聖アンドリュー教会は改修工事中でした。。
聖ミハイル教会の拝観が終わって、歩いて15分ほどの聖アンドリュー教会にも行ってみることにしました。
聖ミハイル教会を出ると、こんな感じの広場になっていて、周りにはキエフ大公国時代を思わせるような趣のある建物がたくさん連なっています。
こちらは聖ミハイル教会の正面玄関です。
私は、さっきケーブルカーに近くの入り口から入ってしまったのですが、ふつう、参観者は、こちらの正面から入ります。
水色の聖ミハイル教会は、なんとも清楚な感じに見えます。
さて、広場の中には、キエフ大公国建国に関わったとされる偉人たちの像がありました。
さらに広場の右横にあるこの建物。
立派な柱は、ヴァチカン寺院の円柱のように立派ですが、いったい何の建物でしょうか?
と思って歩いていたら、ウクライナの外務省のビルでした。
政府の建物もこんなに素敵なビルなんですね。
さて、広場を通り過ぎて、てくてく歩いていくと、またまたこんな像がありましたよ。
美しい貴婦人にひざまずいている紳士の姿、これもキエフ大公国時代の伝統でしょうか。
そして行く手には、聖アンドリュー教会が見えました!!
雪がちらついていてとっても寒いです。
チケットブースに行くと、教会自体は改修工事をしていて、中には入れない、とのこと。ガーン。。。。残念。
一応、30フリビャナで、教会の周りを一周して、見晴らし台から景色を見ることができるというので、景色だけでも見ることにしました。
階段を登っていきます。
聖ミハイル教会が水色の壁なのに対し、聖アンドリュー教会の壁はエメラルドグリーンです。清楚というより、ちょっぴりお茶目な可愛らしい教会ですね。
こちらは正面ではなく、横の入り口の扉。
聖ソフィア教会や聖ミハイル教会のようにイコンはあまりたくさんはありませんでした。
丘の上にあるので、見晴らし台からはとっても良い景色を眺めることができます。
聖アンドリュー教会の周りを一周ぐるりと回るだけで、この教会には他にあったような庭や、鐘塔などはありませんでした。
見晴らしスポットのサインボードです。
下を流れる川がドニエプル川です。
サインボード通りの方角で撮った写真がこちら。
こちらは別の方角を向いて撮ったもの。丘の下には、ホテルやレストランが並んでいます。
反対側の丘の下には、絵を売っている人たちがいました。
キエフでよく見かける古いスタイルビル。とっても素敵です。
壁の色も黄色や水色など、明るい色が多いのが特徴です。
お腹が空いてきましたので、この後はランチに行きたいと思います。
ケーブルカーで聖ミハイル教会に行ってきました
世界遺産の聖ソフィア大聖堂とペチェールシク修道院に行ったので、もう教会巡りはいいかなーと思っていたら、聖ミハイル教会と聖アンドリュー教会もよさそうなので、行ってみることにしました。
この二つの教会は坂の上にあるので、ケーブルカーに乗っていくようです。
まずは地下鉄でPoshtova ploshcha駅までやって来ました。相変わらず、地下鉄のプラットホームにはステンドグラスの飾りなどもあって地下鉄駅ごとにいろいろなデザインが楽しめます。
外は雪がちらついていて、とても寒いですが、ケーブルカーの駅は地下鉄の出口を出てすぐのところにあります。よかったよかった。
これは地下鉄の前の道。
こっちがケーブルカーの駅です。
切符を買います。バスと同じ4フリビャナです。
切符を買ったら、もう出るから急いでっ!というようなことを言われて、急いでケーブルカーに乗ります。
ケーブルカーは、日本の登山用のケーブルカーと変わりません。それにしても25円で乗れるなんて安い!!
観光用ではなく、地元の人の交通機関なんですね。
あたりは雪が降り積もって真っ白になっています。
頂上駅に着きました。
ケーブルカーの駅にもステンドグラスがありますね。なかなかお洒落で可愛らしいです。
これは入り口のところですが、行きは急いでいたので、帰りに写真を撮りました。
さて、頂上駅降りてすぐ目の前に聖ミハイル教会が見えます。
薄いブルーの壁が特徴的で、やっぱりここも素敵です。
ここは正面ではなく、横の入り口です。寒いのでここから中に入ります。
ロシア教会のお庭には必ずあるこの屋根付きの場所。何をするためのものなのでしょうか。
そしてエンジェルのモニュメントもあります。
こちらももうおなじみになった鐘塔です。聖ソフィア大聖堂のものに似ています。
ドーン!!そしてこちらがメインの教会!
水色の壁に白い柱がハイライトになっていて、屋根には黄金のドームと十字架がありとても美しいです。
扉の上には、キリストや聖母マリアの絵があります。
ジャーン!これが正面玄関のアップです。屋根には、遠くからは見えなかった小さな金色の飾りがあったり、壁のいたるところに聖者たちの絵が描かれています。
中もとってもゴージャスでしたが、例によって撮影は禁止でした。
ここは拝観料は無料です。それも嬉しい!
ポストカードだと思って中の聖像の写真を買ったら、普通の写真でした。。。
まあ記念に。
この後は、聖アンドリュー教会に向かいます。
キエフ観光 世界遺産ペチェールシク修道院 その2
修道院の丘の上の部分をじっくり見ていたので、1時間ぐらいかかりました。
大聖堂だけならそんなに時間はかかりませんが、今日はもうこの修道院だけ見ればいいな、と思っているので、じっくり観光です。
先ほどの見晴らし台のところから、丘の下に降りていく坂があり、そこを下っていきます。
坂はけっこう急で、雪が凍っていたりするので、滑ります。
途中にトイレがあったので立ち寄りました。おばさんがいましたが、無料でした。
ちゃんと紙もあって、清潔なトイレでした。
坂道をどんどん下っていきます。
修道院内は本当に広くて、小さな村のようです。途中にカフェやレストランもありました。土産物屋はありましたが、シーズンオフなので閉まっていました。
この門の外は修道院の敷地外のようです。一応、門で仕切られています。
ここからも修道院内の関連施設が見えます。
一応、緑色の屋根と黄金の塔はすべてこの修道院のものです。
この先にも道は続いていますが、お店などが主で、修道院に行くのは下の道になります。この修道院の道とドニエプロ川の交わるところが、この修道院の起源と言われていて、多くの精霊が宿っていたと言われています。
この修道院の丘の下には、教会の下に洞窟があって、そこに聖者と言われる修道僧たちの遺体のミイラが埋葬されているんです。そして、敬虔な信者の人たちは、そのミイラの眠る地下の洞窟にも参拝をするそうです。
私も地下の洞窟まで行くかどうかはともかく、とりあえず全部見られるところは見ておこうと思って、丘の下までどんどん下っていくことにしました。
丘の中腹ぐらいのところにあるまた別の教会です。
この中は信者の人が何かミサのようなものをやっていたので、入りませんでした。
坂をさらに下っていきます。
ちなみに左に見えている屋根は、下丘の鐘塔です。敷地内があまりにも広いので、鐘塔も二つあるんですね。こちらは高さ41mで、1761年に建てられました。
聖者の銅像。至る所にあります。
そしてこれが下丘で一番大きな教会です。
ここは1700年に建築されたまま残っています。教会自体が十字架の形をしているので、聖なる十字架の教会という名前がついています。
二階は聖堂になっているのですが、とにかく熱心な信者の人であふれていて、とても中にある聖壇やイコンを見学できる雰囲気ではありませんでした。
たぶんミサの最中だったのだろう、と思って、まだ丘の下にある他の教会を回ってみることにしました。
こちらもたぶん教会ですが、閉まっていましたので外だけ。
建物はたくさんあるのですが、見学できる場所はそれほどないようでした。
後は、カフェみたいなものもありました。
こちらの四角い建物は、管理人の居住地のようです。
下の写真の緑色の部分は、さらに丘の下の教会に行くための渡り廊下です。
雪深いキエフでは、悪天候でも往来ができるようにこのような渡り廊下が作られたんでしょうね。
またまた聖者の像。
ここが一番下にある教会です。
この教会の地下にも聖者のミイラが眠る洞窟があるのですが、ここは信者の人のみ入場が許されていました。たしか上の教会にも洞窟があるみたいなので、後でそちらに行ってみることにします。
こちらは地下ではなくて、地上の墓地です。
有名な聖職者の方のお墓の様ですね。
こちらはキエフ大公の一人でしょうか。ウクライナ語なので読めませんが、写真から判断。
こちらが、さっき来た聖なる十字架の教会です。
やはり上の聖堂はいつ行っても、信者の方でごった返していて、中の方まで入ることができませんでした。
その代わり、地下の聖者のミイラの眠る洞窟は入ることができました。
こちらが洞窟への入り口です。
中に入って、細長いロウソクを買います。洞窟の中は薄暗いので、このロウソクをみんな買って、足元を照らしながら進みます。
こちらは観光客も少しいますが、大多数は熱心な信者の人たち。賛美歌を口ずさみながら歩いていきます。まさに独特な雰囲気。
もちろん洞窟内は撮影禁止です。聖者のミイラといっても、刺繍入りの布にくるまれているので、ミイラの部分は見えませんが、やはりなんとなくミイラがいるんだなーと思うと不気味な感じもします。
でも、周りの信者の人たちは、大事そうに布を触ったり、お祈りをしているので、やはり神聖な場所なんだなーと、つくづく感じました。
ちなみにこの真ん中にいる人が着ているのは、ロシア正教会の正装のようです。
神父さんや教区内の方が着ている服です。
ペチェールシク修道院、素晴らしかったです。
キエフ観光 世界遺産ペチェールシク修道院 その1
さて、今日は朝から、もう一つの世界遺産、ペチェールシク修道院に行くことにしました!!
ホテル前からバス1本で行けるようなので、ウクライナのバス、初挑戦です。
バス停の前には、電光掲示板(写真ではうまく写っていませんが)があって、ここに行先と後何分で到着するかが表示されます。もちろんウクライナ語ですが、一瞬だけアルファベット表示もでるので、確認できます。
バスが来たら、中に乗り込みます。バスは1回、4フリビャナ(15円ほど)です。安い!!中に入ると、赤いジャケットを着ているおばさんがいるので、その人からチケットを買います。なるべく細かいお金の方が喜ばれます。チケットをもらったら、黄色いポールに設置されている赤いベルのようなもの(下写真)の中にチケットを挟んで、押します。パンチ穴をあけてチケットを有効にします。
混んでいて押せないときは、周りの人が押してくれます。
ちなみに降りたい場所を知らせるブザーはなく、バスはすべての停留所に停まるようでした。アナウンスと掲示板でバス停の名前も表示されます(ただしウクライナ語)。
ネット環境がないと、ちょっと不安ですね。
さて、バスに20分ほどのって、やってきました。ペチェールシク修道院の看板が立っています。この修道院は、地元の人たちも多く訪れるウクライナのキリスト教徒にはとても神聖な場所だそうです。中に入るには、女性は髪の毛と肌を隠さないといけません。
冬なので、肌は全部隠れていますが、髪の毛は帽子かショールなどを持っていくといいと思います。
入り口が見えてきました!
この中にチケットブースがあったので、ここでチケットを買います。
この修道院は、小さな村のようになっていて、丘の上の教会部分と丘の下にある墓地に分かれています。一応、すべてにアクセスできるフリーパスのようなチケットを140フリビャナ(5€弱)で買いました。
ちなみにチケットブースのおばさんは英語通じました。
中に入ります。雪が周りに積もっていて、ひっそりとしています。
長い参道の向こう側に大聖堂が見えます。
広い敷地内には、政府高官の居住地や、昔の図書館(現在は入れません)、メトロポリタン議員の集会所などがあります。
こちらが敷地内の全体図です。今、いるのは塀に囲まれた丘の上の部分。ここに主な大聖堂やチャペルなどが集まっています。
ペチェールシク修道院のメインの大聖堂です。外から見ても、金色に輝く屋根や星の飾り、縦長の窓には聖者たちの絵が描かれていて、なんとも豪華です。
言い伝えによると、聖母マリアが東ローマ帝国の首都コンスタンティノープル(今のトルコのイスタンブール)にいたギリシア人の建築家の前に現れて、「ロシアのキエフという土地に大きな教会を建てなさい、私の魂もそこに眠るでしょう」と言って、この地に教会を建てさせたそうです。その際、聖母マリアは、Holy Dormition(聖母マリアが天国に昇った時の様子)を描いたイコンをこの建築士に手渡したと言われています。
残念ながら、第二次大戦でキエフも戦禍にあい、このイコンは失われてしまいました。またこの大聖堂もひどくダメージを受けましたが、その後、2000年になってからウクライナ政府の支援のもと、大々的な修復が行われて、現在の姿になりました。
ズームアップしていみると、さまざまな細かい装飾が施されているのが分かります。
当時の姿をそのまま再現しているということなので、この教会の建築にどれだけの大金が費やされたのか、ものすごいお金だったんでしょうね。当時のキエフ大公国の王子だったSvyatoslav Yaroslavovich(読み方がよくわかりませんが)ヤロスラヴォビッチ?大公が、この教会の建築に莫大な寄付を施したことが記録されています。教会は1089年に完成しました。
こちらは教会のメインではなく脇にある入口の一つ。
これが正面の入り口です。
さらに壁には、キリストにまつわるエピソードをもとにした絵が描かれています。
例によって、大聖堂の中は撮影禁止ですので、グーグルマップサイトから転載します。
とにかく目を見張るような豪華絢爛さ。。。
まさに圧倒されます。。。
一人ひとりの聖者の名前の説明がありましたが、私にはよくわかりませんでした。
さらにドームの上の方まで、聖者たちの絵がズラリと描かれています。
そして天井部分にも大きな絵が描かれています。
この凄さは、行ってぜひ体験してみてください。
まあ、正直なところ、これだけの財があるなら、貧しい人を救えるんじゃないの?とも思ってしまいますが、極寒の地キエフでは、心の拠り所となる宗教の象徴として、このような豪華絢爛な教会が必要だったのかな、などと思いました。
大聖堂の隣には、ドーム状の別の教会、聖アンソニーとテオドシウス教会というのがあります。こちらも見どころ満点!
こちらも撮影禁止のため、写真はグーグルマップから転載しています。
中は大きな聖堂になっていて、、中央部分は白い柵で囲まれていて、私が行ったときは、信者の人は中に入れるようになっていました。多くの信者の人が参拝に来ていて、イコンの一つ一つにキスをしながら、お祈りをささげていました。
聖堂の反対側はこのような回廊になっていて、奥の方と脇にも、イコンを販売しているショップがありました。ここは当時の食堂としても使われていたそうですが、もう100年以上もの間、食堂として使われなくなっています。上の階は僧侶たちの部屋として使われていたそうです。こちらも第二次大戦中に戦禍にあい、宗教施設としては閉鎖され、黄金の屋根の部分はナチスに破壊されました。
こちらは、聖ソフィア大聖堂にもあった鐘塔です。高さは96.5m、375段あります。
今回は、見どころが他にもたくさんあったので、上には登りませんでした。←言い訳(笑
そして、敷地内には一風変わったモダンな卵のオブジェが。。。
イースターだからでしょうか?
ガイドブックにも書いていないし、、よくわかりませんでした。
聖なる三位一体教会、とでも訳すのでしょうか。
Holy Trinity Churchです。この教会は当時のキエフ大公ヤロスラヴのひ孫にあたるニコラスによって、12世紀建設されました。
この修道院は高い丘の上にあるので、キエフやその周辺の町が見下ろせて、とっても見晴らしの良いところです。この日は、朝は雪でしたが、昼間からは少し弱い日差しも出てきて、なんとか観光が楽しめました。それにしても寒い。。。
この後は、丘の下にある地下の教会、墓地などを訪れます。
その2につづく。
キエフ観光 安くて美味しい大衆食堂 Puzata Hata
独立広場の近くにあるGLOBUSというショッピングモールの中に、Puzata Hataという安くて美味しくウクライナ料理が食べられる大衆向けレストランがあるというので、独立広場観光の後に、行ってみることにしました。
このPuzata Hataは、チェーン展開しているので、キエフ市内に何店舗かあるみたいでした。
昨日来た独立広場の記念碑とは反対側のドームの方にやってきました。
こんな感じ。
奥の方には、おみやげものを売る売店なんかも出ていたり、その先には、バーや、ハードロックカフェなんかもありました。
この門の奥のドーム状の下は、ショッピングモールになっています。
このショッピングモール、中の入っているお店は、インターナショナルブランドが大多数で、ウクライナの物価からしたら相当高いんだろうな、という値段設定でした。
インターナショナルブランドは、どこで買っても一緒なので、あまり旅先で見る意味がありません。
地下には、フードコートとPuzata Hataがあります。
他にも、こんな珍しいお菓子を売るブースがありました。
見た目は、トルコのロクムが棒状に長くなったような形をしていて、いろいろな種類のフルーツやチョコレート、キャラメル、シロップ、ナッツなどを混ぜ合わせて練られたもののようです。
渦巻き状のものと、緑のピスタチオ風のもの、オレンジの果肉入りっぽいものの三つを注文しました。売店のお姉さんが、棒状のものをハサミで一口サイズに切って、売ってくれます。3つで30フリビャナ(約100円)でした。
さて、こちらがお目当ての大衆向けレストランです。
見た目もファーストフード店のような感じで入りやすい。
中は、食堂のセルフサービスっぽい感じになっていて、すでに皿に盛ってあるものはそれを取るだけ、そうじゃないものはスタッフの人にこれ、と言うと、一人分を皿に盛ってくれます。
手前のは、ジャガイモと野菜、お肉が入っていて、西洋風肉じゃがのような感じです。ジャガイモは一度揚げてあって、美味しいです。
奥にあるのは、ひき肉のパテの上にトマトとチーズをのせて焼いたもの。
お肉にはハーブとスパイスが効いていて、こちらも美味しい。
さらにこちらはデザートです。
ロールしてあるのが、ウクライナ風パンケーキ。
中にチェリーのジャムが入っています。
そして、手前にある丸いパンみたいなものが、シルニキというウクライナのケーキ。
カッテージチーズでできたチーズケーキのような感じで、これにサワークリームをかけて頂きます。
ちなみに切ると、中はこんな風になっています。
うーん、美味しい♪
こちらは、おかず二品とペットボトル水で、約350円ほど。(デザート別です。デザートは二品で150円くらいでした)。
安くて美味しいし、セルフサービスなので気兼ねもいらず、一人で食事するにはもってこいの場所です。もちろん大勢で、何品か取ってシェアするのも楽しそう♪
下の階には他にもこんな感じのフードコートがありました。
そして、お腹いっぱいになってから帰りがけに寄った食料品スーパーBILLAがこちら。
ワンホールのフルーツケーキやエクレアなどのスイーツ類や、
ミニクロワッサンにジャムの入ったもの。どうやらジャム入りが人気らしく、ジャムもいろいろな種類がありました。一つ30円、何個か入ったものは100円くらい。
クッキーも美味しそう。真ん中の段は、これだけたくさん入って80円くらいです。
これは不思議でしたが、魚の冷凍。。こんな風に売ってるんですね。
サバっぽく見えます。
そして、ジャーン!ビールです。
ウクライナはビールも安い。1本50円くらいです。しかも缶は大きい500ml入りですよ。ハイネケンは一応他の地ビールよりも高いですね。
魚系のおつまみもこんなに豊富!日本みたいなさきイカや、するめを発見!!
結局これだけ買いました。ビール、蟹味のラスク、さきイカ、Roshenのチョコレート、そして一番右のものはずっしりと重いスイーツっぽいけれど正体不明です。これだけ買って、230円くらいです。安い!!
こちらがウクライナビール!普通に美味しかったですよ。
お腹いっぱいのはずだけど、ホテルに帰ってからつまみながら一杯です(笑い
キエフ観光 地下鉄初体験と独立広場
キエフの地下鉄は、なかなかお洒落です。
こちらは、ユニバーシティー駅のメトロ。
中に入ると、有人のチケット売り場があるので、そこで5フリビャナ(20円くらい)を払うと、トークンをくれます。それを自動改札のところに入れると通れる仕組みになっています。
こちらがメトロの路線図です。
面白いのは、ターミナル駅の場合、路線によって駅名が異なるんです。
例えば、真ん中にあるMaidan Nezaleshnosti駅の場合、青の路線ではこの名前ですが、同じ駅でも、赤の路線に行くとKreschatykという名前になるんです。
それがちょっと混乱します。
地下鉄のホームまではとーーーっても長いです。
都営大江戸線くらいですね(笑
やっとホームのある階に着きました。
なんとなくお洒落ですよね。
プラットフォームには、こういうデザインのタイルなどがあったりもします。
どちらの方向に行くかは、掲示板のウクライナ語の下にローマ字表記もあるので、よーく見ればわかります。
しかし地下鉄の方が暖かいからか、バスよりも混んでいました。
さて、独立広場近くのKreschatyk駅にやってきました。
なんか若い人たちが集まる繁華街という感じで、インターナショナルブランドショップや、エスニックフードのレストラン、カフェなどが並んでいます。
ここから5分ほど歩いたところにあるのが、独立広場です。
ちなみにMaidan Nezaleshnosti駅の場合、独立広場の目の前に出れます。
独立広場の周辺は、着ぐるみの人たちもいましたが、例によってそれほどしつこく寄ってこないので、よけて歩きます。
ここは、記憶に新しいところでは、2014年2月に起こったウクライナ騒乱が起きた場所です。当時のヤヌーコヴィチ大統領に反対するデモ隊2万人が、政権交代および憲法の復活を求めて独立広場に集結し、それを排除しようとした警官、治安部隊との武力衝突が起こりました。
キエフの中心地に位置するこの場所には、大きなショッピングモールや政府系のビルなどもあり、壮大な広場になっています。
2014年だけでなく、数多くの革命や騒乱がこの広場で起こったことから、広場の周りには多くの記念碑やモニュメントがあります。
こちらはキエフ建国に貢献した偉人たちの像だそうです。
そして独立記念碑。
記念碑の周りには、革命時の写真が展示されていて、ここでたくさんの人々が亡くなったり負傷したりしたんだなということを思いださせます。
こちらは、革命で亡くなった人々の遺影とお供えものです。これが坂道いっぱいに続きます。こんなにもたくさんの人が犠牲になったのか、と思うほどです。
遺影をたどっていくと、この大きな花時計に着きます。
今は冬なので花は何もありません。
今は平和そのものに見えるこの独立広場。
ひとたび騒動が起これば、平和な社会も一変してしまうんだな、とつくづく実感しました。
キエフ ウクライナ国立オペラ劇場でオペラ鑑賞
今日は、待ちに待ったオペラの日です!!
夫と二人で見に行くつもりでしたが、夫はキエフからさらに田舎のドニエプロという町に出張に行かされてしまったので、一人で鑑賞です。
ホテルのラウンジで腹ごしらえをしてから行きます。
ウクライナ国立オペラ劇場はホテルから歩いて10分ほどのところにあります。
外は相変わらずの寒さです。
夜はオペラ座もライトアップされていて、いい感じですね。
チケットを見せて中に入ると、昔のままのオペラ座の内装が残されていました。
これは入り口の天井です。(説明がないとなんだかわかりませんよね)
入り口の奥に進みます。
他のお客さんについて、地下に降りていきます。
内装もゴージャスな感じで、テンションがあがります。
廊下には、歴代のオペラ歌手や俳優、女優の写真などが飾られています。
こちらがホールの待合スペース。
パンフレットなどもここで買えます。ちなみに奥には、カフェスペースがあって、開演前にワインやシャンパンなどを飲むこともできます。
冬のキエフではクロークは必須ですね。
パリではクロークはお金をとられますが、キエフではタダでした。
いいね、キエフ!
そして、コートを預けてもらったタグがこれ。
すごい、カッコいい!
さて、開演10分前のベルが鳴ったので、みんなワサワサと劇場内に入ってきます。
私の席は、1階席の後ろの方です。とはいえ、S席なので、きちんと舞台は見えます。
劇場の天井です。
これはパノラマで撮った劇場内の写真。
途中、ちょっと歪んでいますが、ご了承ください。手ブレです。。。
飾りもパリに負けないくらい豪華でしたよ。
さて舞台幕開けです。
マダム・バタフライといえば、プッチーニ作の有名なオペラの一つ。
幕末後の長崎を舞台にしたアメリカ海軍士官ピンカートンの現地妻になった没落藩士の娘で芸者の蝶々さんの悲恋の物語です。
このオペラは、もともと日本が舞台となっているものの、西洋人の見た日本という描かれ方をするため、着物や髪型、建物が中国などと混ざってしまって、変なものになっている場合が多いんです。
私も舞台を見るのは初めてですが、以前にDVDで見た時、イタリア人歌手の太った蝶々さんが西大后のような着物と髪型で出てきたのには、ちょっとギョッとしました。
ということで、今回ですが。
そのDVDよりはだいぶマシになっていました。一応、みんな着物着てましたしね。
でも、着物の衿合わせのところが右前になってしまっていたり、おばさんでも若い娘でもみんな振り袖着ていたり、帯は締められないらしく帯っぽくした布を垂らしていたり、とツッコミどころはたくさんありました。
でも、まあ文化検証はともかく、音楽としては、素晴らしかったです。
蝶々夫人役の歌手も痩せていて美人だったんですが、やっぱり西洋人だから目鼻立ちがくっきりしていて、なんとなく違和感がありました。
あ、ちなみに言語ですが。
イタリア語の原語のオペラに、ウクライナ語の字幕がつくというもので、内容を知らない場合はキツいと思います。
私は、大まかなあらすじを知ってはいたものの、幕間の休憩時間にもっと詳しい内容をウェブで読んだりしていました。
こちらは、カーテンコールの様子です。
顔は見えないと思いますが、真ん中にいる白い洋服の歌手が蝶々夫人役。
青いジャケットの男性が、ピンカートン役です。
それにしても、素晴らしいオペラが1200円で楽しめるなんて、キエフは本当におススメですよ。