久々のバルセロナ観光 サン・パウ病院 その1
約2年ぶりのブログ更新です❣
ようやくヨーロッパのコロナも収まりつつある(?)ようで、今年の夏はいつものように旅行ができることになりました!よかった~!!
ということで、友達のいるバルセロナに行ってきました。
バルセロナはもう何度か行っているので、サグラダファミリアやグエル公園などのガウディーの建物など、メインの観光地はほぼ網羅したのですが、ただぶらぶらと歩くだけでも建物がおしゃれで、素敵なカフェやタパスバーがたくさんあるので、大好きな町です。
さて、今回は、今まで行っていなかったサンクルー病院に行ってきました。
といっても、ここは世界遺産にもなっている珍しい病院で、もちろん現在は病院業務は行われておらず、観光地として公開されています。
18世紀に、ガウディーの師であったともいわれている建築家リュイス・ドメネク・イ・ムンタネーによって建設された総合病院です。
とはいっても、病院とは思えないこの建物の美しさ!
大学か、市庁舎かともいえるような、豪華で美しい建物です。
さっそく入場口受付の中に入ります。
昔は無料だったようですが、今は16€の入場料とオプションで4€のオーディオガイド(日本語あり)がつけられます。オンライン予約もできるようですが、それほど混雑していないので、窓口でチケットを買っても大丈夫でした。
模型からわかるように、複数の建物からなる大きな総合病院です。
全ての建物が見学できるわけではなく、見学できるのは4棟になります。
最初は、聖サルバドール分館にやってきました。
建物の中の壁のデザインも可愛く、あまり病院っぽくありません。
建築家ムンタネーの作品が展示されています。
光が当たってとても綺麗です。彼の建築家としての軌跡や、代表作であるカタルーニャ音楽堂についてなどの説明が書かれています。
展示モニュメントをアップにしてみました。
大きな部屋に突き当たりには、出窓のある円形の部屋があり、写真のような天使の像が数体、飾られていました。病院の患者を見守る天使といったところでしょうか。
この部屋の天井にはモザイクタイルが施されていて、こちらも素敵です。
全体を写すとこんな感じです。
ここには入院患者たちの談話室もあって、患者たちはこの素敵な空間でくつろいだり、おしゃべりすることができたのでしょう。
さて、別館に行くには中庭を通りますが、この中庭も大学の構内かというほど広くて、さらに素敵な景観が楽しめます。
この病院はすべて寄付で建てられた一般病院で、資産家や有名人でなくても、一般の貧しい人もこの病院を利用していたそうです。ムンタネーは、病人たちが明るく希望に満ちた場所で治療に専念できるようにこの病院の建築に取り掛かりましたが、敷地面積が広大で、複数の大きな建物が必要なこと、さらにそのデザインも合わせると莫大な構築費が必要となり、そのすべてが寄付で賄われていたこともあり、財政面ではかなり難航したようです。
こちらは管理事務別館ですが、ここは後で周ります。
つづく