セビリアのイタリアンレストラン『Burro Canaglia Bar& Resto』
へレスからセビリアに移動し、すっかり夜になったので、ディナータイムです。
さすがにスペイン料理は飽きたので、今夜は少し変えて、イタリアン!(笑
このレストランはトリップアドバイザーで探してみました。
予約はしていませんでしたが、まだ時間は早め(といっても8時)なので、席は空いていました。
店内は、ちょっとお洒落なデコレーション!
緑たっぷりの爽やかな雰囲気です。
前菜は、ブラータチーズとトリュフのサラダ。
ブラータチーズは、イタリアのモッツアレラの中でも、とりわけフレッシュでクリーミーな絶品のチーズ!うーん、美味しい♪
メインとして、イベリコ豚のステーキ!
普段、ステーキは牛肉という思い込みがありますが、このポークステーキも柔らかくて美味しかったです。
私は、海老のラビオリのトマトソース。これは美味しいけど、まあよくある味。
さらにピザを注文してみました。ピザは楕円形の細長いタイプ。これはカルボナーラピザです。
さらにデザートはチョコのクッキーとムース、さらにたっぷりのチョコレートアイス。
あー、お腹いっぱいです。
シェリー酒の試飲とランチ
教会見学の後は、お腹が空いたので、近くのタパスバーで軽くランチを食べることにしました。メニューは、スペイン語しかなかったので、よく分からないながらも、適当に注文してみました。
トマトと玉ねぎのサラダの上に、オリーブ漬けのツナがのっています。
サラダもとても美味しかったです。
アンチョビののったサンドイッチは、アンチョビがたっぷりのっていて美味しかったです。
そして、トマトとオリーブオイルの濃いスープ、サルモレロ。
卵と生ハムの塊がのっていて、とても美味しい。
タパスの後は、シェリー酒の試飲ツアーに行こうと思いましたが、英語ツアーは終わってしまっていました。残念。。。
このTIO PEPEというのが、このへレスの土地で一番有名なシェリー酒の製造者です。
上の写真の銅像がそのTIO PEPEらしいです。
この辺りは、多くのシェリー酒のワイナリーがあります。
通りはこんな感じ。
なかなか趣がありますが、午後3時でもう閉まってしまっていました。
ここはシェリー酒を専門に扱うお店です。
一応、試飲もできるようなので、ここにはいってみました。
中には、ずらりと並んだシェリー酒の棚。
お店のおじさんが、シェリー酒の説明をしてくれました。
シェリー酒は、このスペイン・アンダルシア地方のへレス周辺で作られます。
葡萄を原料としていてワインに似ていますが、醸造課程でさらにアルコールを添加してアルコール度数を高めた酒精強化ワインという種類になります。
スペインはフランスやドイツより気温が高く、ワインの温度管理が難しいこともあり、ワインの酸化や腐敗を防ぐためにアルコール度数を高めて作られたそうです。
そのため、開封してからも常温で長期間の保存が可能です。
シェリー酒には、辛口、甘口、超甘口の3種類があります。
もちろん、それぞれの特徴によって、合う食べ物も違ってきます。
私も3種類それぞれ試飲させてもらいましたが、甘口と超甘口がとっても美味しく感じました。辛口は料理と合わせると良いのでしょうが、甘口や超甘口は、それだけでもクイクイッと飲めてしまうデザートのようなお酒です。
フルーツやアイスクリーム、チーズなどとの相性が良いそうです。
シェリー酒の試飲の後は、またちょっと小腹がすいたので、生ハムのサンドイッチを食べました。
すごいボリューム!!
ハムやチーズだけも売っています。
あー、スペイン、楽しいなー♪
ヘレスのサン・ミゲル教会もついでに行ってみました。
へレスの大聖堂への入場チケットで、サン・ミゲル教会も見学できるというので、やってきました。外はとっても良いお天気です!
サン・ミゲルは、フランス語でいうところのサン・ミッシェル、つまり大天使ミカエルを祀った教会ということになります。
入り口は、白と青のタイルにアラベスク模様が描かれていて、アラブっぽい雰囲気です。
入り口の中庭も教会というよりは、モスクの入り口?と錯覚するような感じ。
でも中に入ると、しっかりとキリスト教の教会でした。
ドーム状の高い天井を見上げたところ。白い壁が特徴的な荘厳な雰囲気の教会です。
さらにたくさんのキリスト教の儀式に使われる道具などが展示されていました。
こちらは司祭が身に着ける衣装。
どれも手製の刺繍がされていたり、一部タペストリーのような織り込みの生地が貼りつけられていて、聖書の中の有名な聖人や場面が再現されています。
こちらは別の聖壇に祀られているイエスの磔像。かなり古く感じましたが、この教会が作られた16世紀当時のものが一部残っているとのことでした。
こちらの銀製の装飾品も本当に見事。。。何に使うのかはよく分かりませんでしたが、細かい銀細工を見るだけで溜息が出ます。
こちらは教会の中央に設置されてい大聖壇の一つ。豪華な金色のファサードのような中に数々の有名な場面がレリーフの像とともに再現されています。
こちらはもう一つの金細工の聖壇です。奥には小さいですがマリア像が設置されています。そして、一番トップには、神の全能の目。よくフリーメーソンのマークとかにも使われている目のマークです。
天井のドームの装飾も豪華です。
こちらは儀式の時に使われる装飾品。
とにかく小さな教会の割には、見どころがたくさんありました。
さらにまたまた大きな聖壇。
こちらは大天使と堕天使の戦いの場面を描いたレリーフ画です。
シェリー酒の試飲のために立ち寄ったへレスでしたが、大聖堂と教会の観光でほとんどの時間を使ってしまいました(笑
ヘレスの大聖堂に入ってみました。
へレスの大聖堂は、以前はモスクだったそうです。
その後、ゴシック様式に改築してキリスト教の教会となり、大聖堂となったのは1980年になってからだそうです。
大聖堂内の見取り図からもわかるようにかなり見どころのたくさんある大聖堂です。
まずはお清めの聖水が入っていた聖水版です。
今は水は入っていませんが、カトリック信者の人は、ここに指をつけて額に十字を切ります。
お馴染み、教会内にたくさんあるチャペルの一つ。聖母マリアを祀っています。
さらにクリスマス、ニューイヤー時期に現れるキリスト生誕の場面を再現したクレッシュ。地方ごとの人々の衣装や、食べ物、建物などが見られて楽しいです。
こちらの祭壇も豪華ですね。真ん中に聖母マリア、上部には復活して人々の前に現れたイエスを描いた絵がはめ込まれています。
グレゴリオ聖歌でしょうか。昔の楽譜は音符の記号や、拍数が書かれていないんですね。なかなか興味深いです。
美しい中庭はスペインらしくオレンジの木が植えられていて、真ん中に噴水があります。
こちらは教会の正面の祭壇に祀られているイエスの磔像です。
正面祭壇よりも、先の聖母マリアを祀った祭壇の方が豪華ですね。
すぐ横の祭壇には別のマリア像が見られます。
スペインのカトリック教会では、聖像が普通の人間のように洋服を着せられていたり、ベールをかぶっていたりします。そのため石像だけの像よりもカラフルに見えます。
こちらは審判の日を描いたもの。
こちらは偉大な聖人を祀った聖櫃ですが、名前を忘れてしまいました(笑
さらに同じ入場券で、少し離れたところにある聖ミシェル教会も入れるというので、そこにも行ってみることにします。
カディスのカフェで朝ごはん→へレスへ
さて、楽しかったカディスも今日でお別れ。
カディスで人気のこちらのカフェで、友達と一緒に朝ごはんタイムです。
美味しそうなケーキがずらり!
さらにパイやキッシュ、サラダラップなど、多くの種類があります。
友達に勧められて、夫はこちらのサーモントーストを注文。
トーストの上にたっぷりのスモークサーモンにクリームチーズ、そしてゆで卵のミモザがかかっています。
私はこちらのお肉のパイにしてみました。
そして、甘いもの!
チョコたーっぷりのチョコレートケーキ。ものすごく美味しい。
友人はドライフルーツケーキを食べていました。
楽しかったカディス。お礼を言って、カディスからセビリアに向かおうと思っていたら、友人が、途中のへレスという町にぜひ寄った方がいいというので、予定変更。
へレスに向かいます。
へレスにやってきました。
ここは、なんとシェリー酒の試飲ができるワイナリーがたくさんあるということで、ワクワク!
街並みはやっぱりアンダルシア。カディスに似ています。
途中にあったへレス・デ・ラ・フロンテーラ大聖堂。
こちらもどうやら見逃せないスポットらしい、ということで、入ってみることにしました。
1月1日、タリファへドライブ
ベヘール・デ・ラ・フロンティアから、さらに南に向かいます。
本当は、ジブラルタルに行くつもりでしたが、途中で、ジブラルタルよりも、タリファという町の方が、アフリカ大陸に近く、景色もいいと教えてもらい、タリファを目指しました。
そして、やってきました。タリフの海岸!
とっても良い天気です。
そして、見えました!
目と鼻の先、というくらい近くにアフリカ大陸!モロッコだそうです。
右側はアトランティック、つまり大西洋!
そして、左側がメディタラニアン、地中海です。
つまり、この海峡を境に二つの海が繋がってるわけですね。凄いなー。
そして、タリファといえば、もう一つ有名なのが、こちら。
カイト・サーフィン。凧を操縦しながら、その力でサーフィンを楽しむというマリンスポーツ。常に風の吹いているこの地域は、カイト・サーフィンを楽しむ絶好の条件をそなえているため、カイト・サーフィンのメッカと言われています。
そして、やっぱりとっても風が強い!ので、寒い。
この先にある要塞に向かいますが、
元日だからなのか、中には入れませんでした。
さらにモロッコ行きのフェリー乗り場があったので、覗いてみることに。
大きなフェリーなので、車でアフリカに渡る人も多いようです。
お値段はかなりしますね。大人一人は片道40€、往復で70€。
車は138€、プラス一人30€になります。うーん、車で渡るなら、飛行機の方が安いかも(笑
フェリーはこれでしょうか。でもフェリーでアフリカに渡るなんて、ちょっとロマンがありますね。
さて、タリファの旧市街にやってきました。ベヘール・デ・ラ・フランティアに似て、白い壁の建物がたくさんあります。
カディスで見たキリスト教にちなんだタイル画(十字架を背負うイエス)。
教会の近くの壁で見つけました。
こちらは政府系の建物のようです。ちょっとアラブっぽい!?
そしてタウンホール。
市庁舎の前には、噴水もあります。
そして、こちらは普通の家の入り口。
北アフリカやアラブに見られるような間口の広い玄関。飾りやアラベスク模様が素敵です。
さて、旧市街を散歩した後は、海岸に戻って、日没を待ちます。
元旦の日没を、大西洋と地中海の堺の町で見る!
今年はなんだか良いことがありそうです(笑
1月1日カディスからドライブ。ベヘール・デ・ラ・フロンティアへ
1月1日は、さすがにどこもほぼ休みです。
ということで、カディス島を出て、ドライブに行ってきました。
地元の友人に教えてもらった観光スポットはこちら!
車で45分、最初の目的地に着きました。
ここはベヘール・デ・ラ・フロンティアという小さな町ですが、実は、世界中から観光客が集まる人気のスポットなんです。
その理由は。。。
この白い壁に囲まれた街並み!
標高約200mの小高い丘の上にあるこの町は、海が近く、白い壁で囲まれたギリシャのような場所です。静かにバカンスを過ごすためにヨーロッパ中から観光客が集まり、夏はかなり賑わうそうです。
とにかく町中が迷路のようになっていて、この中を歩き回るだけでも、けっこう楽しいです。狭い道が続いて、まるで、ちょっとアラブの町に迷い込んだような気分にもなります。
ちょうどお昼も過ぎて、お腹も空いてきたので、どこかで食べるところはないかな?と思っていたらありました!
ここ、分かりにくいけれど、タパスバーでした(笑
小さな店内には、ニューイヤーコンサートのテレビが流れていました。
そして、このケース内にあるタパスを注文します。
あるのはこれだけのようなので、一応、一通り、二皿ずつ注文。
お会計、、、と思って、ずっと待っていましたが、なかなか人が出てこない。
さすが、スペイン人。のんきですね。
店内のビールやお酒なんかを眺めながら、待ちます。。。
お腹すいた。早くお金払って、食べたいなー。
さて、タパスを外のテーブルに運び、やっとランチタイムです!
これだけ頼んで12€。安い!!
やっぱり小さな町なので、カディスよりも、さらに安いです。
さて、ランチの後は、町歩きを続けます。
途中、こんな可愛らしい鉢のデザインされた壁を見つけました。
絵葉書みたい。素敵ですね。