、見るだけでも楽しかったです。
古着の着物や帯、和風小物もたくさん売られていました。
お菓子屋さんの後は、お昼ご飯です。
老舗のうなぎ屋さん『末よし』で、うなぎを食べることになりました。
ここの鰻重は、鰻とご飯が別々に出てきました。
食べるときは、この鰻をご飯の上にかけて食べても、かけてなくても、どちらでもお好みで。
鰻、とっても美味しかったです。
鹿児島旅行に行ってきました。その1
先月になりますが、日本帰国の際に鹿児島旅行に行ってきました。
ご近所に住んでいる母のお友達が鹿児島のご出身で、実家が鹿児島市内にあるということで、そちらに母と一緒に滞在させていただきました。
鹿児島は初めてなのでワクワクです!
ここは鹿児島駅前のターミナル。
薩摩切子のデザインを使ったクリスマスツリーが展示されていて、とっても綺麗でした。
しかもライトアップの色も何種類にも変わるので、しばらく見ていても飽きません!
こんなグラデーションもなかなかいいですね。
遠くから見るとこんな感じです。
道端には、こちらも日本固有のデザインで毬型の電球がライトアップ。
お洒落なクリスマスライトアップもいいけれど、こういう日本っぽいものも温かみがあっていいな、と思いました。
さて、到着した日の夜は、母のお友達が鹿児島名産品を使った、心づくしの家庭料理を作ってくれました。
美味しそう♪
鹿児島名物、きびなごのお刺身は絶品!
さらに天然のヒラメのお刺身との盛り合わせ。
手前は薩摩の武士料理、豚骨です。
これは薩摩焼酎をお料理に使った豚肉とお野菜の味噌煮で、これが絶品なんです!!
さらに横にはピーナッツ豆腐。こちらも美味しい。
お酒はやっぱり薩摩の芋焼酎!!
美味しい料理にピッタリで、お酒がどんどん進んじゃいました~。
パリのイタリアンレストラン『パッセリーニ』でランチ
日本から来たグルメの友達に教えてもらって、『パッセリーニ』というイタリアン・レストランのランチに行ってきました。
内装はスタイリッシュですが、店内はそれほど広くないです。
こちらが本日のメニュー。ランチはフォーミュルというセットメニューがあるので、お得に楽しめます。
前菜とパスタのセットは25€。デザートかチーズをプラスすると33€です。
前菜とメイン(この日は魚料理だけ)のセットだと29€。デザートかチーズがプラスで36€。
メニューはイタリア語とフランス語が混ざっているので、よく分からなかったので、お店の人にいろいろ聞きました。
さて、私の前菜はこちら。ハドックというスケソウダラのワインソースがけ、カレーのピュレ添え。ワインソースとお魚が合って、上品で美味しいです。
友達はこちら、子牛のタンのカツ、青いトマトとカブと香味野菜添え。
こちらも一口頂きましたが、タンが口の中でとろけて美味しかったです。
メインはこちら。
ミュレという魚のグリルに海藻とビネガーのソース、フヌイユのソテーとサラダ。
この魚がとってもとっても美味しかったです!私は、フランス料理の魚はいつもそれほど感動しないのですが、この魚は脂がのっていて、皮もパリパリ。日本の魚に引けを取らないくらい美味しかったです。
もう一つのメインはリガトーニのパスタ、子牛のスジ肉を煮込んだボロネーズソース。
たっぷりのパルメザンがかかっています。
味は美味しかったです。ただ、リガトーニがアルデンテすぎて、ちょっと固すぎました。。。
デザートは、洋梨のタルト、シリアルのアイスクリーム添えです。
ここのイタリアンは美味しかったです。
パリの会員制社交クラブに行ってきました。
先日の女性の会で、パリのプライベート社交クラブの会員の方と知り合いになり、その人の招待で、普段は入ることができない会員制の社交クラブに連れて行ってもらいました。ラッキーです!
フォーブル・サントノレ通りにありますが、表からは一切クラブと分からないようになっています。
受付では、非常に丁寧な対応でコートを預かってもらいました。
入り口すぐ側にあったクリスマス・ツリーも素敵です ♪
クリスマスツリーが大きすぎて、写真の中に納まりませんでした。。。
中庭もあって、夏などにはここを散歩することもできるそうです。
こちらはサロン・バーです。会員の人はここでゆっくりとカフェやお酒を飲みながら、新聞を読んだり、会員同士でおしゃべりを楽しんだりするそうです。
なんといっても内装がとても豪華で、名門クラブというのは、こういうところなのかーとただ圧倒されます。
こちらはサロンに続く廊下部分です。伝統的な建物内は、見るだけでも価値がありますね。今回は、下のレストランでランチを頂きましたが、さすがに写真を撮る雰囲気ではなかったので、写真はここまでです。
良い経験ができました。
パリのプラザ・アテネホテルでクリスマスランチ
パリです。
年金改革に対する鉄道関係、メトロ関係者などのストライキが続いていて交通はマヒ状態。毎日、通勤時間帯の道路渋滞は300km以上という凄まじい状態ですが。。。
そんなことでめげてはいられません。前々から予定されていたパリの女性クラブのクリスマスランチ会に行ってきました。
場所は、ブランドショップが立ち並ぶモンターニュ通りにあるプラザ・アテネホテルです。こんな機会でもなければ、普段はあまり行くことのないエリアですが(笑、
やっぱりクリスマスデコレーションが綺麗でした。
ホテル正面。
広くはないけれど、落ち着いた豪華な入り口です。
廊下を通って奥のイベントホールへと案内されます。
こちらが今日の会場のメインホール。
ゴージャスな装飾で、テンションも上がります。
窓からは中庭が見えます。クリスマスのイルミネーションが可愛らしいですね。
真ん中は、クリスマスには小さな子供向けのスケートリンクになるそうです。
さて、本日のランチのメニューです。
参加者はフランス人だけではないので、英語のメニューもありました。
こちらのメニューはあの有名シェフ、アラン・デュカスが考案したものだとか。
期待が高まります!
一品目。オニオン・コンフィの上にポーチドエッグと生クリームがのっていて、そこにカリカリのベーコンを添えたもの。確かに美味しいけれど、材料費はあまりかかってなさそう(笑
メインはお魚。スズキのグリルとパエリアのリゾット添え。
スズキは皮もパリっとしていて、美味しかったですが、パエリアのリゾットはまあまあでした。これが、そんなに凄いシェフのメニュー??という感じで、パリのちょっと美味しいレストランのランチ・フォーミュルで食べられそうなレベルでした。
デザートはミルフィーユ。バニラクリームとホワイトチョコレートがのっています。
見た目はとっても可愛いです。味も美味しかったけれど、私はそれほどミルフィーユ大好きというほどでもないので、完食できませんでした。
とはいえ、とっても豪華なホテルでのランチ会、ストライキの続く冬のパリで、少し楽しいひと時でした!