海外食べ歩きブログ(レシピ付)

海外で出会った美味しいもののレシピやその他の出来事をつづったブログです

キエフ観光 ウラジーミル聖堂(聖ヴォロディームィル大聖堂)

ホテルから一番近かったので、観光初日の朝、SIMカードをVVodaphoneのショップに買いに行く途中に寄りました。

ウクライナ語では聖ヴォロディームィル大聖堂というそうです。黄色の壁がひときわ鮮やかで美しいロシア正教の教会です。
キエフは、キエフ大公国(正式国家名をルーシ)の首都で、9世紀後半は13世紀にかけて栄えたロシア正教を主体とするキリスト教国家でした。キエフ大公国の名は聞いたことがありましたが、実際にはよく知らなかったのですが、現在のウクライナキエフに数多く存在する古い由緒ある教会や歴史建造物は、このキエフ大公国があったからこそなんですね。

 

この黄色い教会は、当時、キエフ大公国の洗礼900年を記念するために建てられることになり、キエフの地でキリスト教発展の基礎を築いたヴォロディームィル聖公にちなんで、この名前がつけられたそうです。

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聖堂内に中に入ります。
中は、地元の信者の人たちがたくさんいて、厳かな雰囲気です。
入り口の近くにたくさん売店があって、聖壇に捧げるロウソクやイコン(キリストの絵)を売っていました。
さらに横の壁にPHOTO、VIDEOは20フリブニャと書いてありました。ということは、20フリブニャで撮影できるということ!
さっそく列に並びます。
地元の人の人だかりの列で、全然進みません。みんな紙に何か書いていますが、ウクライナ語なので全然読めず。
一応、私も紙にPHOTOとだけ書いて並んでみました。
自分の番になって、紙を渡しながら、PHOTOというと笑われました。どうやら、この紙は信者の人がお祈りの内容だか、名前だかを書くものだったようです。
とにかく20フリブニャ(80円)を払って撮影開始です。

 

綺麗なイコンがたくさん飾られています。キリストの絵もとてもカラフルで、周りの装飾もとても豪華です。こうしてみるとフランスのカトリックの教会とは絵の感じも全然違います。なんか明るい!

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教会内部の様子。壁にもたくさん模様が描かれています。

さらに聖壇以外にも、たくさんのイコンがあって、その一つ一つにみんな頭を下げて祈りをささげています。

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イコンの一つに近寄ってみました。立派ですね。聖母マリアが子供のキリストを抱いている絵です。

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壁にはたくさんの絵が描かれています。
そして天井に描かれたたくさんの星、これもロシア正教ならではなのか、カトリック教会では見たことがありません。
他の方のブログで、トルコのアヤソフィアに似ていると言われていましたが、確かにどちらもビザンチン様式です。

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そしてこれが聖堂内のホール様子。
カトリック教会との一番の違いは、ステンドグラスがないこと、柱や壁の絵や模様に加えて、ホール内に信者が座るための椅子が全くありません。そのためホールはとても広々しています。信者の人たちは、ひざまずいたり、立ったりを繰り返してお祈りをします。

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朝10時頃だというのに、こんなにたくさんの人がお祈りをしていました。
みんな、祈るだけでなく、賛美歌のようなものを口ずさんでいて、とても信仰の厚い様子がうかがえました。

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また別の小さな祭壇。
横に布が結び付けてありますが、これで信者の人は埃などをふいて、綺麗にするために使っていました。

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こちらは、小さな棺のようなものの中に聖母マリアの絵が描かれている祭壇です。
周りの装飾は豪華絢爛、金ピカです。

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さらに近づいてみるとこんな感じになっています。棺の上から下がっているランプもトルコやアラブのランプのような感じです。
生花もたくさん供えてあります。

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この柱に描かれている模様のようなものはなんでしょうか?
ひとつ目みたいにも見えますが。。。一つ目からニョロニョロが顔を出しているように見えてしまいますが、なんか別のシンボルなんですかね。

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十字架の上のキリストの聖像もゴールドです。

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とにかく独特の雰囲気と、見事な装飾に圧倒されます。

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ふうー、ようやく外に出てきました。
こちらが正面の扉。入る時には横の入り口から入ります。

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外はとても良いお天気です!!
町中ではほとんど英語が通じないので、SIMカードが不可欠。
昨日の夜、近くのショップに買いに行きましたが、ウクライナ語のメッセージが出てきて繋がりませんでした。

ということで、今からVodafoneのショップを目指します。

普通の通りなんですけど、すごい建物がたくさん!このモニュメントは、Michael Hrushevskyの像だそうです。知らない人だけど。きっとウクライナでは有名な人なんでしょうね。

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お隣は、ウクライナ革命の博物館だそうです。

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これは先ほどの建物の正面の入り口。
ウクライナの国旗が飾られています。キエフ大学の哲学科の建物だそうです。

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さらにその隣の建物。
っていうか、すごくないですか。こんなに重厚な歴史ある建物がそこら中に並んでいるんですよ。このビルなんて、大学とか政府機関のものではないみたいですけど、壁には彫刻なんかも彫り込まれていたりして。

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キエフはただ散歩していても、こんな感じで周りの景色や建物を見るだけで、とても楽しいです。
さて、やっとマーケットの近くまでやってきました。
この中にVodafoneのショップがあるのかな?

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周辺を探すこと数分、ありました~!!
店員のお兄さんは、流暢ではないけれど、なんとか英語を話してくれました。
良かった、良かった。
ということで、私たちが昨日のカードはどうやら何か間違っていたらしく、75フリブニャで4週間使い放題のパッケージを進められました。75フリブニャって、2.3€(300円)くらいなんですけど。なんでそんなに安いんだろう??
もちろん買います!!っていうことで、SIMは昨日もう買っていたので、iphoneを渡してトップアップしてもらいました。
やっとこれで町中でもネットにつながる~♪

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この後は、オペラ座でオペラのチケットを買いに行きます!