パリから1時間くらい電車に乗ると、ベルサイユ宮殿まで来れます。
ベルサイユ宮殿内は入場料がかかりますが、庭園は無料なんです!
ちなみにNAVIGOという定期パスのようなものや、モビリスという観光用の期間限定パスでも来られるんです。その場合は、パリ市内だけのゾーン1、2ではなく、ゾーン5まで買う必要がありますが。
夏はものすごい観光客の数なので、秋くらいがちょうどいい気がしますね。
ベルサイユ宮殿の入り口正面です。空いてますねー。前回、6月にここに母を来た時は、ものすごい人で列がうねうねになっていて、入るだけで1時間半くらい待ったかと思います。
左手にチケットオフィスがあります。
庭園散歩だけなので、チケットは要りません(イベントがある時は、庭園も無料入場できない場合があります)。左側から庭園の方に抜けていきます。
この奥が庭園の入り口です。
庭園にやってきました。後ろに宮殿が見えますね。
ベルサイユの庭園は、ルイ14世の時代に有名な造園家のアンドレ・ルノートルという人が設計しました。ルイ14世は庭園を非常に好んだので、実際、ベルサイユ宮殿自体よりも庭園の方に長い年月をかけました。そして、この庭園の広さと言ったら、宮殿も合わせると約1,000ヘクタール(東京ドーム220個分)だそうです。あまりに広いため、庭園内を見て回る観光客用にプチトランというミニ電車が走っています。
きちんと手入れの行き届いた植木がシンメトリーに永遠と続きます。
庭園とグランカナルです。
この広さ、なんだか視力が良くなりそうですね(笑
実はこのベルサイユの近くには川や湖などの水源がないのですが、当時の建築技術を駆使して、宮殿から約10kmほど離れたところに巨大な揚水施設を作り、そこからセーヌ川の水をひいてくるように大工事を行ったのです。そのため庭園内にはたくさんの泉水があるんです。
こちらは、正面にあるラトナの泉です。オヴィディウスの「変身物語」がモチーフとなった彫刻が飾られています。
ここはオランジュリーという場所です。オレンジやレモン、ザクロの木が植えられていますが、冬は屋内に入れるようになっています。花壇には芝生が植えられ、円形の池があります。
グランカナルをどんどん進んでいきます。
途中、横道の迷路のようなところに入っても楽しいです。
彫刻もたくさん。
ここがアポロンの泉です。庭園散歩ガイドによると、先に紹介したラトナの泉から、このアポロンの泉を見渡すのがススメとのこと。
貸しボートやレンタサイクルもあって、天気がよければ、まったりここで過ごすのも素敵ですね。
レストランもあります。値段は確認しませんでしたが、まあベルサイユなのでそこそこするでしょうね。雰囲気はとても良さそうでした。
この後は、もう疲れたのでグラントリアノンには行かずに、ネプチューンの泉のそばにあるゲートから帰ることにします。
紅葉がとても綺麗です。
それにしても本当に広い。
やっとゲートにたどりつきました。なんか最近よく歩くなー。
ゲートの外は、ベルサイユの町です。
ノートルダム教会や可愛らしいお店がたくさんあります。
こちらはショコラティエ。ここのお店ですべて手作りされているようです。
その隣はお菓子屋さん。クッキーやマカロンなどを売っています。
中央下にあるアーモンド状のお菓子は、南フランスのお菓子で、カリッソンといい、幸せのお菓子と言われています。アーモンドの粉をフルーツの砂糖漬けと混ぜて焼いた焼き菓子で、クッキーよりもねっとりとしています。
ホッシュの広場
などなど、ベルサイユ宮殿だけでなく、城下町もなかなか楽しいベルサイユでした♪