マルセイユ旅行3日目は、マルセイユから車で1時間ほどのところにあるエクサンプロヴァンスに行ってきました。
とてもお洒落で落ち着いた街並みのエクサン・プロヴァンスは、画家セザンヌが生まれた町として有名です。他には町の名前の由来ともなっているエクス(Ax)はラテン語でアクア(水)の意味があり、その名の通り、この町には、至る所に噴水が見られます。
これらの噴水を見ながら、町を歩くのも楽しみの一つ。
さて、早速ですが、こちらはミラボー大通りにある大噴水、ロトンド大噴水です。
中央に立つ3人の女神はそれぞれ、法律(街に向かって立つ)・農業(マルセイユ方向)・芸術(アヴィニョン方向)を意味しています。夜はライトアップもされるそうです。
この辺りには、並木道に沿って、多くのお洒落なカフェやレストランがありました。
街並みはパリを思わせるような感じですね。
ちょっとしたところにこんな像があったり。
並木道も整備されています。
町の中の建物にも、歴史が感じられます。
ロトンドの大噴水から真っ直ぐに伸びる城壁を壊した跡につくられたミラボー通りです。レストランやカフェが並んでいます。
この苔むした噴水は、生命の泉と呼ばれていて、なんと冬には温水が出るのだとか。
でも、冷たかったです。
こちらは政府施設、商工会議所のような感じでしょうか。
歴史の感じられる趣のあるビルですよね。
こちらはエクスで善人王といわれたルネ王の噴水。左手にはマスカットの房を持っています。
小さな小道も絵になります。
マルチェル・ドルテルの泉。
他にもFountain des Bagniersというこんな噴水や、
イノシシのこんな噴水があって、散歩しているだけで楽しめます。
時計のようなものが掛けてある建物。ローマ数字が12まであるので、時計なんでしょうけど、珍しいですよね。
この柱の中や建物の壁の中に像を彫り込むスタイルは、ローマから来ているそうです。
さて、散歩をすると小腹が空きますね。ここは、エクサンプロヴァンスで有名なパティスリーだそうです。外観もとってもお洒落です。
中のケーキはこちら。まるでパリのパティスリーのような洗練されたケーキが並んでいます。ちなみにこの左から二番目の赤いフランボワーズのムースを食べましたが、とても美味しかったです!
そして、これがマルセイユの伝統菓子、ナヴェット(Navette)です。
オレンジの花の香りが特徴の細長く硬いビスケットの素朴なお菓子です。ちなみにフランスでは2月2日の「ろうそく祝別の日」にクレープを食べる風習があるのですが、マルセイユではこのナヴェットを食べるそうです。
ちなみにもっとも有名なお菓子は、セザンヌの故郷エクス・アン・プロヴァンスのカリソン(Calisson)です。アーモンドの粉にメロンのシロップを練りこんで砂糖でコーティングしたお菓子です。15世紀、善良王と呼ばれたルネ王とジャンヌ王妃との結婚を祝って作られたそうです。