ラ・シオタの後は、ル・カステレという中世の要塞都市にやってきました。
ここでランチをする予定です。海沿いのラ・シオタからは内陸に入ります。
地図の右側、青い線をたどっていくと、その右横に茶色の線で円状になっている部分が、このル・カステレという町になります。
町の中は、車両立ち入り禁止なので、要塞の下にある駐車場に車を停めて、歩いて向かいます。
さて、町の中に入りました。以前にご紹介した、サン・ギョームに少し感じが似ていますね。
町の真ん中にある教会に入ってみます。誰もいませんでした。
黄金に光り輝く聖人の像です。サン・クレアという聖人のようです。
そしておなじみにキリスト生誕場面を再現したクレッシュ。プロヴァンス地方の名産の陶器でできたサントン人形が飾られています。
こちらもサントン人形の像。
さて、教会の後は、お腹が空いていたので、さっそくランチのレストランへ向かいます。ここはカステレの町の中心にある『Le Roy d'Ys』というクレープ屋さんです。
ランチタイムということもありますが、中は満席状態。私たちは大人6人、子供5人の大人数なので、事前に予約しておきましたが、予約がなかったらどうなっていたことか。
このお店の名前は、Le Roy d'Ys、つまりは、私たちの王様ということで、クレープの王様というくらいたくさんの種類がありました。
普通のクレープ屋で見かけるメニューの他に、この地方独特のRegionalesというメニューがあり、バスク地方のものや、プロヴァンス地方特産のトマトやバジルをたくさん使ったもの、さらにアルプス地方の特産であるロブロションというチーズと生クリームとベーコンを使ったメニューなど、とても種類が豊富でした。
とりあえず、飲み物は、お店で作っているというシードルを注文してみました。
シードルには、甘口と辛口がありますが、これは辛口。スッキリとした飲み口で、りんごのさわやかな香りが特徴です。
さて、私はProvencalというクレープにしました。中身は、炒めた玉ねぎ、トマトソース、グリエールチーズ、アンチョビ、黒オリーブ、プロヴァンスのハーブで、プロヴァンス色のクレープ。アンチョビがかなり塩辛かったけれど、美味しかったです。
旦那は、Seguinというベジタリアンのクレープ。中身は、トマト、ヤギのチーズ、ハチミツ、松の実、生クリームが入っています。
そして、デザートメニュー。こちらも何ページもありましたが、私たちが注文したところのメニューだけ写真を撮ってみました。
洋ナシとたっぷりのチョコレートソースに、生クリームとアーモンドチップのトッピング、そしてバニラアイスクリームがのっています。うーん、美味しい!
こちらは、見た目は上のものよりもおとなしいですが、焼きリンゴにキャラメルソースがたっぷりかかったもので、こちらも絶品!
お腹いっぱいになりました。この後は、カステレの町をぶらぶら歩いてみたいと思います。