海外食べ歩きブログ(レシピ付)

海外で出会った美味しいもののレシピやその他の出来事をつづったブログです

フランス人はジャガイモ大好き♪

ジャガイモと言えば、ドイツという気もしますが、フランス人もかなりのジャガイモ好き。フランス人はふだんから本当によくジャガイモを食べるし、ジャガイモを使った家庭料理もたくさんあります。

一番よく食べるのは、やっぱフライドポテトですかね。彼らは、フレンチフライとは言いません(笑。フリットと言います^ ^)

フライはステーキやムール貝などの付け合わせとして食べます。またマッシュポテトが添えられることも多いですね。

あと、ジャガイモをメインにした料理として、例えば、タルティフレット(Tartiflette)。これはオ−トサヴォワ地方の郷土料理で、簡単に言えばジャガイモと玉ねぎとベーコンを炒めて、生クリームとロブションチーズをかけて焼いた冬の定番料理です。

その他にもアッシ・パルマンティエ(Hachis parmentier)。これはマッシュポテトと牛ひき肉が大量に入ったミ−トソ−スの重ね焼きです。ピカーなどで冷凍食品としても売っています。

他には、グラタン・ドフィノワ (Gratin Dauphinois)。輪切りのジャガイモに牛乳と生クリームをかけてオーブンで焼くシンプル料理です。これらのレシピは、どちらかというと冬向きなので、もう少し寒くなってきたら、またレシピをアップしますね。

 

さて、なんでこんなにジャガイモの話ばかりしてるかと言うと、実は先日行ったブルターニュ地方のレストランで食べたこの一品。

 

どーん!!

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凄いジャガイモの量ですよね。大きさが分かりにくいかもしれませんが、ジャガイモの大きさが半端じゃなくデカい。それが四つも😑

これが大人気メニューらしく、客の9割はこれを食べてました。そしてほぼみんな完食…

ジャガイモは、どれも半分に切ったものにそれぞれトッピングしてオーブンで焼いたもの。四種類の味が楽しめるというわけです。

 

★モルビエチーズがけ

★生クリームとシブレット

★バターとガーリックとパセリ

★ホタテの生クリームソースがけ

 

中でも、一番のオススメは、モルビエチーズをかけたもの。モルビエチーズは、チーズの中に黒っぽい線が入っていて(この部分はすすだそうです。もちろん食べられる)、コンテのような濃厚な味わいのある食べやすいチーズです。

モルビエチーズを食べる機会があったら、ぜひ挑戦してみてください。 

 

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Marche Bastille バスティーユのマルシェに行ってきました!

バスティーユのマルシェ ♪

メトロのバスティーユBastille駅を降りたらすぐのBoulevard Richard Lenoir の道いっぱいに広がっているマルシェです。このマルシェの魅力は、なんといっても庶民的で安い!というところ。マルシェなんだから安いの当たり前じゃないの?と思う人も多いと思いますが、フランスのマルシェはスーパーよりも高いこともざらにあります。なんでも、グルメのフランス人は、スーパーでパック売りされている食材よりも、旬で上質の食材を高くてもマルシェで買い求めるから、だとか。でも、庶民派の私には、マルシェの方がスーパーよりも高い、っていうのがずーっと納得いかなかったんですよね。

その点、ここは大体のものがスーパーよりも安くてお買い得なんです。品質は?まあモノにもよりますので、自分の目で確かめないといけないんですけどね。

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野菜、フルーツ、パンやお肉、まあなんでも売っていますが、特におすすめなのは魚、野菜系でしょうか。

この日は、お魚の気分だったので、魚屋さんをのぞいてみると、このように一皿幾らといった形で売られていました。もちろんキロ売りもありますが、皿売りはお得感満載。さっそくRouget(日本名はヒメジ)5€と生のエビ600gくらいを10€で買い、タラのあらもあったのでこれも2.5€で買いました。

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 Rougetというのは、初めて食べます。身は脂がのっているそうですが、小さな魚で骨も多いので、今回は骨を取って天ぷらにしてみました!美味しかったです。

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タラのあらは、母に教えてもらって煮つけにしました。これも美味しい(^^♪

魚料理は、やっぱりフランス料理より和食に軍配が上がりますねー!

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 マルシェで買ってきたフルーツたち。この日のおすすめはFigue(イチジク)です。

(下写真:中央右の紫っぽい巨峰ぶどうの大粒ように見えるフルーツ)
イチジクは、前に他のマルシェで買ったら、ものすごく高くて、確か4~5つで8€もしたので覚えてました。バスティーユのマルシェでは6個で0.5€。。。この価格差は何ですかね?? - -;) ちょっと小ぶりですが、8€のものと大して変わらず美味しかったです。イチジクには中が白系のものと、赤系のものの二種類あるそうなので、その差なのかな?ナゾ。。。

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おまけ

友達に教えてもらったチュロス屋さん♪ 

揚げたてをその場で食べられるし、とっても美味しい!!

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やっぱりマルシェは楽しいですね。

Gratin de courgettes ズッキーニのチーズグラタン

夏野菜のズッキーニ ♪

フランス人はズッキーニが大好き!生のままサラダでも食べるし、他の夏野菜と一緒にラタトゥイユにしたり、中をくり抜いてひき肉を詰めてファルシーにしたり、生クリームと混ぜてスープにしたりと、そのバリエーションは様々です。

今日は、フランスの残り物を使った家庭料理、ズッキーニのチーズグラタンをご紹介します。これはレシピを書くほどもない超簡単なオーブン料理ですが、素朴ながらとっても美味しいです。

 

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レシピはこちら

 

(材料4人分)

ズッキーニ 4本

玉ねぎなどあれば入れてもいいけど、ズッキーニだけでもOK

生クリームか牛乳 大さじ2

ニンニク 1片

チーズ各種(グリエール、カマンベール、パルメザン、ブルーチーズ、エメンタール、モッツアレラ等々)

※くせの強いチーズ、例えばカマンベールやブルーチーズなどを使う場合は、ナチュラル系のチーズと合わせるといいです。上にあるようなチーズがなければピザチーズでもOKです。二種類以上組み合わせると、さらに美味しくなりますよ。

塩、こしょう

オリーブオイル 適量

 

(作り方)

①ズッキーニは皮をピーラーなどでストライプ状に剥き、輪切りにしておく。またオーブンは200度で予熱しておく。

②フライパンにオリーブオイルたっぷり目に回しいれ、ズッキーニ、ニンニクを入れて炒める。少ししたら生クリームまたは牛乳を加えてよく混ぜ、塩、コショウをする。

③半分くらい火が通ったら、油を塗った耐熱皿に②のズッキーニを平らになるように盛り、各種チーズをズッキーニが隠れるように上から載せる。

④オーブンに入れて、20分ほど焼く。

できあがり♪

 

フランスでは、焼いたお肉や魚の付け合わせにしたりもします。

 

 

 

 

日本人シェフのフレンチレストラン

 先日、パリのMonteeという日本人シェフが経営するフレンチレストランのランチコースにお友達と行ってきました。 パリのレストラン。。。数がありすぎて、ガイドbookやネットで検索しても、美味しくてリーズナブルなレストランを探すのは、なかなか大変です。しかも、予約もフランス語しか受け付けてくれないところもまだまだ多く、外国人には敷居が高い。

そんなとき、日本人シェフのレストランだったら、サービス、味ともに安心できます。このMonteeというレストランは、パリ14区のメトロRaspilから徒歩5分くらいのところにあります。普段のランチセットは前菜、メイン、デザートの3品で32€、コースは7品で40€です。お料理の質、サービス等を考えるとかなりお得なので、普段はけっこう混んでいるそうですが、この日は夏休みということもあって予約が取れました。

 

ところで、フランスのレストランでは、セットメニューのことをFormule(フォーミュル)と言い、コースのことをMenu(ムニュ)と言います。Formuleは、前菜Entree、メインPlat、デザートDessertの三品すべてがつく場合もあるし、前菜とデザートのどちらかだけとメインの二品という場合もあります。このFormuleというのはお得セットなので、大体何が選べるかは決まっていて、好きなものを食べたい場合はアラカルトから選びます。また、ドリンクはついていないことが多いので、別途注文するか、ただのお水が欲しければ、カラフドと言えばもらえます。

 

この日は、ちょっと贅沢にMenuにしてみました~。いつも、フランス語だけではよくわからない説明も、この日は、丁寧に日本語で説明してもらえたし。味、量(量も多すぎずに全部食べれました)ともに大満足!

 

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この日のメニューはこちら

スイカの麹添え

アボカドと蟹のテリーヌ、焼きキノア、生アーモンド添え

鯛のムース じゃがいものグリル添え

マトウダイのフヌイユ添え

鶉のグリル レーズンソース

トーリュス バニラアイス添え

チョコレートソースとガレット

オリエット(耳たぶのようなお菓子)

 

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Moule Marinieres ムール貝のクリームソース

 

ムール貝のクリームソース ♪

 

ムール貝は、フランスでは一番よく食べられている貝だと思います。魚屋さんはもちろん、カルフールなどのスーパーでも1kgの密封パックになっていて6€ほどで買えます。

ノルマンディー地方や、ブルターニュ地方の海辺の町に行くと、このムール貝とフライドポテトのセットのメニューをよく見かけます。もちろんパリでも食べられますよ。

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今回は、おうちでもとっても簡単にできる、このムール貝の生クリームソースのレシピをお教えします。

 

ムール貝の生クリームソース ♪

(材料2-3人分)

ムール貝 1kg 塩水につけておく

玉ねぎ 1個 みじん切り

無塩バター (ムール貝に塩分があるので) 30g

辛口の白ワイン 200cc

ベイリーフ 1枚

タイム 少々

濃い生クリーム(なければ普通の生クリーム) 100cc

パセリ 適量 刻む

 

(作り方)

ムール貝はよく洗って塩水につけて砂出しをしておく。

②深い鍋にバターを溶かし、みじん切りの玉ねぎを炒め色が透き通るまで中火で炒める。

③玉ねぎが透明になってきたら、ムール貝を入れ、ワイン、ベイリーフ、タイムを入れてフタをし、強火で2~3分蒸す。

④フタをあけて、ムール貝の口が開いているのを確認したら、ムール貝を鍋から取り出し皿に盛る。

⑤目の細かいふるいを使って煮汁をこし、そこに生クリームを混ぜて、塩、こしょうをして煮汁を煮詰める。(ムール貝の砂出しができていれば、煮汁をこさなくてもOK)

⑥皿に盛ったムール貝の上から⑤のソースをまわしかけ、パセリを振りかける。

好みでフライドポテトを添えて出す。

 

 

アーティチョークを食べてみた(その2) 実食編

 さて、実食編です。

ガクの部分は、ガクの根本に潰したポテトのようなものが少しついていて、そこを葉でしごきながら食べます。

フランス人は、ビネグレット(Vinegrette)というオリーブオイル大さじ3、バルサミコ酢大さじ1、塩、コショウ少々を混ぜたドレッシングをつけて食べるそうです。

 

さっそく試してみましたが、うーん、イマイチ。。。

アーティチョーク自体は、ソラマメのような素朴な味なので、これは単に塩がいいのでは?と思って、試してみると、ビールのつまみに大正解!なかんじでした。

他に、わさびしょう油、チリナンプラーなどもやってみましたが、どれも残念賞(笑

結局、おススメは粗塩ってことで。

さて、ガクの部分を塩につけながら、食べ進んでいくと、綿のような部分が出てきます。これが花らしい。ここは食べられないので取り除き、中からハチの巣のような丸い部分が出てきます。写真の右側の円形のやつ。ここにガッツリと実が詰まってます。

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 こちらは、残りカス。。。こうしてみると、ほとんど食べるところはないですね。

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というわけで、アーティチョークの実食を終えての感想。

・ほとんど食べるところがないわりに1個1€は、ちょっと高い。

・塩で食べればおつまみ程度には食べられるけど、その前に40分もゆでるのが大変。

ということで、人からもらったりする以外は、特に買ってまで食べなくてもいいかも、という結論に達しました(笑

アーティチョークを食べてみた(その1)調理編

私が、前から気になっていた野菜!

それは、、、

アーティチョーク!!です。

独特の形と、どこをどうやって食べるのか?と前々から気になっていました。

たまに瓶詰されたものとか売っていますが、あれが苦手で避けていたんです。でもせっかくフランスにいるなら、食べれるものはなんでも食べておこう!ということで、生のアーティチョークに挑戦してみました。

 

まずはマルシェで購入!1個1€、高いのか安いのか、よくわかりませんね。

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 まずいかもしれないので、一応、2本買ってみました。2€!

さっそく家に帰って、調理です。

 

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 ネットなどで調べたところ、茎を切り落とし、ガクの先端をハサミで切る、と書いてあったので、その通りに。

 

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 アーティチョークが大きすぎて、若干はみでてますね(笑

鍋にお湯をわかし、オリーブオイル、レモン汁、塩を少々入れて、アーティチョークを丸ごとゆでます。ふたをして20分となっていましたが、大きかったので40分ほどゆでました。だんだんゆでているうちに、ゆで汁が茶色っぽくなってきて、アーティチョーク独特の匂いがキッチンに充満してきました。

ガクの部分がスーっと剥がれるようになったら、出来上がりです。

 

では、次回は実食編です!お楽しみに