南フランス、バスク地方のシブールを散策
もう秋ですが、夏のバカンス記事の続きに戻ります。
この日は、南フランスのシブールという町に来ました。シブールは、フランスのバスク地方にある小さな港町です。

この日は、お天気が曇りで写真映りはイマイチですが、とても素敵なところです。
なぜわざわざここに来たのかというと、それには理由があるのです。
フランス印象派の作曲家、モーリス・ラヴェル。
ボレロを作曲した人といえば、知っている方も多いと思いますが、私はラヴェルの大ファンなのです。もともとピアノ曲は知っていましたが、フランスに来るまでは、ラヴェルはあまりピンと来ない作曲家でした。が、2、3年前にフランスで上映された映画『ボレロ』(フランス映画で、残念ながら英語や他の言語には翻訳されていません)を見て、すっかり変わりました。
特に不器用な彼の生き方、音楽家としての才能の素晴らしさが、生き生きと描かれていて、さらにラヴェルの音楽もたっぷり入っていて、一気にラヴェルファンになってしまいました。
すみません、前置きが長くなりましたが、ここシブールは、ラヴェルが生まれ、幼少時代を過ごした町なんです。成人してパリに住んでからも、たびたびこの町に戻って、作曲の着想を得たといいます。そんなラヴェルの生家に行ってみたいと思い、ここへ来たわけです。
実は、この写真にも写っていますが、縦長のオランダ建築様式の右端の建物がそうです。

これです。
知らなければ、見落としてしまうくらいの普通の家ですね。
でも、ここでラヴェルは生まれ育ったんです。本当に港の真ん前にあるので、毎日、港や橋を眺めて過ごしたんだろうなー。
家の前には小さな看板があります。
上のCIBOURE(シブール)がフランス語で、下の文字はバスク語です(なんと読むのかはわかりません)。
この家は、シブールにある唯一のオランダ風建築の家で、1630年にエステバン・デチェートに建てられました。彼は船舶の持ち主で、商用でアムステルダムに何度も行き来しており、アムステルダム風の家を再現するためにこの家を建てたそうです。
モーリス・ラヴェルはここで生まれて、生後3ヶ月までここに住んでいたと書かれています。
ということは、幼少時代を過ごしたわけではなかったんですね。。。
ちなみに中には入れませんでした(涙
ラヴェルの生家の裏側には、聖ヴァンサンという教会がありました。
ここが入り口です。
ラヴェルの生家の近くにあったので、寄ってみましたが、とても可愛らしい教会です。
三階建ての木造の回廊、天井から吊る下がった船の模型など、ちょっと変わっています。
こちらはパイプオルガン。天井も木造ですね。
壁には、木で造られたキリスト磔刑の場面を表した飾りがかけられていました。
教会散策の後は、近くのカフェでちょっと早かったのでアペリティフを楽しみました。
ハムの盛り合わせ、豚肉のパテ、それからブダンノワールという血のソーセージを注文しました。夫は、炭酸水、私はワインで乾杯です!
