アルカトラズ島に上陸!!
看板には、
『アメリカ合衆国刑務所
アルカトラズ島、 エリア12エーカー
輸送ドックまで11/2マイル
政府関連の船舶のみ着港許可
その他は200ヤードの範囲にとどまること
通行書以外の着港を禁ず』
というようなことが書かれています。
そして、ここで前方のマイクを持っているめちゃめちゃ明るいおばさんが、総合インフォメーションの案内をしてくれます。島内の見どころとか、オーディオガイドはどこでもらうとか、刑務所内では飲食禁止とか、帰りのフェリーのこととか、もろもろです。
見張り台は海が良く見えるところにあります。
万が一、受刑者が脱獄して海に逃亡しても探しやすいようにでしょうか。
刑務所の建物に行くまでには、かなり坂を上ることになります。
アルカトラズで有名な受刑者といえば、アル・カポネです。禁酒法の時代に、密造酒製造や賭博、売春などを行った大物ギャングだった彼は、他の刑務所では、看守たちに巨額の賄賂を支払い、特製のベッドを入れたり、特別な食事を作らせたりしていたそうですが、ここアルカトラズではそうした賄賂は通用せず、他の受刑者と同様の部屋で平等に扱われたとか。彼は風呂場の掃除係だったそうです。
お年寄りや足の不自由な観光客のためには、このようなトラムが走っていて、これで上まで登ることができます。
島内からの眺めは最高です。
さてここがセルハウス(刑務所)の入り口になります。
ワクワクしてきました。
ここでチケットを見せてオーディオガイドを受け取ります。
当時、受刑者たちはここに着くと、身に着けていたものを全て脱いで、シャワーを浴びて、刑務所支給の粗末な衣服とベッドシーツに毛布、石鹸など、必要最低限のものを渡されて、自分の独房に案内されました。
ここがシャワー。もちろんプライバシーなんてありません。
ちなみに、女性の受刑者は一人もいなかったそうです。
アルカトラズには、凶悪犯も収容されており、脱走対策を万全にするために、軍事刑務所の設備が改修されました。椅子は柔らかい素材から、道具を使っても破壊できないものに取り換えられ、受刑者が逃げ隠れできる可能性のあるトンネルはすべてセメントで埋められました。また武装した看守が監視する「ガン・ギャラリー」が設けられていました。
ここが独房です。狭く粗末な独房は、どの受刑者にも平等に割り当てられました。
こうしてみるとかなりリアル。実際、使われていたので当たり前ですが
物語風に語られるオーディオガイドのいろいろな説明をみんな立ち止まって聞いています。
こちらは、実在の受刑者の顔写真。オーディオガイドの語り手になっています。
つづく