やってきました、イル・ド・アイ(アイ島)。
ラ・ロシェル沿岸には、このアイ島の他に、もっと大きくてメジャーなレ島、さらにもっと大きいけれどローカルなオルレオン島などがあります。
このイル・ド・アイは、とても人口約200人の小さな島で、最小のコミューンとされる小さな村です。島全体は、徒歩で3時間もあれば周れるほど。
島の入り口から少し歩くと家並が見えてきますが、ここが中心地、小さな集落です。
11世紀の終わりには、島はクランニー修道士が管理していましたが、12世紀終わり頃からフランスとイギリスの領土争いの要所となります。ナポレオンはこの地の要塞化を進め1809年にはナポレオンとイギリス海軍の決戦の舞台なりました。その後、ワーテルローの戦いに敗れたナポレオンが最後の日々をここで過ごし、その後セントヘレナ島に亡命します。
このように小さいながらも、軍事的な要所であったこともあり、バンカーのような塹壕がたくさんありました。
島の入り口からすぐの海岸です。
せっかくなので、島を一周しながら、綺麗なビーチを探すことにしました。
島の地図をもらっていたので、次のビーチを目指します。
この島の産業は主に観光業、さらに牡蠣の養殖がおこなわれているそうです。
この辺りは牡蠣の名産地として有名で、ラ・ロシェルやイル・ド・レなどでも牡蠣の試食ができるバーなどがありますが、私は牡蠣を食べるとお腹を壊すのでNGです(涙
二つ目のビーチ。海岸線が広いのですが、外海に面しているので、風がかなり強く、ちょっと波も高めでした。島の北側にあるベビー海岸(赤ちゃんの海岸)というところが綺麗だという情報を仕入れたので、そこを目指します。
ちなみに海岸から少し内陸に入ると、村の中心地に出ました。
立派な建物がありますが、町役場のようです。
観光客用の馬車。馬も暑いのに大変です。。。
途中の水路。小さな橋を渡ります。
のどかな風景です。
ここは3つ目のビーチですが、浅瀬のため、沼のようにドロドロになっていて、とても泳げるような場所ではありませんでした。先を目指します。
なかなか味のあるオブジェ。
やっときました。ここがベビー海岸といわれるところ。確かに小さい。
でも遠くまできた甲斐もあり、やはり今まで一番綺麗なビーチでした。
来る前に買っておいたサンドイッチと桃を食べて一休み。泳ぎましたが水が冷たかったです。
帰りのフェリーは7時が最終。夏なので日が長いけれど、やっぱりあまり遅くなるのは嫌なので、最終より1本前の6時台のフェリーで帰ります。これでもラ・ロシェルに着いたら7時過ぎます。
特に何もない島でしたが、のんびりするには良いと思います。